「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

スズキヤのとりじんを使って中華「葱油鶏」風料理をタジン鍋でつくる@七里ガ浜自宅厨房

2010-11-14 17:24:41 | 食べ物・飲み物
南信州遠山郷のジンギスカン・山肉専門店スズキヤの製品「とりじん」(鶏肉のジンギスカン風味の製品)。ウチの冷凍庫にあるその最後の一袋で何か新しいモノが出来ないか???・・・と考えること、なんと36時間(?)。とりじん本来の甘みを活かしながら、中華料理の「葱油鶏」(ソン・ユー・チー)風のレシピで作ろうと、私は思い至ったのである。鶏肉を茹でるのではなく、とりじんを蒸して作るのだ。それならとりじんのタレが活きる。簡単簡単、ホホホ。



とりじんはええのぉ・・・。



蒸してくれるのは、エミール・アンリのタジン鍋。



とりじんを出すと寄って来る茶々之介。「頼むからとりじん一切れくれよっ!」
無視してとりじん一袋全部使う。人間大人2人分だ。犬はなし。



長葱1本をみじん切り。ニンニクを必要なだけ、みじん切り。ショウガも多めにみじん切り。具入りラー油をドバッと加えて混ぜ合わせる。



長葱1本半を斜め切りし、タジン鍋の底に敷き詰める。タレの浸みこんだとりじんを底に直接置くとこげやすいので、こうするのだ。



諦めきれない茶々之介。



よく鶏肉を茹でて作られる葱油鶏だが、とりじんの味を活かそうと思うと、蒸すのが良いだろう。とりじんだけを蒸せばよいのだが、それでは寂しいので野菜を加える。今回はブロッコリーとしめじ。



それをそのまま蒸し始める。タジン鍋が得意な無水調理である。20分ほど弱火で蒸す。



蒸し作業が終了しそうになったら、ゴマ油大さじ4杯と醤油大さじ2杯を中華鍋で熱する。油がビシバシ跳ねて来たら火を止める。



スグに長葱等みじん切りしたものを全部、煮えた油の中に入れて手早く混ぜる。



蒸し上がったぜ!



熱々のゴマ油や醤油 + ラー油 + 葱、しょうが、ニンニクをそこにぶっかけたら終わりだ。



うまいなぁ~~~~っ。ゴマ油の風味、葱の香り、醤油やニンニクやショウガの香り、辛いラー油。こんなに簡単で上手い鶏肉料理も少ないだろう。なんたってスズキヤの特製ダレが浸みこんだ鶏肉をそのまま蒸したのだから。日本の「とりじん」、中華料理の「葱油鶏」、モロッコのタジン鍋。交錯するグローバルでコスモポリタンな世界。



スズキヤのHPはこちら ⇒ http://www.jingisu.com/
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信州諏訪の銘酒「真澄」は結構インターナショナル、かつ七里ガ浜でも買えたりする

2010-11-13 16:46:53 | 食べ物・飲み物
秋らしい日。八ヶ岳西麓、長野県諏訪郡原村の山荘に行けば、今頃は楽しいことだろう。枯れ葉がたくさん舞っているはずだ。すでに彼の地では皆さんがストーブを焚いているらしい。


(画像はイメージ、以前撮影したもの)

原村の属する諏訪郡に関連する記事が日本経済新聞に出た。朝刊の特集「200年企業」、11月10日(水)の記事は「宮坂醸造、海外に活路」。諏訪地域最大の酒蔵で「真澄」をつくる宮坂醸造は、実はかなりインターナショナルな地酒company。さすが、日本の近代化におおいに貢献した経済先進地域の諏訪の酒蔵だ。精密機械工業を育て、世界のSEIKOやエプソンにつながる系譜。

この酒蔵の海外への進出はかなり前からのことだが、是非がんばってもらいたい。米の酒のじんわり来る旨さを、外国人にも教えてあげてもらいたい。



我が七里ガ浜の住宅街も秋を迎え、日本酒が恋しい季節に入る。まあ、私は真夏でも飲んでいるが。

飲みたいなぁ、真澄。 真澄、真澄、真澄・・・と唸りながら、住宅街内のプロムナードを歩く。



向かうはこちら。



我が街唯一の酒店、高山商店だ。鎌倉市七里ガ浜東4-2-12(電話:0467-31- 5514)。 ここで真澄が買えるのである。



「奥伝寒造り」。私がよく飲むのは「特撰」だ。奥伝寒造りは、特撰よりちょっとだけ高い。



抑えた味わい。和食ならなんでも合いそうな、おいしいお酒である。



このブログで何度も登場している、焼き締め(釉薬をかけずに高温で焼く陶器))に注いで飲む。あぁ~~、おいしい。



宮坂醸造は立派な酒蔵で、地域のリーダーでもある。日本酒文化のグローバルな普及に貢献してらっしゃる。

ホームページはこちらである ⇒ http://www.masumi.co.jp/
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He's coming to town

2010-11-12 11:45:27 | あちこち見て歩く
いらっしゃるらしい、この人。

都内や横浜市内だけじゃない。鎌倉市内の警察官の数もただいま急増中。他県(それもかなり遠い)からの応援警官やパトカーも見かけるらしい。この人は高徳院を訪問する予定だとか。私はいつも鎌倉市内のタクシーの運転手さんとかなり話をするのだが、ある運転手さんから聞いた話では、建長寺も訪問されるということだ。この人はけんちん汁でもお食べになるのか?



深夜まで警察官があちこちをウロウロ。事前の警戒も大変なようだ。タダでさえ威信が急落中の警察。威信をかけて。

交通規制も大変になると聞く。それでも七里ガ浜に寄ってくれたら、ソース焼きそばとビールでランチしながら、日本近海や南シナ海で多発する問題をどう思ってらっしゃるか、お聞きしたい・・・無理だろな。



日本をよく知るウォルフレンの最新著「アメリカとともに沈みゆく自由世界」。面白い本である。これに限らず、ウォルフレンはいつも面白い(と思う)。この本の主たる分析対象のひとつは現大統領なのだが、ウォルフレンは酷評している。大統領職とはつらいものだなぁ。
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山肉料理番外編@七里ガ浜自宅厨房(6) スズキヤのとりじんで東南アジア風炒飯うまうま♪

2010-11-11 00:00:03 | 食べ物・飲み物
東南アジアの風味。今日は得意なアジアン炒飯だ。ただしスズキヤの製品「とりじん」を使う。そう、今回はスズキヤにお世話になりながらも、「山肉」料理ではない。スズキヤの専門性を活かしたジンギスカン・タレで味つけ済みの鶏肉を使う料理なのだ。スズキヤをご存じない方は、同社のホームページへGo!  http://www.jingisu.com/



これがスタンダードなとりじんである。たくさん入ってお安く、あっさり。ジンギスカンを普段食べ慣れない人でも、きっと感激するはずのおいしさで、お手軽なおかずになる。片栗粉まぶして揚げたら、あぁ~らびっくり! 美味しい唐揚になるぞ。でも、今日はこれを使ってアジアン炒飯にするのである。

ちょっぴり甘く感じるジンギスカン風のタレが浸みたとりじんは、インドネシアの焼鳥「サテ」に似ている。その味を活かすのである。



とりじんを細かく切る。



材料はこんな感じ。ムキエビ、香菜、冷凍食品のミックス・ベジタブル、ニンニク、鷹の爪。それにとりじんだ。



戦い前の戦場。輝くキッチン。並ぶ鍋。



さて、とりじんは先にそれだけで炒めてしまおう。とりじん独特なタレの風味を楽しむために。炒め終わったら、一旦取り出す。



今度はムキエビとミックス・ベジタブルを炒める。タイの魚醤「ナンプラー」で味つける。ここで一気に「アジアン」な香りが高まる。味が浸みて炒め終わったら、それも一旦取り出す。



中華鍋にサラダ油を入れ、ニンニクと鷹の爪を熱して、香りを強める。



そこに取り出してあった具材を全部戻して軽く熱する。そして炊き上がったタイ米を入れて、塩辛さの加減を考えながらナンプラーを加え、黒コショウを入れて軽く炒めたら出来上がりである。



完成図。どぉ、彩りがキレイでしょ?



もうちょっと寄ってみる。



とりじんの甘みがおいしい。とりじんの製造元スズキヤ所在地の南信州も、アジアの一画であることを認識する料理。楽しいねえ。

アジア的香りはこれ、ナンプラーで高まる。



さらに香菜が大量に入れば最高。



そしてタイの香り米でとどめを。



いただきます!



うまうまだわ、本当にもぉ。スズキヤさん、今回は猪の骨&肉、シカ肉、とりじん、といろいろお世話になりました。
スズキヤのホームページはこちら⇒ http://www.jingisu.com/
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山肉料理@七里ガ浜自宅厨房(5) ジビエ! スズキヤのシカ肉をシラーズで煮込む

2010-11-09 00:00:52 | 食べ物・飲み物
ジビエ料理が続く。シカ肉を赤ワイン(豪州産シラーズ)で煮込むのである。シカ肉の煮込みのレシピを調べてみた。それがなんとも面白いのだ。千差万別なのである。そして煮込みを行う前の最初のプロセスについてさえ、やり方が人により異なるのである。

1.いきなり肉をリソレして肉の中に旨味を閉じ込めるやり方
2.まずは酒などに肉を浸けこんでおくやり方
3.スジ肉の調理の如く、まずはグダグダに長時間熱湯で茹でて、一旦は中のエキスが抜けてしまうくらいに処理するやり方。

1.と3.はまったく逆の考え方だ。使う部位にも寄るだろうが、シカ肉のもつ獣的要素をその人がどう感じるかにも寄るのだろう。シカ肉本来のクセをそのまま味わう人もいれば、それを敬遠する人もいるらしい。



シカ肉は先日来申し上げているとおり信州の南端、遠山郷のジンギスカン・山肉専門店スズキヤ http://www.jingisu.com/ からやって来た。そこは人間の数より、獣の数が遥かに多いジビエ天国。山には神様もたくさんおられる。たくさんの神様からのたくさんのお恵みで、住民は山肉にも困らない仕組み(?)。



使うワインはこれ。おそらく私が今までに最もたくさん飲んだであろう、ピーター・レーマン・バロッサ・シラーズ(これは2006年)。充実の果実味、しっかりしたボディ。コスト・パフォーマンスに優れ、ちょっぴりカントリーな感じで、かつ強さのある赤ワインがお好きな方にはお勧めのワイン。焼き鳥、餃子、カレーライス、BBQ、すき焼、シチューなど一緒にどうぞ。



これがスズキヤで解体処理されたシカ肉。400gの前脚ブロック。
私は上記の1.で行く。初心者として、まずはシカ肉の香りそのものを楽しんでみよう。



不思議発見! これがシカのケツの穴だ! ここへ包丁を差しこむ。ズバッとね。ウゥッ! アァ~ 痛そぉ・・・



・・・ウソだ。今回使うのは、モモ周辺の肉らしい。ケツではない。緊張しました?

適度な大きさに切る。大き過ぎず、小さ過ぎず。



塩とコショウをパラパラかけて揉みこんで、置いておく。ちょっと見たところ、マグロの赤身風だ。



タマネギとニンニクをご覧のように準備しておく。



お鍋にバターをポンッ! あいつはきっと来る!



と、思っていると来た! 茶々之介君登場! 「とーちゃん、バター舐めたい」



その鍋でシカ肉を「リソレ」する。周囲が軽く焦げるまでジュージュー焼いて、煮込む時に旨味が逃げないように焦げで肉の周囲を囲む。



「バターに肉。たまらんぜ、とーちゃん」と茶々之介君。



一旦、肉を取り出しておく。



「うぉ~~っ、それくれよ! 頼むから」とねばり続ける茶々之介君。



残りの液状バターに、バターと肉汁の焦げ付きが若干残るが、この鍋はそのまま利用。



そこでニンニクを加熱。



タマネギをぶち込み炒める。鍋底に先ほどは見えた焦げが、もはやまったく見えないでしょう? この鍋はテフロン加工ではないが、わずかについた薄ぅ~い焦げがサラッととれて、そのままその味が食べ物に戻るのだ。タマネギがしっとりして、キツネ色になるまで炒める。



シカ肉を鍋に戻す。さらにホールトマト缶を半分ほど入れて、炒める。



シラーズを400cc注ぐ。



ブイヨン、コンソメを入れて煮込む。



マーマレードもたっぷり入れる。最後にコショウをガリガリする。



完成だ。肉の固さを見ながら、火力にもよるだろうが、コトコト2時間くらい煮詰めるかな。緑色のモノを添えると視覚的にいいかもしれない。



寄るとこんな感じ。バターでこってり。ワインやトマトの酸味。でもシカ肉の香りがプンとする。滋味深いなぁ、山肉の味と香り。「シカ肉食が日本を救う」そうだ。あなたも食べてみませんか?



食後にTimTam新製品ホワイト。シラーズのワインとオーストラリアつながりということで。300円を切るおそらく国内最安値で販売中@西友七里ガ浜店。



シカ肉の購入先は南信州のスズキヤ。
HPはこちらだ ⇒ http://www.jingisu.com/

今回使ったのと同じブロックが我が家にはあと2つもある。次回は何しましょう?
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山肉料理@七里ガ浜自宅厨房(4) Musto / シカ肉を買って「プチ諏訪なんちゃって大社」の世話になる

2010-11-07 04:27:46 | 食べ物・飲み物
スズキヤ http://www.jingisu.com/ からもらったスズキヤ感激!!賞の賞状。有難いねえ。猪の骨まで賞品としてもらい、それでシシ鍋も作った。それはそれはうまかった。山肉は「肉」の味がするのだ。骨は良いダシが取れる。



C.W.ニコルさんも喜ぶかもしれない。「あのね、僕はね、日本人がもっと山肉を食べると、生活が楽しめると思うの。だって日本の山にはシカもイノシシもいっぱい、いぃ~っぱいいるんだから。日本の山は豊かなんだから」って。



彼が2年前に書いた「鹿肉食のすすめ」。そうだ、シカ肉を食べなければ。



七里ガ浜から徒歩スグの広町の森でシカさえ捕まえてくれば、シカ肉が食べられる。だってこの本にはシカの解体法まで掲載されているのだ。ナイフでちょちょいのちょい!簡単である。もしそこにシカがいれば、の話だが。



今年で16シーズン目に入った私のBarbourワックス・ジャケット。ワックスを塗ってしっかりとメンテナンス済みだ。森の中のシカ猟に出かけるにも、バッチリ決まる。Barbourにも色々あるが、モデルは「GAMEFAIR」。文字通り狩猟のイメージである。長さたっぷりのアウトドア・スタイルである。



さらに昨年英国Musto(ムストー)社のツイード製シューティング・ジャケットも入手済みなのであ~る。ますます猟に行かねばならない。話はそれるが、この暖かい湘南でツイード製の分厚いシューティング用ジャケット。一見なんとも無関係に見える「湘南」と「ウェア」の組み合わせだが、実は関係大ありなのだ! 知ってますか??



このジャケットの製造メーカーMusto社は英国で様々なスポーツウェアを生産しており、カバーするスポーツ種目は広い。シューティングもその1分野である。しかしながらMusto社は、最初はマリン・スポーツ関連グッズを得意とする企業だった。なぜかというと創始者Keith Musto氏は実はマリン・スポーツの権威なのだ。昔々1964年のこと、Musto青年はあの東京オリンピックに出場して、ヨット(ディンギー)・レースのFlying Dutchmanというクラスで銀メダルを取った。そのレースが行われたのが、なんと!七里ガ浜から目と鼻の先、江の島の沖だ。その後彼は起業した、という訳である。



ひとついかが?(↑) 湘南の皆さん、あなたこそMustoが似合うぞ! 



Musto社の沿革がそんなものだから、ちょっと見にはいかにも英国的でクラシカルなツイード製のこのシューティング・ジャケットも、実は非常に現代的でハイテクな作りになっている。ウールが95%でナイロン(テフロン)が5%とあり(↑の画像)、めったに見ない成分表示。

テクニカル・ツイードと呼ばれるものだ。たくさん書いてはあるが、要はツイードの風合いをそのまま受け継ぎながらも雨風をシッカリとはじく表面加工であり、かつ体に接する内側の湿気は外に出すというハイテク素材のテキスタイルなのだ。

「じゃあ、そこまで用意してあんた狩猟に行くんかい?」と問われれば、私は行かないんだなぁ。



さらに話が飛ぶ。前田琢磨著「葡萄酒の戦略」。ワインを単なるアルコール飲料として楽しむだけでなく、経営コンサルタント的視点からワイン世界を分析するユニークな著書。面白そうなので買ってみた。



それによると世界のワイン生産思想には2種類あって、私の好きなワイン生産国のオーストラリアは「セパージュ主義」圏に属するらしい。



ということで、私の大好きなピーター・レーマン・バロッサ・シラーズ(豪州産2006年)を取りだす。果実味豊かなシッカリしたワイン。さあ、これでシカ肉のワイン煮込みを作ろう。



山の恵みであるシカ肉を捕りに行く!・・・なんてことはせずにスズキヤから買おう。シカを捕りに行くよりコスト的に安い。

買ったシカ肉とは言え、何せ山の恵みだから大変なのだ。事前にそれなりの儀式を執り行ってからシカ、口には出来ない。シカし、そうすることにより心なシカ、肉の有難みも増すのでシカ?



「プチ諏訪なんちゃって大社」:

儀式とは神様へのお礼。南信州遠山郷にあるスズキヤの近くの山の神までお参りすることは出来ないが、同じく信州の大神社、諏訪大社のお札「諏訪大神」で作った、我が家の中の「プチ諏訪なんちゃって大社」へ一旦シカ肉を収めるふりをする。こうして我が家では山の神に対して感謝の儀式を十分に行うのである(←全部ウソですよ、信じないでね。普段はこんなインテリアになってない)。



しかし諏訪大社がシカ肉食と歴史的に深く係わっているのは確かである。鹿食免という免状を、大昔から諏訪大社は鹿猟に係わる人に授けている。



シカにまつわる脱線気味の話も面白いでしょう? あなたもシカ肉買いませんか? 
買うならココ⇒スズキヤのHP: http://www.jingisu.com/

脱線し過ぎたので、シカ肉の調理の話はまた次回に。
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山肉料理@七里ガ浜自宅厨房(3) 猪の骨でダシを取りシシ鍋を作る長丁場の調理 / スズキヤとのコラボ

2010-11-05 00:09:21 | 食べ物・飲み物
南信州のジンギスカン・山肉専門店スズキヤさんから、もらっちゃったもんねぇ~♪ 猪の骨。冷凍状態である。



スズキヤ感激賞でもらったとはいえ、どうすればいいんでしょ? 唐揚したうなぎの骨せんべいなんてのはあるが、猪の骨じゃねぇ・・・。



スズキヤさんの若旦那さんに聞いてみた。「シシ鍋は普通こうして、ああして・・・」と教えて下さった。



そうか、やはり真正面からだな。正統派シシ鍋か・・・。やってみよう!



「そ・それ、なんすか? たまらん香りっすね? 私のガン・ドッグとしての血が騒ぐんですが、ホント、それなんすかね? ちょっと舐めさせてもらえませんかね?」と、猪の骨と初めて対面した茶々之介。あまりに関心が強く、私のそばを離れない。



水にぶっこんでみた。巨大な寸胴鍋は我が家にはないので、パスタ用のかなり大きめの鍋を使うのである。



グツグツグツグツ。どんどん煮詰めちゃう。かなりの量のダシが取れるだけの骨がある。煮詰めるとしっかりした味になるぞぉ。味つけはかなり濃いものにするので、エグさは出ないと思う。



ここまで来ると、ガラでダシをとるラーメン店の厨房の如き香りだ。



しかし鶏や豚ではない。猪だ。私もラーメン店を開こうかしら。鶏ガラでもトンコツでもなく、次世代ラーメンは牛骨ラーメンか!?と皆が思っている時に、意外にも「シシ骨ラーメン」。受けるかもしれない。あくを取り除きながら、煮詰めて行く。しかし「シシコツ」ラーメン? 昔「クシコス」ポストって曲の演奏を練習させられたが、ちょっと違う。惜しい!



「気になるなぁ。ちょっとでいいからくれませんか、その骨」と、しつこい茶々之介。いろいろ作業しながらだが、朝からゆっくり煮詰めて3時間。一旦中断してお買い物だ。



シシ鍋の材料を買いに行かねばならない。お米や花も。ウインター・シーズン用に鉢植えを入れ替えるのだ。七里ガ浜ガーデンで購入したビオラとガーデン・シクラメン。カンちゃん(七里ガ浜ガーデンの守護神のようなワンコ)にご挨拶してから、花を持ち帰る。後で植えよう。



さて、厨房にカムバックした。材料の下ごしらえだ。大根、ゴボウ、さといも、しめじ、そしてシシ肉。



シシ肉を解凍。



何せ初めてのシシ鍋。しかし貴重な骨までもらったので、失敗は出来ない。骨からとったダシに加えて、普通のシシ鍋に使いそうな調味料と、いつも自宅でやる鶏とネギの鍋の調味料を合わせて入れて、鍋のベースになるスープを作ってみる。酒、みりん、醤油、塩、味噌、ごま油、ニンニク、豆板醤。投資の鉄則、リスク分散である。「超分散型調味料利用法」で味つける。少しずつ少しずつ味見しながら、あれこれたくさん加えて行く。



調味料や材料を入れてからは約1時間煮詰める。順番は材料の味の浸みやすさや崩れやすさを考えて。大根から先だ。シメジは最後の何分かで十分だ。どんどん味が濃くなる。



トータルで4時間。あぁ~朝から大変だった。シシ鍋の完成である! 

いやぁ~~っ、おいしい。山のエネルギーを骨から身まで全部頂く。よく出たダシ。味の深みがちゃうなぁ。山の生活者っぽいランチ(まだお昼。しかも山じゃないし)。



最後はおじや。やさしい味である。ボボボボッボ! たっぷり精がついた。有難いなぁ。ごちそうさま!!



さあ、皆さん、見てみようスズキヤのHP! スズキヤで山肉を買おう! 通販可能だ。

スズキヤのHP: http://www.jingisu.com/
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山肉料理@七里ガ浜自宅厨房(2) 南信州ジンギスカン・山肉専門店スズキヤから肉が届く(骨のオマケ付きだ)

2010-11-04 10:19:53 | 食べ物・飲み物
妄想(前回の記事参照)から覚めると、カチコチの冷凍状態で山肉が届いた。隣の広町の森で銃をぶっ放す必要はなくなったのである。



南信州は遠山郷のジンギスカン肉・山肉専門店スズキヤから届いた山肉である。これはスズキヤのシンボル・マークとロゴ。スズキヤの頭文字「S」を形どったシンボル・マークは「スクラム紋」と呼ばれ、ジンギスカン肉のイメージである羊と、山肉のイメージである猪ががっしりスクラムを組んだデザインである。この羊のキャラクターのニックネームは「ジンギ」、猪のキャラクターのニックネームは「スカン」・・・間違い・・・正しくは「シシ坊」である。



すべて情報はここから。クリックしてみょう! めくるめくスズキヤ・ワールド。山肉とジンギスカンの世界へどうぞ。楽しいスズキヤのHPはこちらだ: http://www.jingisu.com/

さて、クール宅急便のパッケージを開ける。



これを見ていていつも思うことだが、いいデザインだなぁ。何かに使えませんかねぇ。スズキヤ・デザインの和風柄アロハや浴衣とかに。湘南で、「げんべい」ブランドのビーサンと争えるかもしれない。



で、中身はこんなの。どひゃーー。猪、鹿、豚。



そして・・・骨。これ、何の骨か知ってますか?



猪の骨でーーす! 賞品なんだな。スズキヤのHPの番外編、人気のウェブサイト「遠山倶楽部」に私はいろいろと投稿していたのだが、そうしたら「スズキヤ感激賞」の品がもらえてしまったのだ。

遠山倶楽部はこちらだ: http://tohyama-club.com/  



さて、骨はこのまま冷蔵庫の冷凍室へ。普通の家庭のキッチンでもスグに調理しやすいように、ある程度の処理(骨を細かく割り、多少の煮こぼしも済ませてある)が行われていて、誠に使いやすそうな印象を受ける。スズキヤさん、どうも有難うございます!



肉はしし肉。



しか肉。



そしてとりじん。鶏肉のジンギスカン風味の肉である。野菜と焼いて食べるとアッサリとしてとても良いおかずになる。以前このブログでも紹介したが、唐揚にするとデタラメにおいしい。



さて、肉と骨、どうしましょうか?
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山肉料理@七里ガ浜自宅厨房(1) 山肉入手編 まずは近所へ狩猟に行こう!

2010-11-03 01:23:50 | 食べ物・飲み物
シングル・モルトの中でもかなり個性的なラフロイグに酔う。



私はラフロイグ会員No.148443。 ご存じない人のために言うと、誰でも手間を厭わなければラフロイグの会員になれる。



エンブレムが示す通り、この酒は英国皇太子との縁が深い。王室御用達だ。最近も皇太子はディスティラリーを訪問。画像は「皇太子モルトを引っ掻き回す」の図。イングランドの皇太子であり、「Prince of Wales」の称号を持ち、スコットランドの小島のディスティラリーも訪問するのでは、彼も多忙である。



しっかりシングル・モルトを楽しんでおられる。庶民たる私には、荒野の果てのディスティラリーを訪ねた帰途自分でクルマを運転しないで済む身分の人が羨ましい。



さて、王室御用達のシングル・モルトに酔い、こんな画像ばかり見た私は気が大きくなった。

そこで狩猟に行こう、山肉を入手しようと思い立った。いや、たいしたことではない。このブログで何度も書いたとおり七里ガ浜住宅街の周囲は森や山ばかりである。我が家だって海からスグなのに標高はかなり高い。周囲の山は我が領地のようなモノ。

これまでストーリーの展開上、今から狩猟に行くにはこんなコスチュームで行かねばならない。先頭は友人、2番目が私だ。しかもブランド選びが大変だ。



ジャケットはBarbourでなくてはならず・・・



帽子はLockでなくてばならず・・・



最近妻まで、ツイードのアウトドア用帽子を注文したが(未到着)・・・



足許はこれでなくてはならず・・・



そしてこれも必要だ。バッキュゥ~~ン 撃ちまくるのだ。



七里ガ浜住宅地の東は稲村ガ崎に連なる尾根、北は延々と鎌倉山、西は広町の森につながる。ご覧の画像は住宅地の北西端、向こうは大きな森である。山肉の入手も容易(かもしれない)。



広町の森までは歩いてもスグだが、それでは格好がつかないので、愛車で。



Thomas Blinksの絵画 An English and an Irish Setter in a landscape



我が家にその油彩画がある!・・・ウソ。米国の画学生の学費稼ぎの模写だが(当たり前。本物なんて買えない)。そして我が家にも同じ犬種が1頭。



さて、役に立つか、立たないか。茶々之介自身は行く気満々。取り敢えず茶々之介をクルマに載せて連れて行こう。バッキュゥ~~ン 



以上、すべては空想の物語。妄想につぐ妄想を得意とする。特にラフロイグが入ると。もし私がインド総督だったら、いやネルソン提督だったら・・・。

鎌倉市内では「バキュゥ~~ン」はいけない。山肉は買うしかないのだ。宅急便の冷凍で猪、鹿、鶏が到着。猪の骨も一緒だ。さて、どうしましょ?

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和風炒飯と中華鍋@七里ガ浜自宅厨房

2010-11-02 09:00:29 | 食べ物・飲み物
安あがりで美味しい炒飯を作ることに注力しているが、それでもやがて味に飽きる。安価なB級グルメ的飽食の季節。

そこで、ちょっと変えて和風炒飯。具の組み合わせはほとんど無限にあるからして、これとあれとあれと・・・なんてやっていると、いくらでも新しいパターンが出来る。



今回はちくわ、高菜、強く干したシラス、タマゴ。味つけは塩だけ。最後に香りづけに鍋肌に醤油をわずかにジュッと垂らし、七味を振って完成。



使いこんだ中華鍋。例え「和風」であっても中華鍋は手放せない。イタリアン・パスタだって、底が平なフライパンよりこちらの方が作りやすいはずだ。いや、実際私はいつもこれを使いパスタを作っている。パスタに限らない。ほとんど何でも、これで作れるものはこれで作るのだ。

鍋底が平らな形では絶対出来ない調理がいくつかある。北京ダック等の少数の料理を例外として、肉も魚も直火では処理せず、多くをこれらの鉄器の中で処理する中国料理。焼いて、炒めて、煮て、揚げることまで全部をこなす丸底の中華鍋は世界でも稀でかつ天才的発明品だと思う。多くの材料をかき混ぜるのに、これほど楽な形もない。



それだけではない。炎がなべ底を斜めに這うように上がり、火の熱を伝えるにはこれ以上考えられない優れた形状である。これを火から適度に離して振りまわすなんて調理が出来ないIHには、今のところ移行する気になれない。しかしIHは便利だろうなぁ。おそらく10~20年後には、これら条件すべてを満たすIHが開発されるのではないか。
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