6月の診断士会人材開発研究会の月例会は、外部講師の(株)チアフリー岡本千秋氏による、「どんな人とも良好な人間関係を構築するために「ソーシャルスタイル理論を学ぶ」であった。月例会は、その手軽さからZoomに戻している。
ソーシャルスタイル理論とは、多くの人の行動を観察し、4つのソーシャルスタイルに分類している。そして、研修では、①自分のタイプを知り、②相手のスタイルを知り、③効果的な働きかけを知る、という流れだ。
研修時間は、1時間半と短いが、そのなかでこれをやる。自分のスタイル判定のため、事前にアンケートに答えておいたが、当日、個人個人に判定結果が伝えられた。そして相手のスタイルを知るための実例として、4人の会議中のビデオが流され、その人物のスタイルを判定する練習まであった。
最後は、このスタイルを知り、氷山モデルを用いて、部下の指導育成への活用方法のアドバイスがあった。ここでいう氷山モデルとは、一番上に成果、その下に行動、氷山の下に知識やスキル、その下に特性・性格となっていて、最後の特性・性格は、育成課題の対象外、持ち味として活かす、とされている。ここのところ、間違えて、性格まで変えようとする上司がいるが、これは間違い。よくいそうな気がする。
しかし、毎月、このようなプレゼンが聞けて、年会費は5千円、これってお安いと思う。もっとも研究会の会員は、診断士会に入っていて、診断協会に年会費を納めている人だけだけどね。