じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

ドラマ「砂の器」を観る

2011-09-12 00:34:06 | Weblog
★ 連夜でテレビ朝日の「砂の器」を観た。

★ 松本清張原作「砂の器」は映画版を初め、テレビドラマも今回で5度目だという。

★ 何と言っても印象に残っているのは映画版だ。加藤剛演じる犯人を、丹波、森田演じる2人の刑事が追いこんでいく。テーマ曲「宿命」が実に効果的に使われていた。終盤の四季の風景も美しかったなぁ。

★ 今回のドラマは玉木宏氏が演じる若い刑事を中心に描かれている。

★ 車窓から捨てられた「紙吹雪」を探すシーン。映画版では夏の暑さが表現されていたが、今回は冬かな。

★ 鑑識技術などは今日から見ればかなりラフだね。血液型で犯人と被害者をつなげるというのも強引だね。今ならDNA鑑定があるけれど。

★ お遍路の親子が故郷を追われた理由もこの時代では原作通りには使えないしね。

★ 映画版の印象が強いとドラマ版の評論家の位置づけがイマイチしっくりこない。

★ そもそも、過去を知られたくないということで人を殺すだろうか。訪ねてきた元巡査と和賀が会わなければ、事件が起こりようもないのだが、それを言っちゃ身も蓋もないか。

★ 今回のドラマ版で脚色された女性記者。これはどう評価すべきか。捜査が行き詰るたびに次の展開へのヒントを与える役回りだが、少々存在がうるさくもある。

★ 恋人同士とはいえリークはまずかろう。

★ ストーリーはわかっているのだが、最後までしっかり観てしまった。玉木氏と佐々木氏の刑事と犯人のやりとり、それに小林薫氏がいい味を出していた。西村氏が演じる警部の演出はちょっと気になった。

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