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JSPから発信するビジネスブログ

家族力

2012-03-30 11:55:22 | 日記
 今日で2011年度の期末を迎える。性にも無く固い話が多くなるが、せっかくの機会なので、本年度のビジネスシーンを「家族」というキーワードで振り返ってみたい。

 本年度は、東日本大震災の対応に追われ、日本中がまだ混乱する中で始まった。あの頃は、来年の3月(つまり、今)をこうして生活できるかも分からないほど、先行きの視界が全く開けていなかった。それを考えたら、日本の経済や社会は当時想定されていたより早いペースで回復しているように思う。原発事故に端を発した電力需給問題による夏冬の節電、タイで発生した大洪水による電子機器を中心としたサプライチェーンへの打撃、世界経済の不振による円高などのマイナス要因を乗り切りつつあるのは、政治や経済の力ではなく、「日本の家族力」に起因していると考える。1年前、避難所で生活した時に感じた、「この体育館に避難している500人みんなが、自分の家族だ!」という感覚は、「被災地のみんなも家族だ!」という意識に変わっていった。誰しもが、大なり小なり、そうした感覚を体験したのではないだろうか。自分に何ができるかを問い直し、義捐金・物資・労働力をボランティアで提供いただいた多くの方の支援が、単なる物質的な意味だけでなく、心の繋がりをもたらしたと思う。これを端的に示した一文字、それが「絆」である。

 一方で、放射能や原発の問題、生活の再建、仮設住宅の入居期限問題など、まだ解決しなければいけない課題は山積している。これらの課題に対して、自分自身が、あるいは企業がどのようにアプローチし、困っている人に手を差し伸べられるのかを、自問し続けることが必要だ。ともすれば、深く考えることや実行することをためらいがちになる私たちは、これから長く、これらの課題と向き合わなければならない。止まってはいけない。満足してもいけない。2012年は「東日本復興元年」との想いを強くして、「絆」をより深く、広くする貢献を続けていく決意を示したい。そう、家族を想うごとく、被災地を想いながら。

 視点を変えて、もう一つトピックを挙げるとすれば、大きな組織におけるガバナンスの問題が表面化したことに注目したい。震災・原発事故での政府の対応は、民間調査委員会の報告書から、指揮官の役割について多くの示唆に富んでいる。当時の総理大臣個人の資質をどうのこうのと言うよりも、「未曽有の事態に遭遇した時、自分は、人の命を預かる者は、どうあるべきか」という視点で読むと、実に勉強になる。また、大手製紙会社と電子機器メーカの経営者を巡るそれぞれの問題も、内部統制の重要性が叫ばれる昨今、10年前に対処しておくべき問題だと切り捨てざるを得ない。日本シリーズの直前に抗争が起きた球団であったり、反社会勢力への対応の中でタレントが一人表舞台から姿を消した大手芸能マネジメント会社であったり、国技と呼ばれるスポーツを仕切る財団法人であったり、不明瞭な問題が表面化した組織は、枚挙に暇がない。これまで「業界」という法的に意味をなさない「枠」に守られているという錯覚が、「虚構なのだ」と警告する事象と言える。これらガバナンスの視点から見えてくる共通因子は、組織における「家族主義」を履き違えたことに他ならない。「家族なのだから許される」「家族なら家のルールで守ればよい」「汚いことは家族だけの秘密」という、内的な「家族主義」が横行したと考える。

 自分自身のことを振り返ると、2011年度のテーマは、「家族をつくること」であった。昨年秋から始まったプロジェクトは、延べ50名のアルバイトの方にお手伝いいただくという、弊社が経験したことの無い体制を組んだ。面接時から皆さんにお話ししたことは、「とにかく楽しく、コミュニケーションをしっかり取りながら仕事をしてほしい」という一語に尽きる。幅広い年齢の方が一堂に会す形で同じ仕事に取り組んでいただくとき、マネージャとして前職から変わらず心に決めている目標がある。それは、「スタッフ全員を家族のように気を配り、思いやることができる職場」を雰囲気ごと作ることだ。いい意味での「家族主義」を作り上げるためには、マネージャの接し方とスタッフの人柄に負うところが大きい。その点、今回のプロジェクトは自信がある。携わる社員・アルバイトだけでなく、お客さまも含めて感謝を伝えたい。

 もちろん、プロジェクトの資金をカジノに流用したり、「たかが○○が!」と言ったり、そんなことをしないのは当たり前だが、それぞれのプロジェクトメンバーのことを思えばこその、厳しい対応も取ることがある。そこに偽りない愛情があり、その愛情を正しく伝えることができれば、人は必ず受け止めてくれる。その想いにあふれた2012年度が来るように、努力を続けていきたい。

 え?プライベートでも家族が増えただろって?そっちは、こんなきれいごとでは済まされなかったりして・・・。(啓)


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廃車

2012-03-29 08:51:04 | 日記
先日の土曜日のことである。朝8時に自宅を出発し、保土ヶ谷バイパスから湾岸道路、首都高を経由して江戸川区を目指して車を走らせた。江戸川区には妻の実家の菩提樹があり、毎年墓参りで訪ねているので、近辺の道には明るかった。

自家用車も持っている人は分かると思うが、車は5~7年程度乗ったら、ディーラーからの勧誘もあって新しい車に買い替えることが多い。しかし、わが家では17年間も買い換えることなく乗り続けてきた。17年間乗った割には、走行距離が8万キロと少ない。幾度か買い替えの提案を受けてきたが、家計の都合もあってその都度破談にしてきた。だが、ここにきてあちこち整備が必要になったので、止むを得ずついに廃車することにした。
17年間も乗ると車体と自分の身体が一体となった感覚になっている。たまに旅先でレンタカーに乗るが、ハンドルを持つ手がどうも落ち着かなかったことがある。

17年前までは、車と全く縁のない生活だった。自宅から最寄駅が近く、日常の買い物も徒歩圏内にある店舗でこと足りていたからである。と言うより当時は、運転そのものに興味を持っていなかったので、購買意欲が沸かなかったのかもしれない。しかし、当時勤めていた会社の組織変更に伴う人事異動で、山梨支店に赴任することになり、毎週大きなカバンを抱えて電車で移動する煩わしさから車での移動を考えたのである。。
月曜日に一週間分の食糧や着替えを積んで甲府市のアパートに向い、土曜日には洗濯物を積んで横浜の自宅に戻る生活が3年間続いた。月曜の朝は早かった。4時半に起きて5時に横浜市旭区の自宅を出発し、16号線に出て、町田、相模原を通り、津久井湖、相模湖を経由して20号線に入り甲府を目指した。片道124kmを約2時間のドライブである。相模湖インターから中央高速に乗った方が早いのは分かっていたが、敢えて一般道路を走った。

相模湖から勝沼辺りまでの20号線はカーブが多い。しかし信号も少ないので、半分レース気分で運転できたので飽きることはなかった。3年間も同じコースを走ると、「次のカーブでは、これ位までアクセルを踏み込んでも大丈夫だ」或るいは、「このカーブの先にはまたカーブがあるので低速で回ろう」といやでも覚えてしまうものだ。幸い無事故でやってきたが、笹子トンネルを抜けたら大雪に変わっていてスリップしたり、濃霧で視界が悪く、後方からの追突の危険を感じたこともあった。

そんな思い出のある車も、間もなく役目を終わろうとしていた。トランクルームの中は、前日のうちに整理しておいたのでカラッポである。そのためか、いつもより車体が軽い気がした。ガソリンの量もほとんどなく、エンプティランプが点灯しそうな目盛を指していた。

目的地には似たような古い車が数台並んでいた。店員は親切丁寧に手順を説明してくれた。「詳しい結果は後日メールでお知らせしますが、お客様の車は、一部を残して全ての部品がリサイクルされます。主に東南アジア方面で製造される車の部品として再び活かされます。」とのこと。廃車とは、スクラップして金属の塊になるイメージを持っていたが、最近のリサイクル率の高さに驚きである。自分の車の部品が他で役に立つことが分かって、少しほっとした気分になった。
古くなったとは言え、愛着のある物を手離すとなると一抹の寂しさを感じるものである。心の中で「ありがとう。」と言ってボンネットを軽く叩いて分かれてきた。(平)


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ありがとう。

2012-03-28 09:59:48 | 日記
先日、母の還暦のお祝いを家族で行った。鎌倉の老舗の料亭で個室を予約して、久しぶりに家族全員が集まった。父と母。私と弟の嫁さんを含め、子どもが5人。それに孫が4人。お盆と正月以外に全員が集まることはほとんどないため、とても楽しいひと時だった。母は「赤いちゃんちゃんこ」を着てお決まりの記念撮影も行った。
母は、最後に「ありがとう。」と言葉をくれた。私の一番好きな言葉だ。「ありがとう。」という言葉は人を幸せな気分にさせる。

「ありがとう。」という言葉をもらって、不快な気分になるひとはまずいないのではないだろうか?「ありがとう。」という言葉は、感謝をあらわす言葉だが、そこに人を不幸にする要素は一つもない。

登場人物としては、感謝される人(A)と感謝する人(B)がいるが、Bさんは、Aさんがしてくれたことに対して満足している。そして、Aさんは、Bさんに「ありがとう。」という言葉をもらうことによって、Bさんが喜んでくれたことに満足し、幸せな気分になる。Aさんは、もっとBさんに喜んでもらいたいと思う。

現代、「ありがとう。」という言葉が少し不足しているのではないかと私は思う。重要なのは「ありがとう。」という言葉を相手に伝えること。少し大げさかもしれないが、みんなが意識して「ありがとう。」と言う言葉を使うだけで、もっと世の中が明るくなるんじゃないかとも思う。

人は自分の行動に対して否定的なことを言われると嫌な気分になる。

・毎日ご飯を作ってくれる妻に対して、

  「今日は食べてきたからいらない。」

   と言うよりも

  「いつもありがとう。でも、今日は食べてきたからいらない。」


・毎日遅くまで働いてくれている夫に対して

  「たまには早く帰ってきて」

   と言うよりも
  
  「いつもありがとう。でも、たまには早く帰ってきて」


どうだろうか?受け手の感じ方が大分違わないだろうか?

という筆者も思い返せば出来ていないことが多い気がするが、なるべく「ありがとう。」という言葉を口に出して使うように心がけている。

最後まで、読んでくれて「ありがとう。」

(岳)


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通知表

2012-03-27 12:01:12 | 日記
我が家の小学校1年生の息子が今週から春休みに入った。小学校1年生にして花粉症1年生になってしまったようで、目がかゆい、目が、目がー、と言っている。

その息子の終了式が23日にあり、通知表をもらってきた。「伸びゆくXXX」というタイトルがついているがまぎれもなく通知表だ。帰宅したら目に付くところに妻が置いておいてくれたのでそっと中をのぞいてみた。正確な表現は忘れたが1年生なので、できたか、できなかったか、の2段階になっている。妻が仕入れてきた情報によるととても良くできました、という場合は二重丸がついているらしい。

息子の通知表はというと、まぁこんなもんだろう、という感じだろうか。妻からすると、ほらっ、いーっつも言われてることが出来てないからこうなるんでしょ!とお小言の一つも言いたくなるような内容だったようだ。

通知表は国語、算数、・・・などの他に先生からのコメント欄が必ずついているが、そちらをよんでみると、

朝、教室に入ってくると「おはよう」と元気な声で挨拶ができます。・・・・・

と書いてあった。私としてはもう・・・・・の部分はどうでも良く、最初の1文だけで息子を呼び出し散々褒めて褒めまくった。誰しもそうだと思うがコメント欄の最初は1番印象に残る場面を書き出しにしないだろうか、そう考えると先生としては朝教室に入ってくる息子の挨拶が印象に残っているのだろうと思う。

通知表には残念ながら挨拶という評価項目は無いが、あれば二重丸がもらえるかもしれない。挨拶はコミュニケーションの最初の一歩。人との最初のコミュニケーションが踏み出せますよ、という評価になるだろう。

1年生としてはそれだけで十分。その他の勉強の類は後からどうにでもなる。この世の中には大学を出て、社会に飛び込んでもコミュニケーションの最初の一歩を踏み出せない人がたくさんいるのだ。

ただし、私が気にしていないその他の箇所について、本人は気にしているらしく、通知表を見ていない振りをして、ねぇねぇ通知表どうだった?と聞いてみた。

目が、目がー!

誤魔化されました。(野)


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あの日の約束

2012-03-26 08:40:38 | 日記
 あの日、私は五反田の駅前で腕時計を見た。2時45分。3時に訪問の予定だったのでまだ早いが、まあいいか、早く来たといって迷惑がるお客さんじゃない。行ってしまえ。
 そんな風に思って駅前の横断歩道を渡った直後、強い揺れが来た。
 交通信号がゆさゆさ動くほど強い揺れだった。歩けなくなって横断歩道上に座り込むご婦人。母親に手を引かれた幼稚園の園児らしい女の子は恐怖で泣き出した。あちこちが騒然とする中、携帯電話を取り出して会社に電話しようと思ったが繋がらない。仕方が無いので訪問先のビルを目指す。ビル前は大きな駐車場になっており、そこに大勢の人達が仕事途中で逃げ出してきたといった風情で続々と集まっていた。訪問先は8階だった。ビルに入ってエレベーターを見たが当然動いていない。館内放送が流れてエレベーターは使えないので階段を使って避難しろと言っている。その最中も大きな余震だ。あちこちでビルから逃げようとする人達の興奮した声と余震の時には悲鳴も交じる。
 階段を怯えながら降りてくる人達を避けて8階まで登ると、訪問先の会社で私のお相手は待っていた。「ちゃんと来るだろうと思ってましたよ」そんな風に言った。大きな余震は続き、打ち合わせどころではなくなって「避難しましょうか」とさっき登ってきた階段を2人で降りたが、みんなが逃げ出した後も待ってくれていた彼に私は何か大きな恩義を感じていた。
 何ヶ月か経って、その日のその後を聞くと、彼は会社で一夜を明かしたという。私は五反田のその会社から横浜まで歩いて帰った。
 
 同じ日、赤坂の老舗バーレストランはこんな日に店を開いても誰も来てくれないかもしれない、そう思いながらいつもの夕刻、開店したという。いつもなら生の演奏が響き、あちこちのテーブルで静かに語らう人達でいっぱいの店も、その日は依頼していた3名のバンドのうち2人から交通機関が動かないので行けないと電話があった。ピアノの男性だけが普段なら30分もかからない距離を数時間もかけて車でやって来た。関係者以外今日は来る人もいないかと思っていた時、一人の女性がやって来た。今日はここで待ち合わせだ、という女性のために店主は一番いいテーブルを用意した。全ての交通機関が麻痺しているその夜、どうやってやってきたのか、誰かを待っている女性のためにピアノの男性は祈るような気持ちで静かな曲を弾いた。それから1時間、テーブルの女性は別にして店の誰もがあきらめかけていた頃、ガチャリとドアを開けて一人の男性が現れた。外は寒いはずなのに汗だくだ。どの交通機関もダメなので埼玉から自転車をこいで来たのだという。絶対に待っていてくれる、そう信じて走って来たのだ。
 震災から1年、あの日を振り返った店主はNHKのカメラの前で、あの時は本当に胸が熱くなりましたと語った。どんなことがあっても店を開けてきて本当に良かった。あの日も店を開けて本当に良かったと。
 
 あの日、どれだけ多くの人が約束を守り、どれだけ多くの人が守りたかった約束を果たせずに終わったのだろうか。(三)
 
 
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