観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

明後日は7月の渡り鳥調査隊を実施します。

2017-07-06 20:11:01 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間10時22分 潮位 62cm
今日の満潮時間17時04分 潮位222cm

 

今日は日差しは強く感じましたが、ここ最近に比べれば湿度はさほど高くなく、さわやかな風が吹いていて、 日陰にいると気持ち良い日でした。

7月に入り、藤前干潟には、サギの仲間やカルガモ、ウミネコの飛来数が増えてきました。

また、シギの仲間では、連日観察されているソリハシシギの他に、今日は夏羽のトウネン3羽が確認できました。

 

庄内川河口の干潟に飛来したコサギ。フワリと舞い降りました。

 

飛来したサギたちは干潟の縁に集まって、小魚を狙っていました。

 

昨日に引き続き、台風3号の大雨の影響で流出したヨシ屑などがたくさん流れる庄内川で、餌を探すササゴイ。

 

漂着したヨシ屑の塊がちょうど良いベッドだったのか、この上でウトウトと日向ぼっこをするハシボソガラス。 

 

護岸では、カメ(外来種のミシシッピアカミミガメ)も日向ぼっこしていました。短い足を先まで精いっぱい伸ばして、太陽の光を受けていました。 

 

干潟に漂着したヨシ屑や流木には、今日もスズメやハクセキレイ、ハシボソガラスがたくさん集まってきていました。

家族で行動していたスズメたち。 

スズメの巣立ち雛は目に映るいろんなものがとにかく気になるようで、キョロキョロしていて、小枝を突いてみたかと思えば、葉っぱをくわえてみたり。 

ハクセキレイの幼鳥も数羽いました。浮かんだヨシの茎に器用にとまっていました。 

こちらは流木の先にとまっていたハクセキレイの幼鳥。 

ハシボソガラスの兄弟は、流れていく木が気になったようで、木に乗りながら幹の間をくちばしで何度も突いていました。 

 

 

日陰のない堤防の上を歩いていると、さすがに暑くなってきたので、野鳥観察館に帰ってくると、野鳥観察館前の護岸では、カワセミ(オス)が餌を狙っているようでした。 

 

最後は今日の夕日です。 今日の川辺は夕涼みにぴったりでした。そういえば、明日は七夕ですね。

 

そして、明後日(7月8日(土))は毎月1回行っている「藤前干潟の渡り鳥調査隊」を実施します。

渡り鳥調査隊は、野鳥観察と鳥類調査を行う野鳥観察館のイベントです。

7月は、6月同様、鳥の数も種類も少ないですが、その分じっくり野鳥を観察できます。

また、夏の主役であるササゴイもきっと観察できるはずですし、いまのところ雨は降らなさそうです。

初心者の方も気軽にご参加ください。(参加の際は、熱中症対策をしっかりしてお越しください。)

 

【7月の渡り鳥調査隊のお知らせ】

日時:7月8日(土)10:00~12:00
場所:名古屋市野鳥観察館
対象:小学生以上
定員:20名
参加費:無料
持ち物:帽子、水筒、双眼鏡(お持ちであれば)
申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160
※詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ270、ササゴイ1、ダイサギ37、コサギ7、アオサギ22、マガモ43(♂27、♀16)、カルガモ227(内、雛9)、ホシハジロ10(♂6、♀4)、スズガモ17(♂13、♀4)、ミサゴ7、トビ1、コチドリ4、ケリ7、トウネン3(夏羽)、ソリハシシギ8、ウミネコ52

この他、カワセミ1(♂)、オオヨシキリ、カワラヒワ、キジバト、ツバメ、ムクドリ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス などが観察できました。

 

明日の干潮時間11時00分 潮位 52cm
明日の満潮時間17時41分 潮位232cm

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