資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

 スベンスマルク効果とは

2012年03月06日 | ビジネス・経済
気候変動とエネルギー問題 - CO2温暖化論争を超えて (中公新書)
クリエーター情報なし
中央公論新社


 今年は温暖化のくせに、随分と寒い。と思っていた矢先、業界紙を読んでいたら面白い記事が載っていた。デンマークのスベンスマルクという学者が97年に発表した学説が支持を得始めているそうだ。日本ではIPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)の二酸化炭素排出説が信じられており、その説に従って対策をしている。

 この説は、太陽の磁気活動周期の影響が雲量に影響し、それが地球の気温変動に関係しているというもので、二酸化炭素説よりメカニズムがクリアで、実測データにはるかにフィットしているそうだ。(しかしこの説、ウイキペディアではこき下ろしている)

 今世紀に入って地球の平均気温は全く上昇していない。前世紀末までは上昇していたが、今世紀に入って上昇はストップしている。もう一つ、地球も気温が上昇したが、他の惑星の気温も上昇していたそうだ。これは二酸化炭素では説明がつかない。火星・金星などには工場などはないからね。

 この記事では、これからどんな展開になるかも書かれている。二酸化炭素説は長く信じられてきから、簡単には捨てきれないだろう。従って結論が出るまで両論併記的な状況になる。そうすると、二酸化炭素の対策は最小のコストで対応するようになる。

 省エネやコストの観点からは,LNGの重要性は変わらない。一方原子力や再生可能エネルギーは大逆風となる。日本の政策は変わってしまう。

 この本「気候変動とエネルギー」をネットで注文した。これからじっくり読んでみよう。
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