ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

私の関西百山(18) 竜ヶ岳

2013-11-08 09:22:15 | 私の関西百山

竜ヶ岳(1099.6m) <鈴鹿山脈>
(りゅうがたけ
)鈴鹿山脈北部の南端にあり、北の石灰岩帯が終わる所にある。平坦な山頂部はイブキザサに覆われ、遠くからは草原のように見える山である。山名の由来は昔、山頂近くに大きな池がある平があり、この池の水はどんな旱魃にも涸れることがなかった。この池には竜が住んでいると信じられ、昔は雨乞いが行われたという。この池ノ平は現在の1024mピークの西側といわれるが、池はなくなっている。

<一面の笹原と大展望の山>
1991年5月の二度、同じルートを歩いた。宇賀渓駐車場に車を置く。ここはその昔、子供たちを連れてキャンプに来た懐かしいところである。ホタガ谷出合で裏道登山口の標識に導かれて右の山腹に入る。かなりの急登で何度か谷を渡り返す。

ところどころでは丸木橋を渡る。ジグザグにしばらく登って再び沢に出合うと、かなり源流に近い感じになっている。

急坂を登るうちに次第に展望が開けてくる。登り終えて出た尾根は遠足尾根と呼ばれている。出発してから2時間半ほどかかった。



ここからはほぼ水平な尾根道になり、美しい山頂部が見えてくる。1042mピークを過ぎると滋賀・三重県境となっている三叉路に出る。左折して笹原の中を頂上へ向かう。

広々した山頂には方位展望図などがあり、美しく整備されていて、ひろびろと360度が見渡せた。鈴鹿の全山が見えるかと思うほどである。



下りは、なだらかな緑の笹原が緩く波打つ中を御在所岳の方を見ながら、しばらくは尾根の散歩道を行く。


やがて急な下りとなる。



重ね岩を経て、掘り割り状やザラ場の下りを重ねて石愽峠に着く。しばらく車道を歩いて小峠から再び沢沿いの山道に入り、鉄ハシゴを下ると長尾滝。



45分ほど山腹の高捲き道を下ってホタガ谷出合に帰った。(この帰り道が表道にあたる。)