資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

1級土木動画講座の開発その3~基礎工

2018年12月03日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 1級土木施工管理技士講座の開発その3、今日は基礎工。基礎工は土木一般に含まれ必須問題に近い位置付けになっている。既製杭、場所打ち杭、直接基礎、軟弱地盤の対策、土留め工などだ。

 基礎工で問題になるのは、土の性質。土木の世界では、砂質土は良い土、粘性土は悪い土だ。そもそも砂と粘土の違いは何か。粒度が違うことだけだ。粘土の方が砂よりずっと細かい。ミクロンの単位になる。粒が細かいと、ここに水が入り込むと、その水を放さない。締固めのため、排水しようとしてもこれが出ないのである。軟弱地盤の対策は、ほとんどが粘性土から水を取り出す対策である。

 杭にも多くの種類がある。既製杭は普通の杭だが、場所打ち杭というのもある。細長い穴を掘って、鉄筋カゴを吊り下げ、その中にコンクリートを打ち込む。これが固まれば杭になる。大型のものもできる。よくビルの基礎工事でやっているものだ。

 

 他には土留め。道路工事などでよくやっている。この土留めで問題になるのは、ボイリングとヒービング。どちらも土留めの土が崩れるのだが、ボイリングは砂質土、ヒービングは粘性土に起きる現象だ。根入れ(土に埋め込む長さ)を長くするのは共通だが、ボイリングは、底面が湧き上がってくるため、地下水位を下げるのも対策。ヒービングは底面が盛り上がり、対策は底面の改良だ。

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