CSR入門―「企業の社会的責任」とは何か (日経文庫) | |
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日本経済新聞社 |
連休の谷間は中小企業診断士の活動で、東京診断士会のBCP/CSR研究会。昨日の研究会は、「CSRと中小企業」というテーマ。O会員の発表であった。
CSRは企業の「社会的責任」と訳されるが、企業の「社会的信頼性」の方がふさわしいことを皮切りにお話しされた。社会的責任なら自己責任で会社を畳んでもいいではないか、となるが、ステークホルダーが重要なら社会的信頼性となる。
CSRは二つの側面がある。社会にマイナスの影響を与えないことなら事故を起こさないなどの責任・義務、社会にプラスの影響を与えるなら、社会から感謝されることをやるべき。
先頃ISO26000が制定されたが、中小企業に関することはわずかな記述しかない。まだCSRは大企業のもので中小企業には定着しているとは言い難い。そこで中小企業用のチェックシートをこの研究会で作成中だそうだ。
それから経済産業省が中小企業BCP策定運用指針の入門コースを作成したそうだ。40ページでダウンロードできる。経営者一人で1~2時間程度でできるというのがうたい文句だ。ほんとかな。
この研究会は私が知らない知識の吸収ができる研究会だ。連休の谷間に出かけて行っただけのことはある。