資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

十字軍物語3

2012年03月09日 | 地理・歴史系資格とその活用
 久しぶりに十字軍物語、これが最終巻だ。十字軍は第1次遠征で聖地エルサレムを奪回したが、その後サラディンに再び奪われ、地中海沿岸のわずかな領域のみとなった。ここからがこの本である。

 第3次遠征は、イギリスのリチャード獅子心王、(ライオンハートとはこの人のことらしい)イスラム側はスルタンのサラディン。第4次はベネチア海軍が参戦し、何とイスタンブ-ルを攻める。第6次のドイツ皇帝のフリードリッヒ、第7次はフランス王ルイ、こちらはエジプトに上陸したが撃退された。最後の第8次はアフリカを攻めたがだめ。そして2百年続いた十字軍国家は消滅した。

 最後に著者の塩野七海さんが書いている。「戦争は人類にとっては悪行である。にもかかわらず、人類はこの悪から抜け出すことができない。ならば、戦争を勝った負けたかで評価するのでなく、この悪を犯した後にどれだけの期間の平和が続いたかで評価されてもよいのでは」

 私も同感、ローマ人の物語から、十字軍物語まで二十数巻の本を読んだが、実に面白い。なぜか、戦争が面白いからだ。歴史から見て、この世の中は、貧富の差や宗教の違いから戦争は必ず起こる。急に人類は変わるものではない。

 前回の大戦から五十数年平和が続いている。先の大戦は大きな平和をもたらしたと評価できる。願わくばこれが少しでも長く続くことを祈念する・・(地図は、NHK高校講座より)

そして十字軍検定はこちら。



十字軍物語〈3〉
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新潮社
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