呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
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地球が最も遠い日

2015-07-05 13:29:38 | その他

だんだんと夏の本番が近付きつつある今日この頃ですが、今年は
過ごしやすい日が続いていますね。

早く梅雨が明けて、星空を存分に楽しめるようになって欲しいものです。

さて、夏が暑いのは太陽から得られる熱のせいです。
ところが、地球が最も太陽から遠く離れるのは夏なのです。

2015年では地球が太陽に最も近いのは1月4日で、この時の距離は
1億4710万4780 km です。逆に、最も離れるのは7月7日で、この時の
距離は、1億5209万3407 km です。

その差は、約500万km。

では、なぜ太陽から遠い夏の方が暑いのでしょうか?

それは太陽の光が当たる角度です。夏は上から太陽の光が当たるので、
地面が熱を受け取りやすく、冬は横から太陽の光が当たるので、熱を
受け取りにくいのです。

つまり、500万kmの差で受け取る熱の差よりも、地球の傾きによって
受け取る熱の差の方が大きいのです。

ですので、北半球では7・8月頃が夏ですが、南半球では冬になります。
傾きによる影響よりも距離による影響の方が大きければ、北半球も南半球も
同じになるはずですね。

もしも、距離の差がもっとあったり、地球の傾いている角度が違って
いたりすると、太陽に近い冬の方が暑くなるかもしれません。




コメント
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