資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

久しぶりの映画「峠」、長岡城が舞台だが、小説の最後の部分だけだった

2022年06月30日 | その他

 昨年、お城巡りの時にこの映画のポスターを見た。日曜にその映画、「峠」を観た。公開は、コロナの影響だろう、丸1年伸びたようだ。長岡城が舞台だ、シナリオは例によって、ネタバレになるので書かない。感想だけを書く。

 司馬遼太郎の小説「峠」は、文庫本で全3巻だ。ところが、映画になったのは、小説の最後の部分だった。河井の江戸留学時代や、福沢諭吉との出会い、長岡藩の改革などは、入っていない。従って、河井の成長を表すストーリーはなく、最後の家老になってからのスタートだ。おやおや、と言う感じだ。まあ、2時間程度の限られた時間で表現するのだから、しょうがないと言えばしょうがない。

 それに河井の「中立」という藩の進むべき方向、当時の新政府軍の勢いから言って、果たしてそれが現実的だったんだろうかねえ。

 演出だろうか、映画のサブタイトル「最後のサムライ」が強調されていた。「常在戦場」の額は有名だが、役所広司さんの、最後のサムライの印象が強い。小説ではそんなサブタイトルはない。別に最後のサムライは、印象受けなかったけどね。

 結論を言うと、先に映画を見てから、小説をじっくり読んだ方が、楽しめるね。

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