「しんぶん赤旗」16日付15面は、「『再調査を』35万人」の大きな見出しで署名が内閣府に提出されたことを報道しました。同紙の記事の内容を一部紹介させていただきます。
「財務省が国有地を不当に値引きして大阪市の学校法人に売却し、公文書の改ざんにつながった森友学園問題。改ざんを強制され自殺した財務省近畿財務局員の赤木俊夫さんの妻、雅子さんがネット上で展開した『有識者による第3者委員会での調査』を求める署名には35万2659人分が集まり、15日、代理人弁護士2人が内閣府に提出しました」
「ネット署名は今年3月に開始。署名のほか、1万2000件のコメントが寄せられました。『身内を不当に優遇し、ゆがみを赤木さんに押し付けた安倍政権』などの書き込みがあり、会見した生越照幸弁護士は『多くの方が怒っている。民主主義の現状に対する怒りが形になったと認識している』と語りました」
「再調査」の署名を訴えた赤木雅子さんは、「15日の署名提出では代理人を介し、『夫がなぜ自死に追い込まれたのか』『真実が知りたい』『再調査を実施してください』などとする自筆のメモを公表しました」
「雅子さんのメモは『当時、財務省・近畿財務局の中で何が行われどのようにして夫が改ざんするようになったのか』『改ざんを招いた土地取引に問題はなかったのか』と疑問を呈し、有識者による第3者委員会の立ち上げと公正中立な調査を求めています」
「また、署名賛同者に向けたメモでは、このような沢山の人達が応援してくれることを知ったら、夫は自死まで追い詰められなかったかもしれない』『夫も喜んでると思う。署名は仏前に置いてあげたい』と感謝を表明しました」
「松丸正弁護士は、俊夫さんが手記に『改ざんに関わった者としての責任を考えてきたが、事実を公の場で説明できず、今の健康状態ではこういう方法しかない』という趣旨の文章を残して亡くなったことを指摘。『事実を調査委や裁判の場で明らかにしたいという雅子さんの思いが、この署名運動の力になっている』と語りました」
この記事を読んで、改めて、”民主主義の力が、国民一人ひとりの行動で、声で、育てられ、力強さを増している”ことに強く励まされています。
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