JSP_Blog

ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

論理と直観

2014-06-12 09:00:00 | 日記
読者の皆様は物事を考えるとき、どのような手順を取るだろうか。
私は、人間には2つの思考方法が存在すると考えている。題に掲げた、「論理」と「直観」である。
先日、この話題を話す機会があった。自分でもあまりまとまっていなかったため、この場を借りて改めて考えてみたい。
まずはそれぞれがどのようなものであるか、私の解釈を少し書き出してみよう。


■論理
こちらは物語を書く方ならよく使う思考方法だと思う。物語と言っても小説だけではなく、プログラムや何かの手順書なども含む。
何が登場し、どのようなことが起こり、それによってどんな結果が起こる。そういった明確な手順を思い浮かべて考える手法だ。
この手法を使用するには、「何をどうすればよいか」をパターンとして事前に知っている必要がある。
例えば私はこの文章を書くにあたって起承転結を使っている。(ここは「承」にあたる。) 起承転結を知らなければ、このような構造の文を書くことは出来なかっただろう。最初に序文を書き、次に具体的な説明を書き、この後話題を変えるかどうかはわからないが、最後にはうまくまとめようと考えている。

■直観
こちらは誰もが使う思考方法だろう。
例えば上で「起承転結を使っている」と書いたが、私はそれを意識して使っていたわけではない。自然な流れで、何も考えずにそうしていた。
また、読者の皆様も、暗黙の了解として起承転結の形式で理解していると思われる。つまり、最初のブロックでは序文を書いていて、■記号からは詳しい内容を書いて、きっと最後にはまとめがあるだろう…と構造的に理解しているはずだ。
「言われてみれば…」という人も、「最初からそう考えていた」という人も「全然そんなこと考えていない」という人もいると思う。しかし、その感想の出し方こそ直観的なのだ。
直観とは、思考の手順を思い浮かべない思考方法だと、私は考えている。後付けで理屈を言うことは出来るが、その判断そのものには思考過程が存在しない。
極端な話をすれば、私はスズメを見たとき、「これはスズメだ」とは考えるかもしれないが、「この体格と色、くちばしの形や仕草、飛び方や鳴き声は、スズメだ」などとまだるっこしいことは考えない。前者の考えは直観であり、後者は論理だ。


また、先日この話題を話した際には、どちらがより優れた考え方か、ということも話した。優れている、というのは「人間はどちらの考え方をするべきか」という意味である。
私は直観の方がより優れていると考えている。抽象的なことを考えるに当たっては、手順を明確化出来ないために論理では力不足だ。どうしても、感覚的な考え方をせざるを得ない。無理やり論理的に考えても、必ず矛盾があり、結論は出ない。


さて、無理やり話題転換までして「起承転」までは書いたつもりだ。実はあまり話題も変わっておらず、のっぺりとした文章になっているかもしれない。が書いたものは書いた!よし。
しかし「結」はどうしようか…。実はこの「論理と直観」という題も直観的に選んだもので、完全に見切り発車で文章を書いているのである。全くもって、計画性の無さがここにも表れたわけだ。
そも、こんなことは誰もが直観的に理解していることだとも思う。果たしてここに書くことに意味はあったのか。
というわけで、直観も大事ではあるが、しっかりと計画して理詰めで行くことも重要である。と、ありきたりなまとめでご容赦いただきたい。
相変わらず寝不足な頭でこんなことを悩み続ける日々である。

(つ)


monipet
  動物病院の犬猫の見守りをサポート
  病院を離れる夜間でも安心

ASSE/CORPA
  センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
  「できたらいいな」を「できる」に

OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
  短納期HEMS開発をサポート!

GuruPlug
  カードサイズ スマートサーバ

株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする