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ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

お鍋の季節 (12月15日)

2009-12-15 19:39:32 | 我が家の歳時記
師走らしい寒さがつのってきました。気忙しくて寒い季節はお鍋に限ります。
多人数でガヤガヤ囲む鍋も楽しいですが、二人で飲みながら鍋をつつくのも
この季節ならでは…

今日は水炊きでしたが、我が家では寄せ鍋はもちろん、キムチ鍋、カレー鍋、
中華鍋、カキ鍋、ちゃんこ鍋、すき焼き…と二人とも大の鍋好きです。
ただ、ついつい酒量が増えるのが…(私はホンの嗜み程度です・♀ペン)。

後にオジヤ(雑炊)、お餅、うどんの何を入れるのか考えるのも楽しみ。
カレー鍋の後にリゾットにしたのも美味しかったです。

「又例の寄せ鍋にても致すべし」虚子
「寄せ鍋の湯気を隔てて妻の顔」変愚院

万両の実 (12月14日)

2009-12-14 09:13:10 | 我が家の歳時記


これから赤くなるのではなく、珍しく青白い色の万両です。



これは別の鉢で、紅白の二株を一緒に植えています。



赤い実は淋しい冬枯れの庭に華やかな色どりを見せてくれます。



こちらはセンリョウ。
位は万両の10分の一ですが、我が家ではこちらの方が数が少なく貴重です。



「千両ややや退きし塀の影」桑原寸南帆

残り花と帰り花 (12月13日)

2009-12-13 09:26:41 | 我が家の歳時記


「枯菊に尚ほ色というもの存す」 高浜虚子
健気に胸を張っているように見えます。



二、三日暖かい日が続いたためか、庭の隅でニオイスミレが開きました。
虚子の句に「うかうかと咲き出でしこの帰り花」というのがあります。



タツナミソウ これも春に咲く花ですが、二輪だけ咲いています。
「返り花むらさき淡し交わりも」山口青邨
同じカエリバナでこの字を使うこともありで、また忘れた頃に咲くという
意味で「忘れ花」の季語もあります。
いずれも「狂い咲き」というよりもキレイな感じで好きな言葉です。

ヒマラヤユキノシタ (12月12日)

2009-12-12 09:03:04 | 我が家の歳時記
庭のヒマラヤユキノシタが春を待つ蕾をつけました。



同じユキノシタ科ですが、葉や花の形も開花の時期も一般の「ユキノシタ」とは
異なります。
ウインター・ベゴニア(Winter begonia)の異名もあり、近縁種にはシベリアユキノシタ
という品種もあるそうです。



普通のユキノシタは夏に咲きますが、ヒマラヤユキノシタの開花は2~3月頃
です。これは今年の早春の写真です。



「ヒマラヤの峰を偲ぶやユキノシタ」変愚院

もちろん俳句にはなりません。ユキノシタは夏の季語ですから…。

実のある?話 (12月11日)

2009-12-11 09:59:46 | 我が家の歳時記
3日ほど前、嫁の実家(松本)から送って頂いたリンゴです。



長野県は、青森に次ぐ第二位のリンゴ生産県です。
若い頃、北アルプスの土産は松本駅前で買った青いリンゴでした。
多分、早生の「祝」という小型品種ではないかと思います。

長野のリンゴは、日光を十分に浴びさせて栽培される「サンふじ」
が多いようです。なお、「サンふじ」は長野JAの登録商標で、頂いたのも
この品種と思いますが、蜜が多くて、とても甘くジューシーです。



これは松本市郊外の息子宅からほど近いリンゴ畑です。(2005年11月撮影)



ところで、これは我が家の庭で見つけた小さな黒い実ですが、何でしょう?
近くにあるリュウノヒゲより葉の幅が広く、実も少し大粒です。
どなたか教えて下さい。

枇杷の花 (12月3日)

2009-12-03 08:44:27 | 我が家の歳時記
家を建ててすぐの頃、庭の西北端に種からビワの木が二本生えました。
しばらくすると、放っておいても大きな甘い実がたわわに実りました。
ご近所だけでなく、職場まで持って行くほどたくさん出来たのですが、
樹が大きくなりすぎて北隣の庭にまで進入するし、夏になると大きな
毛虫が来て糞をまき散らしますので、何時の頃か二本とも伐ってしまい
ました。



それからまた何年か経って、今は西側の公共施設の敷地に落ちた実が大きな
木に育って、ブロック塀越しにふるさとの我が家に枝を伸ばしています。
確か民法では、こちらに入った実は我が家のものになる筈ですが…。

「枇杷の花ゆるやかに刻狂ひおり」岸田稚魚
「枇杷の花しきりに落つる日なりけり」石原舟月

サンサカの花

2009-11-28 17:51:20 | 我が家の歳時記


漢字で書くと山茶花。ふつうサザンカと読みますね。
しかし本来はツバキの意味で、サンサカから言いやすいサザンカに転訛した…
二、三日前の毎日新聞「余禄」欄からの受け売りです。

河内に住んでいた子供の頃、ゴロリと横になることはネロコブ(←寝ころぶ)
と言っていました。
大人たちはバスのことをパスと言っていたことを思い出します。