宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

「発達した資本主義の国の社会変革は、社会主義・共産主義への大道」 (15)

2019年12月02日 | 綱領関連

 日本共産党の綱領一部改定案は、「第3章21世紀の世界」への改訂が中心ですが、その改定の関連で、「第5章社会主義・共産主義の社会めざして」についても改定される予定です。 その内容が、「毎日」紙の報道を考える参考になるのではないかと感じています。

 以下、新たに追加される部分を紹介させていただきたいと思います。

 「これまでの世界では、資本主義時代の高度な経済的・社会的な達成を踏まえて、社会主義的変革に本格的に取り組んだ経験はなかった。 発達した資本主義の国での社会主義・共産主義への前進をめざす取り組みは、21世紀の新しい世界史的な課題である」

 「発達した資本主義国での社会主義的変革は、特別の困難性をもつとともに、豊かで壮大な可能性をもった事業である。 この変革は、生産手段の社会化を土台に、資本主義のもとでつくりだされた高度な生産力、経済を社会的に規制・管理するしくみ、国民の生活と権利を守るルール、自由と民主主義の諸制度と国民のたたかいの歴史的経験、人間の豊かな個性などの成果を、継承し発展させることによって、実現される」

 「発達した資本主義国での社会変革は、社会主義・共産主義への大道である。 日本共産党が果たすべき役割は、世界的にもきわめて大きい」

 志位和夫委員長は、8中総での、「綱領一部改定案」の討論の「結語」のなかで、次のように述べました。

 「一部改定案が、『発達した資本主義国における社会変革は、社会主義・共産主義への大道である』という命題を押し出したことの意味についてであります。 これは、私たちが、一つの世界史的な『割り切り』をしたということであります」

 「わが党は、資本主義の発展の遅れた国ぐににおける社会主義的変革の可能性を否定するものでは決してありません。 そのような断定は、図式的で傲慢なものとなるでありましょう」

 「同時に、ロシア革命から1世紀をへた世界史的経験は、資本主義の発展が遅れた国ぐににおける社会主義的変革には、きわめて大きな困難があることを証明しました」

 「そうしたもとで、発達した資本主義国で社会主義・共産主義への道を開くという人類未到のとりくみに、腹をくくって挑戦しようーーこれが一部改定案の立場であります」

 「一部改定案では、発達した資本主義国での社会主義的変革の『特別の困難性』とともに、『豊かで壮大な可能性』を全面的に明らかにしています。 私が、結語で強調したいのは、今の私たちのたたかいが、『特別の困難性』を突破するとともに、『豊かで壮大な可能性』を準備するたたかいであるということです」