資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

為替レートはこうやって決まる

2012年03月03日 | ビジネス・経済
日本経済の真相
クリエーター情報なし
中経出版


 元大蔵官僚高橋洋一氏の著書。よく編集されており、読みやすい本で、1時間半くらいで読み切った。

 財務省の予算資料は全部で約2,000ページ、しかしマスコミにわたるのは50ページのダイジェスト版、分量にして約3%だ。残りの97%に真実がある。しかしここには役所が出したくない部分が多くある。

 この本の冒頭のテーマは為替相場。実は為替相場は割とシンプルな理論で決まっているそうだ。おおまかに言うと、日本の円の量と米国ドルの量がわかると為替レートが計算できる。日本のマネタリーベース(出回っている現金+銀行が日銀に預けている預金)は約130~140兆円、米ドルは2兆ドル、(130~140兆)÷2兆=65~70円/ドル となる。従って円高を是正しようとすれば、円を印刷すればいい。

 そういえば、先日日銀がインフレターゲットを出した時、10兆円金融緩和するというニュースが流れた。そして現在、少し円安になっている。10兆円プラスして再計算すると、(140~150兆)÷2兆=70~75円/ドル で5円ほど円安に振れる。

 なるほどその通りとなっている。日銀よ、もっと銀行券を印刷しろ!!

ところで、今日の話題に関連する資格はあるか? あるある、銀行業務検定の金融経済3級というのがある。金融、経済、財政が問題に出る。結構勉強になるよ!!



 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする