「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

照度@鎌倉七里ガ浜+八ヶ岳西麓(4) 八ヶ岳西麓、原村の山荘

2009-03-08 09:28:24 | 内装・インテリア
今朝の鎌倉山から見た七里ガ浜の画像を添付する。眼下には私が住む住宅街と相模湾が広がる。この瞬間の空が以前紹介した「完全曇天空」に近い。この条件下での地上の明るさが5000ルクスである。完全曇天空の定義についてはこのURLをご参照。
http://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/fc125c868995b3d5985daada66f9499a



さて、私が知りうる限り、近年建てられた住宅の中で屋内が最も暗いのは私自身の山荘である。下の画像3枚は照明を目いっぱい明るくして撮られた山荘屋内の画像である。実際のイメージとはかなり異なり、明るく見える。



この山荘が建つ長野県諏訪郡原村は、多くの地区について建築確認申請を必要としない誠に鷹揚な村であり、建物の採光も自由である。絞りたければ絞れば良い。そこで私はギリギリまで絞ってみた。設計着工は1998年、完工は1999年のことであった。窓は米国マーヴィン社製のしっかりした木製サッシであるが、決して大きくないものばかりだ。室内で太陽光だけではソーラー電卓を使うことは出来ない。



標高1600mの寒冷地でこうした建築スタイルを採用することを、私はお勧めしない。ただでさえ寒いのに、さらに太陽光を絞っているからだ。しかし住宅内の照度を、ここで掲げた本(それぞれ「夜は暗くてはいけないか」と「陰翳礼讃」)に立ち返り考えてみると、適当な暗さであろうと思う。



これから家を建てる人には、是非照度を考えてもらいたい。採光と照明。それに出来れば庇(あるいは軒)と開口部の関係である。次回、鎌倉の自宅における体験について紹介したい。
コメント (3)
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