「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

逃げて勝てればいいな・・・なんて思いながら読書する@鎌倉七里ガ浜 + テリー伊藤さん

2021-03-20 12:00:28 | 本/音楽/映画
ちょっと前にこのブログでもご紹介した田中泰輔さんの「逃げて勝つ投資の鉄則」(日本経済新聞出版)を読み終わった。平日のみ、1日20分だけ読んで楽しんだ。



とても緻密に書いてある。語り口は30年くらい前から変わらず、独特だ。

アカデミック過ぎることはないし、逆にトレーダーの直感を語ったような根拠薄弱な文章とも違う。

長年市場で活躍してきたストラテジストが書いた実践的な内容だ。



この本は2020年の秋に出ている。



田中さんは今年以降何年かかけて起こりそうなことを、いくつか予測してみせたのだが、早くもこの2月~3月で部分的にではあるがそれらの多くが現実になってしまった。

市場って早いよねえ。だから熱心な読者としては、「では先生、ここからどうしましょ?」と更なる疑問が出て来る。

田中さんの最新YouTubeでもじっくり見ればよいかな。



数日前に収録されたものだ。時間がある方はどうぞ(私はまだチェックしてないけど・・・)。

田中さんによれば、今後も米国を中心に据えて投資せよとのこと。全く同感である。



理由はいろいろあるが、米国はやはり考えやすいのだ。日本や最近の欧州とは異なり、今も米国では金融政策が曲りなりにもなんとか有効である。また金融政策がとてもロジカルで活発であり、経済もそれに反応する。情報も多い。FRB(米国中央銀行)は特に情報を多く発信している。また米国経済にはダイナミズムがあるし。ドル円相場の動きの背景も日本の状況から考えるよりも、米国の状況から考えた方がよくわかる。そのように田中さんは書いている。

一昨日の会議(FOMC)後の記者会見におけるパウエルFRB議長(↓)。彼はインフレ率を適度な水準に押し上げることや、雇用を拡大することを目指している。また雇用については、人種間の失業率の差が拡大していることを気にかけているようだ。中央銀行による金融政策は全体の失業率を改善することには貢献できるだろうが、米国民の様々なグループ間の失業率の差を調整することは難しいと思うが・・・。



この数十年間の代々のFRB議長を振り返ると、変な人はいなかったように思う。パウエル氏もとてもいい。

では田中さんが言うように米国を中心に据えるとして、米国の何を選んで個人は投資すれば良いのか?とそれを考えてしまうね。


【Source: Yahoo FInance、Investing.com】

代表的指数のS&P500がその時点で史上最高値を付け、その後はコロナ禍の深刻化で急落した昨年2月19日時点の上記3つの米国株式指数の水準を100としよう。

その後の動きはこれだけ違い、何を選んでいたかで差は大きく出た。

それでも全部が上昇しているうちはまだいい。今年の2月後半からは相場付きが変わった。指数によりプラスマイナスが逆に出るような日も多くなった。

ハイテク系や新興企業の多いNasdaq総合とクラシカルなダウでは様相が異なり、ご覧のように5週間の通期合計リターン(右端)ではかなりの差が出た。


【Source: Yahoo FInance、Investing.com】
最終日3/19は米国東海岸時間午後3:30あたりで集計してしまっている。

Nasdaq総合はマイナス、ダウはプラスで、両者の差は10%だ。昨年来すごい上昇を記録したNasdaqもこうなるし、一方最近まで不冴えだったダウが、ここ5週間は逆に好成績。

わからないものですねえ。Nasdaqがもっと落ちたらそのETF買うのになぁ・・・と思うのだが、そう思っていると下がってくれないものである(笑)。

話がここから変わる。年齢を重ねた時の生き方としてテリー伊藤さんが良いと思うものを説明している本だ。

昨年7月に出たもので、老後論。シニアなみなさん、読んでみます?



「この期に及んでまだ幸せになりたいか?」と、すごい副題。

明日からこれを読んでみましょう。



テリー伊藤さんの本なのだから、おとなしいシニア生活論ではない。

テリー伊藤さんには悪いが、私はこれを古書で買った。

なにせ1円だったのだ(↓の丸印のところ)。



しかもまったく読まないまま売られたと思われる、キレイな本だ。得した気分。1円で買った本で、何時間か楽しく過ごせる。

テリー伊藤さんは鎌倉に家をお持ちだ。

このYouTube(↓)でも語っている通りである。



七里ガ浜から稲村ガ崎にかけて、彼が散歩する。

このブログにも過去に何度も登場した景色がいっぱい出て来る動画ですよ。
コメント (10)
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