じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

映画「KT」

2019-02-17 18:55:54 | Weblog
★ 映画「KT」(2002年)を観た。

★ 1973年に起きた「金大中事件」、この事件をめぐる人々が描かれていた。

★ 選挙工作の末、辛うじて選挙に勝った朴大統領、金大中を最大のライバルと考えていた。大統領から直接指示があったのか、あるいは側近の忖度によるものなのか、日本に滞在している金大中氏を拉致し、暗殺せよとの命令が下る。

★ 命令を受けKCIAが動く。それに日本の公安警察や自衛隊の別班が絡む。

★ 5日後、金大中氏は自宅近くで解放される。なぜ彼は暗殺を免れたのか。アメリカ政府や日本政府はどう動いたのか。この映画はそうした疑問に答えてくれる。

★ 当時の日本政府は田中内閣。官房長官は二階堂進、官房副長官は後藤田正治。そうそうたる面々だ。
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森嶋通夫「サッチャー時代のイギリス」

2019-02-17 14:57:05 | Weblog
サッチャー時代のイギリス―その政治、経済、教育 (岩波新書)
クリエーター情報なし
岩波書店


★ 以前に「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(2011年)を観たことがある。メリル・ストリープの好演が印象的だった。「鉄の女」とあだ名された宰相も晩年は認知症に苦しんだようだ。

★ 森嶋通夫著「サッチャー時代のイギリス」(岩波新書)を読んだ。1988年の初版だから、まだサッチャー首相が現役バリバリの頃だ。

★ 1970年代終盤、サッチャー氏が首相の座に就いた頃のイギリス、「福祉国家」という名の社会主義化が進み、一方では「イギリス病」と呼ばれる低迷に苦しんでいた。

★ この沈滞した状況に彼女は大ナタを振るう。後に「新自由主義」と言われるが、利他主義から利己主義へ、上に厚く下に薄い経済政策、民営化の推進、教育への市場原理の導入、「大きな政府」から「小さな政府」へ、さまざまな政策がとられた。

★ 痛みを伴う改革の前で政権は幾度と危機を迎えるが、フォークランド紛争の勃発やIRAによる爆弾テロに襲われて九死に一生を得るなどまさに「ラッキーレディ」として長期政権を維持した。

★ 1980年代のイギリスの状況は大変よく分かった。

★ 「新自由主義」は世界的な潮流だった。イギリスのサッチャーリズム、アメリカのレーガノミクス。日本は中曽根内閣の臨調や臨教審。60年代から70年代の左翼活況時代の反動なのか、右派が強い時代だった。
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チャルメラちゃんぽん

2019-02-17 12:22:03 | Weblog


特売(78円) で買ったちゃんぽん、うまかった。
つるつるもっちり麺に旨味たっぷりのスープ。
塩分を制限しないといけないのに、飲みきってしまった。
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次の元号

2019-02-17 11:14:36 | Weblog
★ まもなく改元。次の元号をめぐってはさまざまな下馬評が飛び交っている。

★ 畏き辺りの話、結局は手の届かないところで決まるのだから、あれこれ考えても仕方のないことだが、気にはなる。明治、大正、昭和、平成のイニシャルM、T、S、Hは避けるだろうし、過去に使われたものや画数の多いものは避けられるだろう。小学校で習う漢字の範囲内だろうか。

★ 中国の四書五経から選ばれるというが、今回から日本の文献からも検討されるという。「日本書紀」から八紘一宇なんてことはなかろうが。

★ 「安久」などといった噂もあるが、さすがに「安」は避けるかな。開き直って「安晋」とか。

★ 昭和に改元する時は、東京日日新聞が「光文」とスクープして、それが大誤報になった。後に「光文」案がもれたから「昭和」に差し替えられたという話もある。当時、枢密院では「光文」「大治」「弘文」が検討されていたという。(中村正則「昭和の歴史2 昭和の恐慌」小学館より) いわゆる「光文事件」である。

★ さて、過去には70字余りの漢字が使われ、だいたい使われやすい漢字は限られている。「安」「永」「元」「天」「治」「長」「文」、「和」「平」「明」などだ。それぞれに安らかなる世への願いが込められている。(現実は必ずしもそうではないから)

★ 小渕官房長官(当時)が額縁をもって「平成」と発表したときは、なんて古臭い年号かと思ったが、月日が経つと慣れるもの。今の若い人には「昭和」が古臭いらしい。

★ 「安治」「安文」「安平」「安明」「永安」「永文」「永平」「永明」「元安」「元和」「和平」「和永」「和文」。結構、地名や固有名詞もあるなぁ。

★ 「公」「光」「幸」「久」「友」「共」なんて字もあるかな。「公明」や「公共」はないと思うけれど。

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