資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

仕事に効く教養としての世界史

2020年10月09日 | 読書感想

 

 私は出口さんのファンである。以前にもこのブログで書いたが、お会いして食事までした。出口さんの本は継続して読んでいる。

 標記の本は文庫で、続編のⅡは、キンドルで読んだ。キンドルは、重くないのが利点だが、パラパラできないから何が書いてあったか、思い出しずらい欠点がある。

 一杯感じたことがあるが、感想は1か所だけ書く。「奴隷貿易」だ。中世以前は、アフリカだって、かなりの文明を持っていた。しかし、コロンブスがアメリカ大陸を発見して、開拓中にヨーロッパ人が病原菌を持ち込む。免疫のないインディオは皆死んでいく。プランテーションなどで人が必要な欧州人は、アフリカで、黒人を大量に誘拐して、奴隷船に載せて、アメリカ大陸に運んでいく。その数1千万人!! 

 日本で北朝鮮に誘拐されていった人だってせいぜい数十人だろう。1千万人!だ。それも働き手である年齢の方たちだ。欧州人とは、かくも欲の深い人種だ。欧州は日本と違って階級社会で、奴隷が文明を支えていたから、すぐに奴隷を捕まえにいったんだろう。人間平等、なんていってるキリスト教の欺瞞!!

 それにしても出口さんの博学ぶりはものすごいな。特に東洋と西洋を結び付けて語る世界史は初めて読む。読みごたえがある。お勧めですよ。できれば文庫本でね。


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