宮応かつゆきの日本改革ブログ

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厚労省、ブラック企業相談件数公表(1日実施)、残業代の不払いが最多

2013年09月03日 | 雇用と賃金

 今朝の大和駅の早朝宣伝は、厚労省が2日公表した、「ブラック企業相談件数・内容」を中心に報告しました。この内容は、「しんぶん赤旗」が頼りです。同紙は厚労省の相談件数や年代別の相談内容を詳しく報道しています。「相談の半数が20~30代の若者にかかわるもので、相談内容の半数は、賃金不払い残業(サービス残業)」でした。

 9月1日付の「しんぶん赤旗」日曜版は、「ブラック企業」を特集しています。「ロッテリア元店長語る=私はポケットマネーでバイトの給料を払った」-こう語った元店長は、「ロッテリアのことはいまでも好きです。だからこそきちんとしたルールで、人を大事にする労働環境に変えてほしい」と訴えています。また、「ハウス食品」の契約社員の雇い止めに関する記事です。勤続20年になる40代の女性は、「私たちは入社以来、社員以上に仕事をしてきた。それを一方的に切り捨てるのは絶対に許せない」と訴えています。

 こうした一方、明るいニュースもあります。全日空の客室乗務員の正社員採用です。全日空が20年ぶりに再開したものです。航空の現場からは、「感無量」「大きな一歩」という喜びの声が上がっているそうです。客室乗務員連絡会事務局次長の酒井三枝子さんは「ANAの『客室乗務員正社員採用』は、私たちが重点課題として長年、訴え続けてきたもので、大きな意義があります。~欧米では正社員が当たり前です。ANAの方針転換に続き、JALをはじめすべての航空会社で客室乗務員の正社員化を進めるべきです」と語っています。

 また、学生や大学院生が労働組合を結成し、「ブラックバイト」とたたかう記事にも出会いました。大手スーパー・マルエツのバイトで働く学生のたたかいと、労働組合結成の動きです。「一人の声の『点』が『線』になり、『面』になれば、働き方が変わる」。そのとおりではないでしょうか。