資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

利き酒師を受験!

2014年05月15日 | おもしろ資格とその活用
 昨日は利き酒師を受験。京浜東北線の王子駅を降りて受験会場へ。途中、「お札と切手の博物館」があり、時間があったので寄ってみる。入場は無料、お札の作り方やいろいろなお札、いろいろな切手が展示されている。1億円分のお札が置いてあり、それを持ちあげることができる。やや平たいダンボール1個分というところ。
      
 
 寄り道から、試験会場へ。FOBアカデミー(料飲専門家団体連合会)というお酒の学校のようなところだ。受験者はざっと見て20名くらい。私は一番前の席だ。1次試験は、11時から40分間。テキスト「もてなしの基」から。選択式が大半で、記述式もちょっと。だいたい80点というところ。出だしは順調だ。
      
 昼食を取り、2次試験。こちらは、テキスト「日本酒の基」から、こちらも選択式で84問、残りは記述式で8問、120分だ。こちらも80点前後取れた。通信教育資料についている「学習のポイント」で、試験に出題されやすいところが書かれているため、これに従って重点的に学習、そして過去問題を500円で買って学習したため、これで十分得点できた。

 休憩の後、3次試験。この試験独特のテイスティング。ワイングラスが4個置かれ、A,Bはその酒が何種かを当てる。C、Dは正常酒と劣化酒を当てるようだ。テイスティング以外に、試験酒の生かすシーンや飲用温度、酒器、なども問題になっている。

 さて試験開始。Bのワイングラスは黄味かかっている。テイスティングすると独特の私の嫌いな味だ。これは「熟酒」(じゅくしゅ)、古酒の香りがする。もう一つのAのグラスが難しい。香りがほとんどない。テイスティングも特徴がない。薫酒(くんしゅ)ならフルーツの香り、醇酒(じゅんしゅ)ならコメの香りがするんだが。ということで残りの爽酒(そうしゅ)を選択。

 甘辛度でわかりそうなものだがこれがなかなか難しい。日本酒には、甘口辛口があるが、日本酒はそのどちらも含んでいる。最初辛くても次第に甘くなっていく。このため甘辛度の判定が難しい。甘い辛いは主観的なものだそうだ。

 酒の選択だけではなく、外観では健全度、色調、粘性、香りでは強さ、複雑性、香りの具体例、主体となる香り、味わいでは、アタック、甘辛度、テクスチャー、含み香、余韻などを記入していく。酒の種類を間違えたら、その問題はすべてバツのようだ。結構厳しい。テイスティングは、ふつう、口に含んで吐き出すのであるが、特段指示もなかったので、ワイングラス2杯とも飲み込んでしまった。試験中に顔が赤くなる。

 劣化の判定は、その匂いで簡単にわかる。さすがに劣化した酒は飲まなかった。そして劣化しない対策を書いていく。これもバッチリ。2種類の酒の選択があっていれば80点くらい。2種類とも間違えていれば40点くらいだ。熟種は間違いないだろうから、60点以上はある。

 休憩後、最後の4次試験。こちらはすべて記述式で40分。季節を設定して酒の提案をする。私は、春の歓送迎会のお客様を想定して、薫酒を提案。そしてその理由などを書く。後は、とっくりの洗浄の問題、飲用温度を下げると何が変化するか、お燗の方法について、片口などの面積の広い酒器の影響、日本酒のサービスの順番などであった。こちらも80点近くはあるんじゃなかろうか。

 というわけで終日の試験、長い長い一日が終わった。試験結果は2週間ほどで送られて来る。合格率はかなり高いというが、たぶん大丈夫だろう。楽しみにして待とう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする