ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

山水画の世界・黄山(2)

2007-06-06 14:23:04 | 旅日記

ホテルから光明頂まで2.5㎞の登り道は、殆どこの
ような石段の連続です。右手に頂きから周回する
飛来石へのギザギザの稜線を見ながら登ります。


50分程で到着した標高1840mの光明頂。黄山第二の高峰です。
この写真をとった場所には山小屋があります。このあたりから
少し右手にある山頂にかけて、大勢の人で賑わっていました。
先程から聞こえていた雷鳴が近づき、真っ黒な空から大粒の雨
が落ちてきました。


さきほど見えた稜線を雨具を着て下ります。道は岩の下を捲く
ようにつけられているので、雨に煙る景色を見ながら楽に下れ
ます。これは西海門といわれるところ。


光明頂から1㎞下ったところにある「飛来石」。まるで天から飛んで
きた岩が岩盤に突き刺さったようです。
(下の写真とは反対側から見たもの)


岩の周囲は各国の観光客で満員。(張さん撮影。
手を挙げているのは変愚院。)


やがて雨は上がり、いくつもの峰々が雲海に浮かぶ、まさに
山水画の世界が出現しました。


正面の岩肌にポツンと赤いのはヤマツツジです。
なだらかな道を1.8㎞、夕陽で名高い排雲亭に行きましたが、人ばかり
多くて、雲が厚く肝心の夕陽は望むべくもないので下り0.7㎞、登り1㎞
を歩いてホテルへ帰りました。
後半部のハイキングは約7㎞、3時間のコースでしたが、道が整備され
ていて遊歩道の感じで歩けました。