観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

今日の干潟の鳥たち

2017-07-28 23:09:39 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 8時55分 潮位225cm
今日の干潮時間15時09分 潮位 71cm

 

涼しかった昨日が嘘のように、今日は再び蒸し暑さが戻ってきました。 

それでも、午前中は曇りだったので、今日も干潟が現れ始めた頃に、護岸近くの干潟を見に行ってきました。

 

最初にみつけたコチドリ↓。護岸近くの石の多いところで餌を探していましたが、その後、干潟が広がると、泥の干潟に移動していました。3羽で行動していたようです。

 

続いて発見したアオアシシギ↓。昨日より近くで観察でき、干潟の泥の中からゴカイのようなものを探して食べているのも見られました。今日は11羽のアオアシシギをカウントできました。

 

観察を開始してしばらくすると、ソリハシシギ3羽が導流堤防脇の干潟から護岸近くの干潟に移動してきました。ソリハシシギ(右)は、アオアシシギ(左)と比べるとかなり小さく、くちばしが上にそっています。ソリハシシギもアオアシシギに負けず足が速いです。

 

干潟で食事中のカルガモ↓。

こちらはカルガモと同じく茶色っぽいカモですが、マガモです↓。ほぼ1列に並んで川の上流に向かって群れで移動していました。ほとんどがオスのエクリプス(非繁殖羽)または幼鳥と思われます。この時期は、頭部が緑色(繁殖羽)ではなくて茶色っぽく地味なので、マガモのオスらしくないですね。 

 

目の前を飛んでいくツバメが気になったウミネコの若鳥↓。 

 

干潟の窪みの水たまりで激しく水浴びをしていたハシボソガラス↓。 カラスの行水とは言いますが、このときはかなり念入りに水浴びしていたように見えました。

 

観察を終えて、野鳥観察館への帰り道にみつけたササゴイ↓。低姿勢で魚を狙っていました。7月前半までは、頻繁に野鳥観察館近くで観察できたササゴイですが、ここ最近は現れる頻度が減っているように感じています。雛が巣立ったのでしょうか。

 

今日、庄内川河口の干潟で観察できたシギ・チドリは、コチドリ3、ダイゼン34、ケリ3、アオアシシギ11、ソリハシシギ24、チュウシャクシギ22 でした。

まだまだ、シギ・チドリまでの距離は遠いですが、少しずつ近くで観察できるようになっているように思います。

 

 

そして、今日は午後から、稲永ビジターセンターのスタッフと一緒に、野鳥観察館から徒歩約10分のところにある野跡コミュニティセンターへ行ってきました。

野跡コミュニティセンターでは、毎週金曜日に「野跡ふれあいサロン」という健康づくり・生きがいづくりを目的とした地域の方が集まる場がボランティアの方によって運営されており、

昨年から稲永ビジターセンタースタッフと一緒に年に3回程度、干潟の生きもののお話をしに行っています。

今日は「毒のある干潟の生きものについてのクイズ」の後、「魚や干潟の生きもののカルタ」を皆さんと行い、一緒に楽しい時間を過ごさせてもらいました。 

 

 

明日の満潮時間 9時41分 潮位209cm

明日の干潮時間15時44分 潮位 93cm

コメント
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