三度たび、ライフネット生命の出口さんの講演からの話題。三度目だからよほど私自身にインパクトのあった講演だったんだろう。
長時間労働について。日本は、年平均労働時間は約2,000時間、夏休みは1週間、そしてGDP経済成長率は0.6%~0.8%である。対し欧州は、年平均労働時間は1,500時間、夏休みは1か月、GDP経済成長率は1.6%~1.8%。私は同じ人間なんだからそんなに違いはないはずだと、かねがね不思議に思っていた。
出口先生は、まず今は工場モデルから頭脳モデルに代わって来ているという。かつて製造業が主体であった時代は、確かに工場などは多くの時間を稼働させれば生産性は上がった。
しかし、ホワイトカラーが主になった現代では、労働時間が長くなると能率は落ちるという。だからいい時間になったら仕事はサッと切り上げるべき、上司はこれを知るべし、という。
長時間労働は生産性を落とすというのは、学者の研究で証明されている(=エビデンスがある)というのだ。
出口先生が政府の顧問などになってもらうと、日本の働き方改革は進むと思う・・