運転免許の更新を行った。45年前、私が最初に取った資格である。資格人生の振出し資格だ。そしてこれが最後の更新になるかもしれない。私は免許を取得して会社で数回、実家で数回運転したことがあるが、その後はしていない。仕事は自宅か都心、車は運転する必要がない。そのまま更新だけしてきたが、次回は70歳、高齢者の更新になり、そろそろ免許更新も不要かなと思っている。
更新は1時間ほどだったが、会場で面白い光景を見た。おじいさんが視力検査を受けている。合格できないらしく、係の方が、これはメガネが必要ですねというと、ああそうか、と言ってポケットからメガネを取り出す。もうお一人、係の方が、メガネが必要ですよというと、いま、メガネ修理に出してるんだ、って。初めての更新じゃなかろうに、認知症の方が心配だな。
講習時間は30分、改めて現役時代安全運転のことを思い出した。私は現役時代最後の3年間は、安全運転管理者だった。そしてその3年間に二度も警視庁から表彰を受けた。短期間でなんで自分だけが、と所轄の警察で聞いたところ、他社さんは交通事故が多くて上げられない、オタクは少ないからすぐ回ってくるんですよと言われた。
そういえば私の会社は事故が少なかった。なんでだろうと考えた。私の会社はあるライフライン企業で、車両を見れば誰でも知ってる車両だ。きっとこれが運転者に安全運転の気持ちを高めさせてるんだろうと思っていた。後日、安全の仕事をするようになって、ある本を読むと、企業ブランドが高いほど、事故は少なくなると読んだ。なるほどやっぱりか、と思ったものだ。
企業の交通事故を少なくするには、業務用の車両が通行人などからよく知られ、運転者が自己規制することも効果が大きいのである。
私は出口さんのファンである。以前にもこのブログで書いたが、お会いして食事までした。出口さんの本は継続して読んでいる。
標記の本は文庫で、続編のⅡは、キンドルで読んだ。キンドルは、重くないのが利点だが、パラパラできないから何が書いてあったか、思い出しずらい欠点がある。
一杯感じたことがあるが、感想は1か所だけ書く。「奴隷貿易」だ。中世以前は、アフリカだって、かなりの文明を持っていた。しかし、コロンブスがアメリカ大陸を発見して、開拓中にヨーロッパ人が病原菌を持ち込む。免疫のないインディオは皆死んでいく。プランテーションなどで人が必要な欧州人は、アフリカで、黒人を大量に誘拐して、奴隷船に載せて、アメリカ大陸に運んでいく。その数1千万人!!
日本で北朝鮮に誘拐されていった人だってせいぜい数十人だろう。1千万人!だ。それも働き手である年齢の方たちだ。欧州人とは、かくも欲の深い人種だ。欧州は日本と違って階級社会で、奴隷が文明を支えていたから、すぐに奴隷を捕まえにいったんだろう。人間平等、なんていってるキリスト教の欺瞞!!
それにしても出口さんの博学ぶりはものすごいな。特に東洋と西洋を結び付けて語る世界史は初めて読む。読みごたえがある。お勧めですよ。できれば文庫本でね。
久しぶりにマイナンバーが話題になっている。ネットで見るとあんまりいい話題ではないようだ。マイナンバーカードを作って、2万円キャッシュレスで使うと、5千円分のマイナポイントが付くという。
そのためマイナンバーカードを申請するものの、作成まで2か月かかり、平日に役所に予約して取りに行く、そしてキャッシュレスの紐付けがややこしい。それで5千円ぽっちのバックだったら、やらないな、という意見が大半だ。
私も配偶者にせっつかれて、オンラインで申請してみた。割と簡単に申請できた。後は役所かららの連絡待ちという状態だ。
マイナンバーは5年ほど前に、世の中大騒ぎして作成した。当時は、マイナンバー実務検定というのができて、(今もあるようだ)私もマイナンバー実務検定3級2級を受験し合格している。当時は講習会などもあって、結構、世の中熱くなっていた。でもマイナンバーが発行されて、何かに使うわけでもなく、保管も厳重にして、あの騒ぎは何だったんだろう、という感じになっていた。
資格も、別に何かに役立つ訳でもなく、あれは何だったのか、という感想だ。私のような資格マニアにとっては、資格数が増えるだけでもいいが、一般の方にはあんまりお勧めはしない。
久しぶりに、世の中、マイナポイントで大騒ぎしてるため、あの一過性?の検定を思い出したものだ。主催団体は儲かったろうね。
最終日3日目、早朝4時半に宿で用意してくれた弁当を戴く。この弁当、正月のお節料理のようで美味しい。山の弁当で今までで、一番おいしかったのがこの弁当だ。
そして真っ暗の中、朝5時に宿を出発。この時間帯は熊の出没する時、熊鈴を二個鳴らして、ヘッドランプで山中へ。やがて夜が明ける。2時間ほど歩くと、焼岳が目の前に見えてくる、とともに急登が始まる。ハシゴやクサリも登場する。
そして、登山開始から3時間半で、焼岳小屋に到着。小休止して、いよいよ山頂に向けて出発。岩山になり、岩から硫黄の匂いがして、白い噴煙のそばを登る。活火山なんだなあ。万一に備え、ヘルメットを被る。
小屋から1時間半、焼岳の山頂に立つ。山頂は中の湯方面からの登山者が多いようで、結構人がいて、賑わっている。道標と槍・穂高で登頂の記念写真。北は、槍穂高。東は、上高地を見下ろす。西は、笠ケ岳と遠くに白山。南は乗鞍岳だ。360度の展望だ。山頂直下からは煙が上がり、池もある。
(右上は、奥穂に前穂、奥穂の手前にジャンダルム、左上は南岳に、先日登った槍ヶ岳)
(東は霞沢岳に六百山、そして上高地を見下ろす)
(西は百名山の一つ、笠ケ岳)
(西の遠くに加賀の白山)
(南、こちらは乗鞍岳)
(焼岳の火口湖、噴煙も上がる)
雲は全くなく、快晴。槍穂を眺めながらの稜線歩きは、北アルプスだけ、何と素晴らしい場所だろう。先々週登った槍ヶ岳を眺めがら下山を開始。
3時間ちょっとで、登山口へ。累積標高差は1千m、登り始めは真っ暗だったから、下山時に登山口の写真を一枚。
その後、上高地温泉に戻り、ゆっくりお湯につかり、バスで新島々、電車で松本、立川経由で帰宅。遠くの上高地バスターミナルまで戻らず、近くの帝国ホテル前から乗車、これは便利、焼岳登山にはお勧めです。
この日は、ホントに素晴しい一日だった。前夜、槍には初雪が降ったそうだ。アルプスはまた来年だ、楽しみにして待とう。
上高地2日目は、朝の散策から、宿のご主人が周辺の樹木などを案内してくれる。この朝は雨模様で、朝散策は、我々夫婦のみ。貸し切りガイドとなった。
まずはホテル前のマユミ、朝、猿🐒が来てこの実を食事中だ。そして、ドロヤナギ、柳の紅葉が、泥のような葉になるためこのような名前がついてる。
ムシカリ、葉っぱが虫に食われてこのような葉になる。カラマツ、天然のカラマツだ。そして田代池まで散策してホテルへ。先日取得した資格、「森林活動ガイド」、ホンモノにはまだ程遠いな。
昼前から、ウエストン碑、河童橋から岳沢湿原へ、天候が良くないため、写真もイマイチ。
最後は河童橋から、明日登る焼岳を一枚。その下の写真は、ホテル前から、八百山、霞沢岳。
今年最後の北アルプスは、上高地の焼岳登山を計画、二泊三日の予定で上高地を訪問、上高地は今年もう三回目になる。ところが天候が悪く、3日目の早朝に登山をすることになった。初日は上高地温泉、2日目は上高地散策、3日目には焼岳登山を書き込みます。
まず初日の上高地温泉。泊ったのは、帝国ホテルの対岸、上高地温泉ホテルという宿。上高地の宿を探していて、見つけたものだが、これが、歴史のある、かけ流しの温泉であった。明治時代の創業で、文人がよく訪れていた。芥川龍之介に高村光太郎、若山牧水、あのウエストン夫妻も宿泊している。
温泉は、内湯と露天、露天は桶風呂が二つ。浴場に文人の歌が掲げられている。登山帰りの人も使えるようになっている。山を下りての風呂はありがたい。
廊下には、芥川龍之介などの文章が掲示されている。文人がここに滞在して小説などを書いていた。私もお金があればそれ、やりたいもんだ。風呂は、二泊で、合計7回も入浴してしまった。
右足のアキレス腱と骨のつなぎ目が痛かったんだが、これも温泉の効果だろうか、治ってしまった。温泉の泉質は、高温だが、温泉成分が薄く、残念だが単純泉だ。ただ筋肉痛や骨の痛みにも効くようになっていた。(明日に続く)
土曜日は東京診断士会の新入会員への研究会の紹介、「新勧ピッチ」。28の研究会・同好会が自分の研究会を紹介する。春からは、Zoomによるプレンである。出番の20分ほど前に接続したら、紹介者はスーツだ。おおそうかと、上半身だけワイシャツにネクタイをする。Zoomは小回りが利き便利だ。
そして1研究会2分45秒のプレゼン。時間が短い分、ギュッツと詰めてプレゼンする。詳細は、研究会のHPをご覧くださいな。
標記の本を読んだ。しばらく前だから感想が出てこない。こういったことに備えて、私は感じたところに付箋を貼っている。
その前にまず、表紙。書店での本は、アマゾンと違っている。非行少年にケーキを三等分しろというと、図のような切り方になってしまう。認知能力が不足しているのだそうだ。非行少年の特徴やその対策は、本書にたっぷり書かれているから、読んでない方はお勧めする。
さて、付箋の貼ってある部分。「褒めるだけの教育では問題は解決しない」という部分だ。子供たちへの支援策での定番は、「褒める」「話を聞いてあげる」だ。しかし、そんなことしても解決はしない。勉強、運動、対人関係がだめな子を褒める、普通ではどうってことないことを褒める。しかし、長続きはせず、すぐ元に戻ってしまうそうだ。問題はそんな浅い部分ではない、と筆者は言う。
私の実施する管理者研修でも、「部下を褒めろ」と指導する。コーチングのテクニックでもある。しかし一部のダメな部下は、褒めても長続きしない、すぐダメに戻ってしまう、ということらしい。
これは研修でも受講生から時おり聞いた。普通の部下は褒めるといい気分になって頑張るのだが、ダメな部下は、その時は頑張るが、すぐに元に戻ってしまう。効果ないという。これだな。これは1日やそこらの研修で解決する問題ではない。
軽度の知的障碍者は統計の取り方にもよるが、人口の14%もいるという。学校で言うとクラスの下から5人だという。この子たちは医師の治療も受けることなく、社会に出ていく。従って職場にも存在する可能性は高い。こういった方も結婚して社会生活を営む。職場の管理者は、彼らも包容して職場を運営しないといけない。大変だよな。
8月にCBT試験で合格していた、日本酒検定3級の合格証が届いた。会場で合否がわかり、安心していたが、そういえば合格証がないな、と気がついた。カードはシルバーの高級感のあるカードだ。得点は82点、判定基準は70%以上だから、まずますの成績だ。
これで資格数は446個目、次が森林活動ガイドで447個目を取得済みだ。先日受験したチョコレート検定はおそらくダメだから、資格は、この次の温泉健康指導士&温泉ソムリエマスター講習まで、しばらくは増えないな。その次は何を受験しようかな。