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JSPから発信するビジネスブログ

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2016-08-31 10:31:19 | 日記
 金融系の企業一社全体の業務を丸々網羅するシステム構築を受注したことがある。融資を中心とする窓口業務と回収を中心とするバックヤード業務、振込みや引落しなどの銀行や収納代行企業との連携機能、財務経理、勤怠管理と給与計算、そして経営管理全般の業務など、全部合わせると、とてつもなく大きなシステムになった。バブル時代の申し子のようなシステムだと言えなくもない。
 
 企業の中でどの部署に異動になっても同じ設計思想の使い勝手を持ち、操作が簡単な画面で仕事ができることにこだわった。お客様に見て頂く前に画面イメージの作り直しを何度も依頼してスケジュールを大幅に遅れさせた。わがままなマネージャだと強烈な批判を浴びたものだ。当時の仲間たちには本当に申し訳ないことをしたと思う。しかし、作ったシステムをご利用頂いたお客様から、ここまでよく考えられたシステムは他にない、と声をかけて頂き、お客様の同業他社が何社も視察に訪れて来る姿を見るにつけ、やって来たことは無駄ではなかったと安堵したものだ。
 
 対象がシステムであってもそうでなくても構わないのだが、自分が作ろうとする「もの」への自分なりのこだわりがあるかどうか、それによって出来上がったものは大きく違った「もの」になって来るように思う。つまり、こだわりを持って作ったものは、何か違うのだ。その何か違う部分がお客様に気に入られる場合もあれば嫌われる場合もある。それぞれの理由をしっかりと聞くことが出来れば次の「もの」作りに大いに役立つ。こだわりもなく、作ろうとする「もの」への思い入れもない人が作った「もの」には、例え大きな問題がなくとも愛着が湧かない。長く使おうと思えない。
 
 料理や衣類、住居など、食べてくれる人、身に着けてくれる人、住んでくれる人のことを考え抜いて、その上で何かにこだわって作った「もの」であれば、必ず大きなインパクトを利用者に与える。忘れられない「もの」になる。
 
 使ってくれる人はどんな人なのか、まずそのイメージを持つことが、自分のこだわりの源泉になるだろう。母親が子供に作る料理などは手に取るように子供のイメージができているから怖いもの無しだ。読者を限定しない文章やスピーチなども特定の誰かをイメージして書いたり話したりすることを薦める人は多い。当然のことだが、よく知らない人のことはイメージできない。
 
 冒頭で言った企業全体のシステムを作った時はお客様と合宿をしたり各支店を訪問したり、懇親会を開いたり、どれだけ時間をかけたかわからない。どんな仕事をしているのか、どんな苦労があるのか、お客様を知るための時間を相当使った。しまいにはお客様の支店で人が足りない時には手伝いに来て欲しいと言われるまでになっていた。そんな時間がこだわりを生んだのだろう。その時作ったシステムは、ほぼそのままの形で数社に引き継がれ、15年ほどあちこちで使われたと聞く。(三)



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太宰がたずねる

2016-08-30 11:17:30 | 日記
今年は珍しく、津軽に旅をする機会に二度も恵まれた。津軽鉄道に乗りながら、太宰の「津軽」を読む。そんな念願の贅沢な読書の旅を満喫することもできた。読後にバスに乗りながら、疲れていたからだろうか、太宰が語り掛けているように感じた。
「お前の津軽は、どこだ?」

東京・新宿。
笑わせようとしているわけではない。ここが私の「津軽」であり、「第二の故郷」と呼ぶ場所である。高校時代からこの街で青春を謳歌してきた私にとって、彼にとっての金木は新宿御苑であり、岩木山は東京都庁である。太宰は書いている。
「金木は、私の生れた町である。津軽平野のほぼ中央に位し、人口五、六千の、これといふ特徴もないが、どこやら都会ふうにちょっと気取つた町である。善く言へば、水のやうに淡泊であり、悪く言へば、底の浅い見栄坊の町といふことになつてゐる。」
これに倣うとすれば、私の新宿はこのようになる。
「新宿は私を育ててくれた街である。武蔵野台地の東側に位置し、年間10億人以上がこの街の駅で乗り降りしている。その駅の人混みをかき分けて改札を出ても人混みしかなく、その向こうに小さな空と主に見える風景は、出口によって街の表情を変えてしまう。善く言えば、豚骨スープのように濃厚であり、悪く言えば、節操のない、この街に住み着く人を体現している街ということになっている。」

この夏休みは、拠所無い事情で、わが第二の故郷に通うこととなった。母校の茶道部の師匠が倒れ、力不足ながら当面の代役を仰せつかったのだ。十名余りの浴衣姿の女子高生に囲まれて、というと、華やかなイメージを思い浮かべる向きが多いだろうが、稽古の手つきやお点前の出来からすると、心がときめく前に指導の声をかけることに専念せざるを得ない。鼻の下を伸ばすなり、いかがわしいことを考える余裕は、まったくない。ただ一つの役得は、師匠が当時の私に指導してくれた声が、その場から聞こえてくるように感じたことである。

お華の世界でもそうであるように、お茶の世界では得てして、下手が上手の業を見比べても、何が違うかわからないものである。小学生が中学生と教授の点前を見ても、「お茶を点てている」という共通項しか見いだせないものだ。上手が下手の業を見れば、どこまでの修行で何ができ、何ができないかを瞬時に見抜くことができる。私が上手なわけではないが、さすがに長年ついた師匠が、高校生たちにどのレベルを要求し、どのように指導してきたのかは、手に取るようにわかる。それが「受け継ぐ」ということであり、自分自身が「初心に帰る」瞬間でもあると強く感じることができた。機会を得なければできないことで、ありがたいことである。

太宰は「津軽」で旧い友人・知人との旧交を温め、自分の本質と成り立ちを、自ら喝破した。大作家の向こうを張るようで恐縮だが、私もこの夏の経験から、昔の自分を見つめ直すことができた。そう、熱いこと、真っ直ぐなことがよいと信じ、楽しいこと、楽しませることを一生懸命にやっていたあの頃を思い出し、師匠から教わった最も大切なことを思い返す。そうした貴重な時間をもらったのだ。利休居士の教えを歌にしたという「利休百首(利休道歌)」の第一番にこうある。

その道に入(い)らんと思ふ心こそ我身ながらの師匠なりけれ

利休居士が亡くなって425年、太宰が「津軽」を著して、72回目の夏が過ぎていく。(啓)


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言葉の壁

2016-08-29 08:39:31 | 日記
 あちこちで発生するテロを始め、心が痛む事件の連続だった世界が、オリンピックの開催期間中、急に優しくなったように感じた。閉会式から1週間。世界は変わったろうか。
 
 それぞれの意識が変われば未来は変わる。オリンピックのような人の手で作った祭典で、意識が変わり未来が変わるのは素晴らしい。ところが、リオ後天災が続いている。イタリア中部、ミャンマー中部。古くから続く観光の町が歴史を守って来たがゆえに崩壊してしまった。日本でも、目の前をうろうろしていた台風が熱い海に育てられ、巨大になって襲って来ようとしており、今日はまだ天災と言える状況にはなっていないが大いに懸念される事態になりつつある。災害もまた人の意識を変える。
 
 オリンピック後気が付くのは、人の意識を変えるには、それに見合う圧倒的な情報量が必要だということだ。リオデジャネイロの様子はあらゆるメディアで大量に流し続けられ、どのような人がどのように感じていたか、手に取るようにわかった(つもりにさせられた)。リオの土地柄の良さや国民の前向きな明るさ、スポーツによって世界が一つになる素晴らしさが十分に伝わる情報量だった。そのために現場から遠く離れた横浜の街に暮らす私の気持ちも、おそらくアジア、アフリカ、ヨーロッパの街々に暮らす多くの人の気持ちも動かしたろう。しかし、五輪後の天災の報道は限定的だ。その場所で被害にあった人やその関係者以外の気持ちを揺さぶる量や質に達していないように思う。災害はその規模によってマスコミが流す情報量に差が出る。

 すでに国境を超えたネット社会が根を張っている、と思っていたが、テレビの力はまだまだ強大だ。ネットはまだテレビと同じところまでたどり着いていない。つまりまだ伸びしろがあると言い換えてもいいのかもしれない。例えばマスコミが報道しない災害現場地域で流されるニュースなどを自分が理解できる言語に自動翻訳して流す仕組みなどが望まれる。気にかかる地域のニュースを自国のマスコミが記者を派遣して記事にまとめるのを待つだけの時代から、国際的なニュース配信会社を通して自国の国民が気に掛けるだろうと思われるニュースを自国のマスコミが買って配信する時代になっている。マスコミは今まだそこで止まっている。買い手が欲しがらないニュースは売れない。そのため、ニュースにならない国際事件は数多い。特に敵対的な意識を持つ相手国のニュースが報道されることはまずない。

 だが今既にその地域の言葉さえ自由に操ることが出来るならネットを使ってかなり細かく大量にニュースの現場の情報を得ることが出来る技術インフラは整っている。憎しみ合い恨みあってその果てに命を奪い合う戦争やテロを止めることが出来ない世界の中で、同じように笑ったり泣いたりできる心を持って夢を目指しているお互いを理解できれば、相手を思いやる気持ちは必ず生まれて来る。その障害となる大きな壁の一つは、やはり言葉の壁だ。この壁を乗り越えることが出来れば世界はかなり近いものになるだろう。

 私たちの会社もその一端を担っているITシステムのテクノロジーは今やその壁を乗り越えようとしつつある。遠い国で災害に見舞われた人たちに、同じ地球人として気軽に応援の言葉をかけることが出来るようになる日も近い。その日を目指して頑張ろう。(三)


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補完

2016-08-26 12:11:15 | 日記
我が家の子供たちも自分のコミュニティが広がり、色々な話しをするようになってきた。子供目線の話しは新鮮であり、聞いていてとても楽しい。ただ困るのは、空想の世界からいきなり現実世界に戻り、話しをし始めること。本人は、空想の世界からの続きなので、話が繋がっているようだが、こちらは主語や時間的な情報がないまま話しを聞く羽目になり、いったい誰の、いつの話しをしているのかまったくわからない。出てくるキーワードから何とか不足情報を補完し、話についていくのだが、「当然わかるよね!」と言わんばかりに重要な情報を省略されて話しを続けられるとかなり辛い。

これは我が家の子供たちだけの話しではなく、大人の世界、開発の現場でも多くある。
例えば、付き合いの長い人同士の会話では、Aと言えばBも なんてことも成立してしまう。しかし、第3者からするとAからBを想像することなど到底できない。
また開発の現場でも同様に、要件や仕様を聞く際、ある業界でAと言えばBも が常識となっていても異業種の我々がAを聞いて、そこにBも含まれていること気づくことはまず有りえない。

話し手は伝えたつもりでも聞き手には伝わっていない。そんなケースを最近よく見かける。言葉が省略されたり、曖昧な表現であったり、これ、それ、といったこそあど言葉が多用されたりすると聞き手は自分に都合のよい解釈で言葉を補完してしまう。
経験が多ければ多いほど人間の言葉の補完能力が高まり、相手の言わんとすることを察知できるようになる半面、捉えかたによっては、誤った意図にとらえるリスクも高まる。
普段の日常会話の中ならまだよいが、開発の現場でこの認識の相違が発生すると大変なことになる。上流工程でその間違いに気づけばよいが、後工程になればなるほど被害は拡大し、取り返しがつかなくなる。

普段の業務、特に報告を聞く際、私は曖昧な表現には意識的に突っ込みを入れるようにしている。「それって何?」、「今何のことを話してる?」、「主語は何?」といった感じ。報告する側にとってはかなり面倒くさいことであるが、「伝わったつもり」を無くすためには、話し手も聞き手も意識して欲しいと思っている。

ただ、子供につい同じことをすると「パパやだ!」と言って話しをしてくれなくなるので注意が必要だ。(ほ)

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成長をはかる

2016-08-25 09:55:39 | 日記
よその子とゴーヤは育つのが早いですな。
いやぁ、夏が終わろうとしていますね。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

ウチにゴーヤはありませんが、娘はいます。
娘は1歳4ヶ月になりました。
少しずつ成長しています。
すくすく育っている感じです。

背が伸びているようで、いままで届かなかったところに手が届き、娘は日々未体験ゾーンを楽しんでいるようです。
「それは触っちゃダメー!」、「それもダメよ~」
なかなか大変です。
実際に身長を測ってみると確かに伸びています。
数字でわかると実感しやすいですね。
何パーセント増などと表すことができますよね。

このように身長体重などは、はかって数値化できるので、どのぐらい成長したのかが分かりやすいですね。
そうでないものは、はかるのが少し難しいですね。
言葉の理解度は?発声は?運動能力は?
テストをすれば数値化できるのですかね。
例えば運動能力でしたら、走力テストとかですかね。
走ったタイムを測る。
娘に当てはめてみると、微笑ましい絵が浮かびます。
娘はきっと、こうでしょう。
トコトコ走り、途中で止まり、笑い、急に踊ったり、ゴールでない方にある何かを触りに行ったり、また走り、そして転び、泣き、そのまま座り込み、地面を触り、また立ち上がり、走り・・・。
もはや、タイムなんかどーでも良いです。
娘の現在の成長がはかれたと思うからです。
これからの成長、今後がキラキラ目の前に見えるからです。
そんな感じがします。

その人の様子やその周辺の物語が見え、それが熱くステキなものであれば、その近くにいる人は熱くなれます。
応援しよう、わたしも頑張ろうと思えます。
一時的に結果が悪くても「これからきっと良くなるさ」なんて一緒に思えるのだとおもえます。

わたしは成長しているのか。チームは成長しているのか。組織は成長しているのか。会社は・・・。
相手を信頼し、仲間、チームを信頼し。
はかることのできない日々の成長を信じ、これからも頑張っていきたい。
(八)

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