宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

「自由で独立した国家」は、「すべての行為を実施する完全な権限を有する」 (13)

2019年11月22日 | 綱領関連

 「アメリカ独立宣言」の「結語」は、次の文章で締めくくられています。

 「われわれアメリカ連合諸邦の代表は、大陸会議に参集し、われわれの意図が公正であることを、世界の最高の審判者に対して訴え、これらの植民地の善良な人民の名において、そしてその権威において、以下のことを厳粛に公表し宣言する」

 「すなわち、- これらの連合した植民地は自由な独立した国家であり、そうあるべき当然の権利を有する。 これらの植民地は英国王に対するあらゆる忠誠の義務から完全に解放され、これらの植民地と英国との政治的な関係はすべて解消され、また解消されるべきである」

 「そして自由で独立した国家として、戦争を始め、講和を締結し、同盟を結び、通商を確立し、その他独立国家が当然の権利として実施できるすべての行為を実施する完全な権限を有する」

 1776年の「アメリカ独立宣言」が、人類の自由と人権を発展させる不滅の力、役割を果たしたことに、あらためて感動させられます。

  そして、この自由で独立した国家、平和で民主的な国家をつくる道は平坦ではありませんでした。 世界の人々は、想像を超える戦争の残酷さを経験し、経済を巨大に発展させ、また経済危機を乗り越え、一時的には後退し、紆余曲折を経ながら、人間の理性と英知を結集し、新たな人類の歴史を切り開きつつ21世紀を迎えています。

 日本共産党の「綱領一部改定案」は、「世界情勢論」を大きく発展させました。 そして、綱領の「第5章ー社会主義・共産主義の社会をめざして」の改定も行なうことにしています。

 新たに、整理し、書き加えられた部分を紹介させていただきます。

 「これまでの世界では、資本主義時代の高度な経済的・社会的な達成を踏まえて、社会主義的変革に本格的に取り組んだ経験はなかった。 発達した資本主義の国での社会主義・共産主義への前進をめざす取り組みは、二一世紀の新しい世界史的な課題である」

 「発達した資本主義国での社会主義的変革は、特別の困難性をもつとともに、豊かで壮大な可能性をもった事業である。 この変革は、生産手段の社会化を土台に、資本主義のもとでつくりだされた高度な生産力、経済を社会的に規制・管理するしくみ、国民の生活と権利を守るルール、自由と民主主義の諸制度と国民のたたかいの歴史的経験、人間の豊かな個性などの成果を、継承し発展させることによって、実現される」

 「発達した資本主義国での社会変革は、社会主義・共産主義への大道である。 日本共産党が果たすべき役割は、世界史的にもきわめて大きい」

 日本共産党の未来社会論ー社会主義・共産主義の社会は、アメリカの建国の歴史をはじめー「自由と民主主義の諸制度と国民のたたかいの歴史的経験」などを全面的に生かしてこそ実現されるものと考えています。

 


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