10月に入って産能大の卒論を書き始めた。私のテーマは(仮)「資格試験の効果的効率的学習法」だ。9月までの準備講座で、骨格ははできてるから、まずは、論文の中心となる部分、仮説とその検証から。
仮説1は、資格試験の学習の際、どのくらいの時間学習すれば合格するか知りたい。おそらく、合格率と学習時間には相関関係があるはず。この関係がわかれば、累計の学習時間、ひいては、学習期間が求められる。計画的に学習できるというものだ。
そして、さっそく、人気のある試験の合格率と学習時間を調べる。合格率は試験機関から発表されているが、学習時間は公的なものはない、難渋するかと思っていたら、今はネットでいくらでも拾える。受験予備校が出しているのだ。むろん1個1個のデータは信頼性は怪しいが、数多く集まればいいだろうと思い収集。そしてグラフにしてみた。
結果、見事な反比例の関係ができた。関係式は指数関数でなじみがないがね。学習時間が3千時間台の試験は、弁理士、司法書士、不動産鑑定士、1千5百時間台は中小企業診断士、1千時間台は、社会保険労務士、電験3種、気象予報士、7百時間台は行政書士、自分の経験と感覚が合うね。
このグラフの新たな発見は、試験の合格率が10%を下回ると必要な学習時間は急激に上昇することだ。これから、私が指導しているガス主任技術者甲種は、合格率が10%前後だから8百時間となる。もちろん個人差はあるが。
そして中間報告として産能大の先生にこれを報告。時々報告して、内容をチェックして頂く仕組みだ。