観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

雷雨の翌日

2017-07-13 19:31:32 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 7時51分 潮位232cm
今日の干潮時間14時22分 潮位 49cm

 

今日も非常に暑い日でした。

こんなに暑い日でしたが、名古屋市内の小学2年生、約200名が野鳥観察館と稲永ビジターセンターに来館し、野鳥観察や干潟について学んでいました。

野鳥観察館では、ミサゴやカワウ、アオサギなどを観察して、楽しかったと言ってくれました。

 

昨晩は、洪水・大雨警報と土砂災害警戒情報が発表されるほどの激しい雷雨にみまわれた名古屋市。

そのせいで、今日の庄内川の水は茶色く濁っており、ヨシくずやごみが大量に流れていました。

しかし、今日も干潟が干出すると、ウミネコやカルガモ、カワウなどが干潟に多数飛来していました。

干潟に集まったウミネコの群れ↓。 

 

また、護岸の岩場が水面から現れると3羽のササゴイが姿をみせました。

 

今日は水が濁っていて獲物がよく見えないのか、足を一歩踏み出しては狩りをするのをやめて場所を移動するのを繰り返しているササゴイもいました。

しかし、体ごと川に突っ込んでまで狩りをしているササゴイも観察できました(↓の3枚の写真は地元のHさんから提供いただきました)。

翼を広げて、頭から川へ突っ込み・・・、

体まで水に浸かりましたが、くちばしにはボラが!

見事に獲物をゲットしていました。 

 

干潟は流れてきたたくさんのヨシくずやごみに覆われていましたが、台風3号の後同様、ここには鳥たちが集まり、餌を探していました。

その中にはイソシギの姿もありました。

ハクセキレイの親子も飛来しており、巣立ち雛が親から餌をもらう姿も観察できました。

 

 

【秋の写真展の展示作品の募集のお知らせ】

すでにお知らせしているとおり、現在、名古屋市野鳥観察館では、秋の写真展の展示作品を募集しています。(すでに応募くださった皆さま、ありがとうございました。)

例年、秋の写真展は10月から開催していましたが、今年度は開催時期を2ヶ月早め、秋のシギ・チドリの渡りの時期である8月後半から行います。

今回の募集テーマは以下の2つです。
①秋の野鳥写真展 「湿地に生きる鳥~シギ・チドリ~」 【主催】名古屋市野鳥観察館
②藤前干潟写真展 「藤前干潟の魅力~風景・生き物~」 【主催】藤前干潟ふれいあ事業実行委員会

応募締切りは【8月20日(日)】までです。是非両方の写真展に応募ください。

※詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ496、ササゴイ3、ダイサギ24、コサギ12、アオサギ22、マガモ22、カルガモ114、ホシハジロ1、スズガモ14、ミサゴ4、トビ1、イソシギ1、ソリハシシギ6、ウミネコ144

 

明日の満潮時間 8時34分 潮位224cm
明日の干潮時間14時57分 潮位 61cm

コメント
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