ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

斑鳩の里から松尾山(2013.01.09)

2013-01-09 21:00:06 | 矢田だより

 

法輪寺横の斑鳩町営駐車場に車を置いて、松尾山に向かいます(10時23分)。去年までタンボの石垣の上に仲良く腰かけていた、お爺さんとお婆さんの案山子の姿が消えて、道の反対側に色んな面白い顔を描いたカボチャが数個並んでいました。法隆寺からの広い道に合流して右に折れると、墓地の下で「十六丁」の町石を見ます。緩く登ってゴルフ場入口の溜池に来ると、珍しく数台の車が停まっていました。

ゴルフ場の中をしばらく行くと「十一丁」の町石とこの標識があり、ここからが山道になります。
以前から道脇で穴を掘っていたイノシシの活動が活発になったらしく、こんな標識も付けられていました。もう一つ、新しく「松尾山登山の皆様へ」と題した右隅に見える表示がありました。

要旨は「数年来の豪雨で荒れた参道を、ここに置いてある石を少しづつ運び窪みを埋めることに協力して欲しい。」というボランティア活動の依頼です。

このことは先日、TVでも紹介されて承知していましたが、少しづつでも大勢の皆さんが運び上げたお蔭でずいぶん歩き易くなっています。四丁近くの急坂もこの通りです。

登り切って寺域に入る手前には最近立てられた、こんな標識もありました。何度か通った道ですが「七曲り道」という名があったことは知りませんでした。この近くにも礫石が積んであったので、帰りに運ばせて貰いました。

風神雷神の扉絵がある南惣門を潜ります(11時04分)。いったん正面に回り山門を潜って、名水「松尾の水」で手を清め口を漱いで本堂にお詣りしました。境内は大勢の参詣者で賑わっていましたが、偶然、同じ町内の「矢田山を歩く会」のメンバーと出会いました。

新年の挨拶を交わして別れ、三重塔前から山頂へ。

11時28分、いつものように静かな山頂に着き、お互いに写真を撮り合いました(これは合成写真)。お天気もいいし、せっかくなので国見台へ足を延ばしました(11時45分)。残念ながら今日は展望が悪く、若草山がぼんやり見えるくらいで鳥見山も見えません。男性が一人、食事中でした。すぐに折り返して林道を下り、「松尾の水」で喉を潤しました(12時03分)。手で石の入った袋を運ぶのは結構、重く感じるので、今度はザックを持ってくれば良いトレーニングになる…と話しながら下りました。

駐車場着12時43分、レーズンにヨーグルトをコーティングしたようなセンダンの実が鈴なりでした。
今日も写真タイムの他はノンストップで2時間20分、13,170歩の快適なトレーニングでした。
 


メスペンのお伊勢参り(2013.01.07)

2013-01-08 20:36:35 | 旅日記

毎年恒例になったバスツァー利用の「お伊勢参り」。今年は変愚院が乗り気でないようなので、近所のお友達と二人で行きました。まず外宮に参拝。

人でいっぱいの宇治橋を渡り、ようやく内宮へ。写真を撮るのも一苦労です。

20年に一度の式年遷宮造営の前を通って参拝を終えて…。

お祓い町を散策して…

お蔭横丁に入って「伊勢醤油焼きうどん」の昼食後、お休み処でコーヒーを飲んで家路につきました。
変愚院へのお土産は、もちろん「虎」屋のウイロウです。


天理・竜王山(2013.01.06)

2013-01-07 08:42:25 | 山日記

今年も近所の人から入場券を頂いたので、幸ちゃんと3人で天理の「お節会」に行く。天理教本部神殿に供えられた鏡餅が鏡開きの後で切り分けられ雑煮にして振る舞われる行事で、全国からの信者の他に私たちのような信者以外の人もたくさん来ている。いくつも並ぶ大きなテント張りの会場の上に竜王山が覗いている。水菜の入った清まし雑煮のお餅をしっかりお腹に収めて、竜王山へ向かう。

長岳寺の駐車場に車を入れて歩き出したのは、11時15分になっていた。落ち葉に埋もれた階段道をゆっくりと登るうちに次第に汗ばんできる。ロープの張ってあるところで降りてくる人に出会う。

一時、雪でも舞いそうな暗い空だったが、中間点のお不動さんの石仏に着く頃には青空から陽射しが帰ってきた(11時55分)。ユニフォーム姿の野球少年が数人づつ一団になって元気に駆け下りてくる。小学低学年らしい子が先頭集団にいたが、大分差をつけられた最後の集団に大きい子供も混じっているのが面白い。長岳寺奥の院への分岐を過ぎ、最後の階段道の登りでは丸太に付着した氷が解け始めていた。最後の急坂を登って天理ダムからの林道に出て(12時25分)、田竜王社に手を合わせて舗装路を少し歩く。林道から再び山道に入り、途中で三か所ほど平坦な場所がある階段道を登ると南城跡の山頂にでる。

12時37分、山頂。初めて見るほどの人の多さで賑やかだった。某岳連の20人の他に大きな望遠鏡を据えた人、女性2人組、男女のペアそれに私たちで30人近く。今日もあまり展望は良くなく、金剛・葛城の山並みも生駒を背にした矢田丘陵も少し霞んでいる。東南側の日当たりの良い所で、コーヒーを飲んだ。登りで苦労したらしく、ここから降りるという人を一人残して、某岳連パーティが長谷寺の方へ降りていった。ベンチが空いたが、改めて景色を眺めているうちに汗が冷えて来て少し寒くなったので私たちも下山する(12時57分)。帰りは藤井竜王社から柳本古墳群への道を下る。すぐに岳連の男性に追いついて先に行かせて貰う。一本道だから道迷いは無いだろうが、かなり難渋しながら降りられている様子で少し心配だ。

林道から40分、急な階段道から岩交じりのゴロゴロ道になって古墳群に出た。この辺りには円墳、横穴墳を合わせて600基近くの古墳が確認されているというが、その数の多さには驚く。道沿いのこの消えかけた石仏の背後にも円墳が見えている。先ほど後ろから若いペアの声がしていたが、だんだん間遠くなった。ここからも歩きにくいゴロゴロ道をしばらく歩き、やがて左に沢を見るようになる。舗装路に変わり、なだらかな下り道が延々と続いた末に、堰堤を二つほど見て「山の辺の道」へ出た。

ここからは去年11月にも歩いた道である。緑に覆われた櫛山古墳手前の池畔では未だに赤い柿の実が鈴なりだった。古墳の上に竜王山が頭を出している。幸ちゃんとは久しぶりの山歩きだったが、竜王山は13年ぶり、前の「竜」の年に一緒に来て以来だったそうだ。エベレスト街道トレッキングの想い出話などしながら、ちょうど登り始めから3時間で駐車場に帰った。上り下りとも休憩なしで頂上滞在20分、やや気忙しかったが、お天気に恵まれて楽しい山行だった。


お正月の大和民俗公園(2013.01.05)

2013-01-05 17:20:52 | 今日の大和民俗公園

今年初めての土曜日。薄曇りでやや肌寒い日でしたが、たくさんの人がウォーキングやバードウォッチングを楽しんでいました。

公園入口のヤブツバキから見た民家群と矢田山。



梅林ではロウバイが咲き始めています。蝋梅はバラ科サクラ属の梅と違い、ロウバイ科ロウバイ属の植物です。
1月から2月にかけて芳香を放つ黄色い花を咲かせます。

蝋細工のような感じから「ロウバイ」という名が付きました。わが家のロウバイは、今年は咲き遅れて未だツボミです。


明けましておめでとうございます

2013-01-02 17:44:35 | 矢田だより

穏やかに年が明けて二日目。信州・松本から帰ってきている小5の孫娘と3人で、初詣を兼ねて初登りにいきました。
まずは矢田寺へお詣り。「今年もいい年でありますように…」

矢田大石の上に登って万歳!

お正月気分で身体の重い爺婆を尻目に、さっそうと登っていきます。

あっけなく頂上に着きました。気温8℃。風があり冷たいです。爺とツゥーショット。

展望台に登りましたが、曇り空で景色は今一つ。北の方に白い山が見えました。

下りは「遍路道」を帰ります。萬米上人様の前で手を合わせ…

急な坂道をお地蔵様の数を数えながら下りました。家に帰って車を降りるとき「楽しかったよ」と言ってくれました。