「ポリコレの正体」を書いた、福田ますみさんの著作である。平成22年初版の発行だから、かなり経つ。新刊はなく、中古を購入した。
事件は実話、殺人教師のレッテルを貼られた教師の逆転裁判の話だ。マスコミが飛びついて、テレビにも報道され、たいへんな騒ぎになった。裁判で生徒の言い分に、放課後夕日と教師の顔が重なって、PTSDの恐怖があるという記述、季節や時間の関係で、これはありえないと、作り話がバレた、という部分は、おぼろげに私にも記憶がある。
教師は10年間も裁判の対応をして、最後は無罪を勝ち取った。よく耐えたと思う。しかし、原告の親子は引っ越しはしたが、普通に暮らしているという。メチャクヤなことを言って、慰謝料を要求したんだから、許せない。
これって、逆に損害賠償を求めて、裁判は起こせないのだろうか、確定した裁判だから、又争うのは無理なんだろうか。でも私の気持ちが許さない。のうのうと暮らしているなんて。この子供ももう大きくなっているだろう。裁判で親から吹き込まれたんだろう、嘘を堂々としゃべるほどのワルガキだ。大人になってもロクな大人にはならないだろうな。
すっきりしない話だ。大騒ぎしたマスコミ関係者は、何も反省していないようだ。これって、一種のポリコレなんだろうね。