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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

MMG

2011-02-28 22:30:54 | 日記
 どこに心があるか分からないが、体をコントロールしているらしいことだけは何となくはっきりしている。脳が、と言うより、心がコントロールしている、という方がしっくり来る。忙しくて少しずつ太刀打ち出来なくなって来た仕事が待っている職場にはなかなか足が向かない。いつも嫌味ばかりの上司がいる。あぁ、こりゃいかんなぁと思った途端に足が動かなくなったり、心臓がバクバクし始めたり、そんな人が中にはいる。心の問題だ。最近ではメンタルヘルスなどと言う。心の健康と言うことだが、これを害してしまう人が多い。

 体は硬くなったらストレッチしたり、筋肉が落ちてきたなと思ったら運動して負荷をかけることで何となく柔らかくなったり筋肉が付いて来たりする。心はどうなのだろうか?心が強い人、弱い人は、やはりいるように思う。心が強い人はどうやって強くなったのだろうか?
 シェイプアップやダイエットの方法は盛んに取り上げられてテレビや雑誌の特集になる。しかし、心のトレーニング方法が特集されているのを見たことがない。しなやかな心になる方法、あきらめない強い心になる方法などがまとまっていたらありがたいのだが、そもそも見えない心がどれぐらい柔らかくなったか、どれぐらい強くなったか計測できる仕組みが無い。これではもう、どうしようもない、ということだろう。しかし、本当はしなやかで筋肉もりもりの心を持っている人や、反対に細くて固く、力を加えればすぐにポッキリいってしまいそうな心の人などがいる。何に対しても甘えるだけでブヨブヨしたメタボリックな心の人もいるだろう。

 体型でなく心型で人を見ることができたら、世の中はかなり違った風に見えてくるのではなかろうか。

「アトムや、新しい発明品が完成したぞ。これじゃ」とお茶の水博士が見せたのは、どこにでもありそうな普通のサングラス、のように見えるメガネだった。

「どういう発明なんですか?」
「まあ、説明するより実際使ってみてもらったほうが早いな。まずこれをかけてみなさい。で、ほら、窓の向こうの人の流れをメガネを通してみてごらん」
 アトムは博士から受け取ったメガネをかけて窓の外を見た。すると、今まで見ていた人の流れとは全く違う人の流れが目に飛び込んできた。

「わぁー、博士すごいですね」アトムはメガネをおでこに上げたり下したりしながら、メガネを通してみた時と通さないで見た時の差を何度も確かめた。
「これは一体どういうことなんですか?」
「このメガネはMMG(Mental Muscle Glass)と言って、生命体の発する微量のテレパス信号をとらえて心の強さを解析し、強さのイメージを実物の像に入れ替えて見せているのじゃ」
「じゃ、あの弱々しく見える女の子が、MMGを通すとすごくたくましい筋肉の女性に見えるのは心が強いということなんですね」
「その通りじゃ。MMGで見てみると、か弱いのはみんな男性ばかりじゃろ。女性はみんなたくましかろう。昔からそう思っておったが、これではっきりした」
「わぁー博士、本当ですね。あんなに体格のいい男性が、MMGを通すと、見る影が無いです」
「見かけ倒しと言うやつじゃな。うちの研究所には欲しくない人材じゃ。しかし、男性にも立派なやつはいる。見えるかな」
「本当だ。数は少ないですが、本当にたくましい男性もいます。でも見かけでは全然わかりませんね」
「その通り。本当に強い男は見かけでは全くわからんもんじゃ」


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エッセイの日

2011-02-28 09:17:10 | 日記
 金曜日は暖かいを通り越して暑い陽気だった。コートを持っているのが場違いな感じがした。春一番だったという。
 三寒四温とは言うが三寒四暑とは言わない。春らしい春を味わうことなく、一気に夏が来てしまうのかも、と感じさせる最近の変な天候だ。夏が長く、秋を素通りして冬が来てしまった昨年のように。
 今年も夏は暑くなりそうだという気象庁の発表があったばかりだ。ただ昨年の夏の暑さの原因になったラニャーニャ現象はもうそろそろ終息する見通しだという。熱中症で亡くなるお年寄りが後をたたないと言うような、とんでもなく暑い夏にはならないかもしれない。
 エルニーニョとラニャーニャというのは、スペイン語で男の子と女の子と言う意味らしい。郷ひろみという歌手がデビューした時そんな名前の歌を歌っていた。男の子(エルニーニョ)が活発になると日本では寒い夏と温かい冬が来る。女の子(ラニャーニャ)が活発になると暑い夏と寒い冬が来る。地球全体で言えばじわじわ温暖化の傾向にあることを考えると、ラニャーニャ現象が起きずとも四季は少しずつ温かいほうへ変化しているのだろう。

 昨年4月から続けているこのブログも、あと1か月で1年になる。ウェブログを略してブログと呼ぶようになったそうだが、ログつまり記録である。日々の記録は、昔なら、「日記」と呼ばれていた。このブログのようにただその日あったことを書くだけでなく思ったことを、思いつくままに書いたものを、「随筆」とか「随想」などと呼んでいた。新聞などで事件について短く感想を語ったり、追加の事実を伝えたりするものを「コラム」と言う。このブログもテーマがあらかじめ決まっていると、コラムと言っても良さそうだが、ほとんどの場合だらだら方向性も定まらず書き連ねているわけだから、随想、随筆に近い。「エッセイ」などとも呼ぶ。goo国語辞典で調べてみると「自由な形式で意見・感想などを述べた散文。随筆。随想」となっている。まさにこのブログのことである。

 ただのブログだ、と言えばそれまでだが、「エッセイである」と言うと急に肩で風を切って歩いているような感じになる。「ブログに載せてます」ぐらいなら簡単に言えるが、「エッセイを書いています」とは、かなり気取った気持ちを高めてからでないと言えない。緊張のあまり「似非(えせ)書いてます」と妙に真実風なことを口走ってしまうかもしれない。エッセイはフランスのモンテーニュと言う人が、「エセー」という作品を書いたことに由来するそうだ。そう言えばモンテーニュのエセーについては高校の頃に歴史か国語で習ったような覚えもある。岩波文庫や中公クラシックスには今もこの「エセー」が入っており、翻訳が難しくて途中で読むのをあきらめたと言う人以外からは今も高い評価を得ているようだ。エッセイを書くことを自分の仕事にしている人を、昔なら随筆家と呼んだだろうが、今はエッセイストと呼ぶらしい。日本のエッセイストのみなさんが、このモンテーニュの誕生日を「エッセイの日」としよう、そうしようと勝手に取り決めたその日が、2月28日だという。今日はエッセイの日らしい。

 wikipediaによれば、何と2月28日は「菅井きん」さんの誕生日でもあるらしい。エッセイの日よりも菅井きんさんの誕生日として祝ったほうが私はうれしい。菅井きんさん85歳。大正15年生まれ。今は亡き私の父と同じ年の生まれだ。


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忘れがち

2011-02-25 08:38:00 | 日記
 毎日平和に暮らしていると、つい横柄になったり謙虚さを見失ったりする。しかし、事件や事故は常に平和な暮らしのすぐ隣にあり、いつ命を失ってもおかしくはないぐらい世界はもろい。そういうことを忘れずにいられるぐらい賢いなら、常に謙虚で居られるのだろう。だが私は、そんなことをすぐに忘れる。

 今回のクライストチャーチの事故を見ていると、人間一人の力など何と小さなものかを痛感する。一人で生きて行けるほど世界は甘くない、良く見よ、と大自然が恐ろしい牙を剥いたかのようだ。人は力を合わせて生きていかなければならない。知恵を絞り、諦めず努力していかなければならない。そんなことを大自然が示したようにも思える。だからと言って、今回の災害は過酷すぎる。

 奇跡があるなら、今こそ、祈りたい、そう願っているご家族の方々が多いだろう。思いが通じるといい。

 助け合って生きることを、できるだけ忘れないでいたい。誰かに助けられて生きている自分が誰かを助けて生きる。その人がまた誰かを助けて生きる。助けてと言う。だめなら恥ずかしがらずに言う。誰かに助けてもらう。そうやって多くの人が「ありがとう」を胸に繋がって行けるといい。恐ろしいことがたくさんあっても「ありがとう」がもっとたくさんあれば、気持ちは落ち着く。前向きにこれからのことを考えて行ける。

 わが社の入居しているビルは、1987年竣工なので、ざっと築24年というところだ。隣に双子の片割れができるはずだったのに出来ずじまいになって、通りの裏から見ると、これでいいの?と首をかしげたくなるような雑な壁面になっている。2つで一つだったものが半分しかないのだから、非常に薄っぺらなビルだ。大きな地震が来たときには崩れ落ちる、というよりは、ぱたりと倒れる、と言う感じになるだろうと予想している。前面の道路が陥没するなら道路側に、裏の駐車場の地盤が軟らかければ、駐車場側に、倒れ込むだろう。わが社は6階にあるが、道路側に倒れ込めば、向かいのビルとぶつかってちょうど6階あたりでビルが折れ、道路をふさぐように崩れていくことになる。ビルが倒れるほどの揺れが起きた場合、逃げるすべは無い。駐車場側に倒れてくれれば、ビルは形のままばたりと駐車場に倒れることになるだろう。社内の机やキャビネットなど什器に押しつぶされて、かなりひどい目にあうだろうが、助かる確率は若干高い。ただ、どんなことになっても、その日まで全力で生きたいし、決してあきらめないでいるつもりではある。

 新燃岳が噴火し、ニュージーランドで大地震だ。今大きい地震が来たら、やはり、とうとう来たか、と妙に観念してしまうかもしれない。できれば大きいやつはには来て欲しくないが。


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ジャスミン

2011-02-24 08:56:11 | 日記
 花の名前にうとい。桜、梅、椿、百合、朝顔、ひまわり、バラ、タンポポ、つつじ、さっと思い出せる花など、これぐらいのものだ。桜にもいろいろ種類があり、梅にもいろいろ種類がある。それは知っているが、ひとくくりに桜に梅、で通して来てしまった。小説を読んでいても花の名前を知らないために想像できない場面がある。イギリスの一昔前の児童文学などには、必ず花や草の名前が出て来たものだ。私が好きな「ウォーターシップダウンのうさぎたち」など、野生のうさぎが好きな食べ物として、聞いたこともない草花の名前がどんどん出てきた。これは、少しでも草花の名前を覚えたほうがいいかな、と常々思ってはいるのだが、なかなか覚えられない。自分でガーデニングでもして種や苗から育てるようなことでもしない限り覚えないかもしれない。

 だから、「ジャスミン」と言う名前を聞いても、どんな花なのかさっぱりわからなかった。調べてみると大の字を太らせて500円玉の大きさにしたという感じの白くてかわいい花だった。アメリカの小説や映画などでは活発な女性はたいていジャスミンと言う名前だ。すぐに思い出すのは「インディペンデンスデイ」のパイロットの恋人役がジャスミンだったはずだ。しかし、ここで一番参考になるのはディズニー映画「アラジン」だろう。砂漠の国の魅力的なかわいい王女様こそジャスミンと言ったではないか。どうも、地中海を取り囲む地域ではこのジャスミンと言う花が、昔から名物であるらしい。そのために、地中海に面するチュニジアで起きた大統領追放劇を指して、自国を代表する花ジャスミンを冠して「ジャスミン革命」と呼んでいるそうだ。

 中国語では「茉莉花」と書くらしい。日本ではこれをマツリカと呼んで、ジャスミンのいくつかある種類の一部に限定的に使用ているらしい。中国語発音では「マーリーホア」とか。中国では有名な民謡になっているそうで「茉莉花」を知らない人はいないぐらい知られている歌だそうだ。ところが現在、中国のインターネットで「茉莉花」と書くのはタブーという状況だそうだ。日本のブログだから「茉莉花」と書いてもブログが削除されたり、書き手本人自体が消されたりすることもないが、中国ではどちらも起こり得る。オリンピック、万博と連続して成功させ、GDPも世界第2位になった。市民の自由を犠牲にすることで計画的に発展を遂げている国を、アフリカの火事から守りたい、という強い決意の現れだ。

 発展はしていても、それは一部の人だけ、多くの人々は自由にものも言えない。団結さえすれば、それも変えられるかもしれない、とわかってしまった人々はなかなか我慢がきかないだろう。ほんの少し向こうに行けばおいしい水が流れている川があることを知らないでいれば、ずっと砂漠だと言われ続けても仕方なしに水も節約するだろうが、すでに川があることを知ってしまった以上、川に向かって走り出すのを止めるのは難しい。


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負けるな

2011-02-23 21:56:26 | 日記
 寒い日は続くが、木々を見ると、しっかりと芽吹く準備をしているのがわかる。植物はやってくる春を待って、着々と準備をしている。日本の若者たちの多くが、世界に出るのを控える傾向がある中、自分の春を自分でつかむためにニュージーランドへ出かけて着々と準備をしていた若者たちがいた。そこにこの大地震だ。ニュースが入って来るたびに今も瓦礫の中で頑張っている彼らを思うと、居ても立っても居られない気持ちになる。あきらめないで欲しい。
 
 朝日新聞の夕刊トップに、ベッドに伏しながら、それでもVサインで写真に撮られた青年がいた。19歳だ。昼を食べていたらいきなり大きな揺れが来て、床が抜け、気が付いたら瓦礫に埋もれていて、右足が何かに挟まって身動きが取れなかったという。それでも暗闇で励ましあって頑張って、救出された。ただし、救出されるためには、右足を切断しなければならなかった。そのことを、記者に淡々と語り、Vサインでカメラにおさまった。強い。これからの彼には片足を失った荒波が待っているだろう。負けるな。

 日本の援助隊は早い時期に動き出した。しかし、72時間以内に結果を出せる動きだったか、というと心もとない。もっと早く現地入りできる工夫が必要だろう。それにしても、技術の進歩はいろいろなところで貢献している、と思った。阪神大震災の時は、地震でがれきに埋まった人から携帯電話を使ってメールが発信された、というようなことは無かったはずだ。ところが今は、今まさに暗闇にいる人からメールが発信され、しかもニュージーランドから日本に届く。今回の被災を元に、また新しい携帯電話の利用方法が生まれ、それが少しでも早い救出の役に立ってくれることを願う。

 日本政府が政府専用機に音信不通の学生さんらの家族を乗せてニュージーランドまで救援隊と一緒に連れて行く、と言う報道が流れた直後、政府専用機を管理する立場の防衛省が、「家族を乗せるとは聞いていない」ときっぱり家族の搭乗を断ったという。日本の国民の多くが民主党に投票して変えたかった国の在り方が、今も変わらずここにあることを、こんな風に見せつけられる。国家予算は通せない、瓦礫に埋まった若者も救えない、その家族にも冷たくあたる。しかし、選挙の時はお願いしますと言う。GDP2位が3位になった、と言っているが、この調子では、あっという間に20位30位まで落ちても全く不思議ではない。

 クライストチャーチは最低気温が8度程度まで下がると言う。地震の後は雨も降った。一刻も早く日本はじめ世界の救援隊が力を合わせて動き出し、今行方不明の方々を全員生還させて欲しい。政治に期待はできない。現場が意地を見せつける番だ。


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