ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

神戸市立博物館へ(5月9日)

2006-05-10 09:26:59 | 旅日記


「江戸の誘惑」展を鑑賞に行きました。
明治時代に来日したウィリアム・ビゲローという医師が、多数の
浮世絵を買い集め、ボストン美術館に寄贈したもので、これまで
非公開のものが多いそうです。
師宣や歌麿、広重、北斎を始めとするたくさんの浮世絵が江戸人
の暮らしを描いた「江戸の四季」、吉原などの遊里の文化「浮世
の華」、歌舞伎役者の姿絵や、芝居小屋の絵看板「歌舞礼讃」、
そしてパロディ風の見立て絵「古典への憧れ」の4部構成で展示
されていて、見応えがありました。
最後には私の大好きな石燕の「百鬼夜行図」まであり、じっくり
楽しめました。



博物館のある地域は、かっての外国人居留地でこんな門柱も見かけ
ました。



博物館の隣には「旧神戸居留地十五番館」があります。明治十三年
に建築された神戸市内で最も古い洋館です。外観は石造のようです
が実は木骨煉瓦造りの二階建。
阪神淡路大震災で全壊したのを3年がかりで復旧したものです。



ぶらぶらと歩いて三宮へ帰る道で、琴の音が聞こえてきました。
道脇にさりげなく、こんなモニュメントが置いてあります。

神戸の町は、どこかノスタルジアを誘う香りがします。二人とも
若い頃から大好きな町なんですが…
夕食は、やっぱり通い慣れた食い倒れの街・大阪でしました。