10日、志位和夫委員長が記者会見で語ったことは、今後の野党共闘、野党連合政権合意に向けた重要な内容を含んでいるのではないでしょうか。「しんぶん赤旗」11日付から一部を紹介させていただきます。
「立憲民主党と国民民主党など結成する合流新党の代表に立民の枝野幸男氏が選出されたことへの受けとめを問われ、『枝野代表とはこの5年間、市民と野党の共闘の発展のために協力してきた関係にあります。今後もいっそうの共闘の発展のためによく話し合っていきたい』と表明しました」
「志位氏は、合流新党との関係について『自民・公明政権に代わる野党としての政権構想をよく話し合って、しっかりまとめて国民に示していきたい』と強調しました」
「枝野氏が代表選挙で『民進党までの綱領は、自己責任や自助を強調する新自由主義的な側面が残念ながら残っていた』とし、合流新党の綱領で新自由主義とは違う社会をつくることを明確にしたと述べたことについて、志位氏は『率直な発言と思って聞きました。新自由主義からの決別をはっきりおっしゃったことはたいへん大事です。この問題ではかなり太いところで私たちと一致点ができています』と語りました」
「そのうえで志位氏はこれをベースにして新自由主義から本格的に転換することになれば、新自由主義のもとで行われてきた社会保障切り捨てや消費税増税、雇用の規制緩和などを見直すことになると指摘。『そうした問題の土台で一致する方向性が共有されてきたことは大事で、歓迎しています』と述べました」
「また、枝野氏から消費税の減税や一時的に税率をゼロにすることなど踏み込んだ発言があったことについて志位氏は、日本共産党が消費税廃止を一貫した目標とし緊急に5%への減税を求めており、他の野党からも『消費税減税・ゼロ』の方向が出ていることを歓迎したいと表明。『消費税減税を野党共闘の旗印に掲げ、実現を目指していいきたい』と強調しました」
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