モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか | |
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講談社 |
昨日の人財開発研究会は、A会員の発表で「組織力の活性化」、「モチベーション3.0」という書籍からの議論であった。
「モチベーション3.0」とは、ダニエル・ピンク著、翻訳は何とあの大前研一氏である。この本では、モチベーションをOSのバージョンに例えて、生存や安心による動機付けを1.0、アメとムチによる動機を2.0、そして内面から湧き出る動機を3.0としている。
そして経済の複雑化や能力の高度化に従って1.0から2.0、そして3.0へと進むというもので、現在は環境や人材面から、なぜか退化して、2.0へ回帰しつつあるというもの。
皆かなり議論をした。そもそも3.0による動機付けは、日本では、目標管理や自己申告等でかなり取り入れられている、3.0から2.0へ回帰しているのは、経済成長が止まりデフレで賃金が下がっているため(私の意見だが)などたくさんの意見が出た。発表者いわく突っ込みどころ満載であった。
もう一つ、「会社に絆を感じるか」という調査(日経BPネット調査2009年)では、最も感じると答えたのはなんと60歳代以上、次が20歳代だ。60歳代は退職してから会社を思う気持ちが増すのか、また20歳代はSNSの普及によるによるのものではないか、と推察された。そうとしたら、SNSは絆の有力な手段となりうる。うまい使い方はないか・・
ということで、今回は相当数の方が議論に加わった良い研究会であった。