9月21日(木)の17時頃~19時頃にさそり座の1等星であるアンタレスが
月に隠される「アンタレス食」が起きます。
日本でアンタレス食が見られるのは14年ぶりのことです。
広島では17時11分に月の暗い側から潜入し、18時39分に月の明るい側から
出現します。
対象が月(と1等星)ですので、肉眼でも場所はすぐにわかると思いますが、
まだ空が明るい時間帯ですので、双眼鏡や望遠鏡で観察することをおすすめ
します。
南南西あたりの高度30°~20°ほどですから、比較的観察しやすいです。
星座でいえば、もちろんさそり座の方向です。
ちなみに、アンタレスは、Anti(アンチ)=対抗する、Ares(アレス)=戦い
の神アレス(火星のこと)を合わせた「火星に対抗するもの」という意味を持ち、
空の中で、火星と赤さや輝きを競っているように見えることから名付けられたと
いわれています。また、日本では赤星や酒酔星などと呼ぶ地域もあったようです。
今年のおすすめ現象の1つですので、興味のある方はぜひ観察にチャレンジして
みてください。
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