肉眼で見ることができる惑星は、水星、金星、火星、木星、土星の5つです。
これらのうちで最も見つけるのが困難なのが水星です。
水星は最も太陽の近くを回る惑星で、地球から見ると、太陽の近くを行ったり来たり
するような動きをするため、常に太陽の近くにあり、とても見づらい天体です。
そして、9月5日(木)に水星が西方最大離角を迎えます。
この前後数日間ほどが明け方に水星を見るチャンスです。
それでも高度が10°以下とかなり低いので、地平線まで見通せる場所や高いところ
に登るなどして、空のかなり低いところが見える場所で観察すると良いと思います。
方角は東南東です。
午前5時頃に東の空のやや北寄り、高度8°ほどのところを探してみましょう。
おおまかな目印になるようなものがないので、かなり探しにくいかもしれません。
太陽が昇る前であれば、双眼鏡を使った方が見つけやすいです。
なかなか見つけづらいと思いますが、水星を自分の目で確認したことがある人は、
そう多くはないと思いますので、ぜひ、この機会に探してみてください。
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