暗いトンネルを抜けてなお走り続け、過去を飛び越してはるか遠い世界を笑顔でのぞみ見ている姿で「あまちゃん」はおしまいになった。
誰かがこうしたいと思ったことを周囲が応援して実現してみんなで喜び合うという小さなストーリーを同時並行で走らせてはまた次に繋げて行くという展開が見事だった。これは企業内で実施される複数の「プロジェクト」の展開に近い。おおよそどこでも複数のプロジェクトなり業務なりが進行しており、多くの人はそれらを並行でこなしているのではないかと思う。どの仕事も最終的にはお客様に喜んで頂くために実施しているものだろう。お客様がこうありたいと願った形を実現するために力を尽くしていると言える。プロジェクトや業務の中でわれわれは主人公では無いわけだが、主人公を支える存在であることが楽しい。誰かに喜んでもらうために何かをするのは本当に楽しい。そのことを改めて確認させてくれた「あまちゃん」だった。
そもそも誰かが喜んでいる姿を見ると、こちらまで嬉しくなる。このところそういう気持ちになる出来事が続いた。東京五輪招致が決まった時、楽天が優勝した時、テレビを通してさえそこに一緒にいて歓喜に涙ぐんでいる人達の嬉しさはじんわり目頭を熱くするほど伝わった。もちろん、その逆もある。落胆、悲しさ、怒り、そういう感情もやはり伝染する。であれば、できれば嬉しい気持ちを伝染させたい。世の仕事はまさに、嬉しい気持ちを伝染させるためにあると言ってもいい。
その昔、東京五輪が開催された後に日本に流れ込んできたアメリカのドラマを見て驚いたのは、ほとんど上下の秩序など気にしない自由な会話だった。時代劇中心の日本のドラマでは目上の人に気軽に話しかけるなど恐れ多くて考えられないことだったのが、アメリカのドラマでは若者が平気でタメ口をきいてあれこれ提案をした。戦後の日本はアメリカナイズされて大きく変わって来ていたように思うが、「あまちゃん」が実態はそうではなかったことに気付かせてくれた。主人公アキが北三陸の方言を丸出しにして秩序などお構いなしで年上の権威ある者達に意見する様は、まさに昔見たアメリカドラマを見ているような驚きがあった。そこでタメ口はまずいんじゃないのと思うことが何度もあった。日本的な秩序で私自身がモノを考えてしまっていた証拠だ。閉塞感へいそくかんと言われても何が閉塞しているのかよくわからなかったが、時代の閉塞感とはこういうところにあったのかと思ったものだ。
GMT5と言うグループが登場し「地元へ帰ろう」という歌を歌う。帰りたくなる地元を作ろうという提案の裏返しだ。会社はナカヨシグループでは無いと言う人もいる。誰かを喜ばせることに一生懸命な人達が集まった場所(会社)が、帰るとホッとする場所であっても悪く無いように思う。地元とは単に生まれ育った場所を指しているわけではなく、仲間とともに助けあって暮らせる場所という意味だと考えたい。タメ口で言い合える仲間と、誰かの夢をかなえるために支え合って笑ったり泣いたり出来る場所。トンネルを抜けたあまちゃんふたりが見ていたのは、そんな大切な場所のありかだったかもしれない。(三)
monipet
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病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
誰かがこうしたいと思ったことを周囲が応援して実現してみんなで喜び合うという小さなストーリーを同時並行で走らせてはまた次に繋げて行くという展開が見事だった。これは企業内で実施される複数の「プロジェクト」の展開に近い。おおよそどこでも複数のプロジェクトなり業務なりが進行しており、多くの人はそれらを並行でこなしているのではないかと思う。どの仕事も最終的にはお客様に喜んで頂くために実施しているものだろう。お客様がこうありたいと願った形を実現するために力を尽くしていると言える。プロジェクトや業務の中でわれわれは主人公では無いわけだが、主人公を支える存在であることが楽しい。誰かに喜んでもらうために何かをするのは本当に楽しい。そのことを改めて確認させてくれた「あまちゃん」だった。
そもそも誰かが喜んでいる姿を見ると、こちらまで嬉しくなる。このところそういう気持ちになる出来事が続いた。東京五輪招致が決まった時、楽天が優勝した時、テレビを通してさえそこに一緒にいて歓喜に涙ぐんでいる人達の嬉しさはじんわり目頭を熱くするほど伝わった。もちろん、その逆もある。落胆、悲しさ、怒り、そういう感情もやはり伝染する。であれば、できれば嬉しい気持ちを伝染させたい。世の仕事はまさに、嬉しい気持ちを伝染させるためにあると言ってもいい。
その昔、東京五輪が開催された後に日本に流れ込んできたアメリカのドラマを見て驚いたのは、ほとんど上下の秩序など気にしない自由な会話だった。時代劇中心の日本のドラマでは目上の人に気軽に話しかけるなど恐れ多くて考えられないことだったのが、アメリカのドラマでは若者が平気でタメ口をきいてあれこれ提案をした。戦後の日本はアメリカナイズされて大きく変わって来ていたように思うが、「あまちゃん」が実態はそうではなかったことに気付かせてくれた。主人公アキが北三陸の方言を丸出しにして秩序などお構いなしで年上の権威ある者達に意見する様は、まさに昔見たアメリカドラマを見ているような驚きがあった。そこでタメ口はまずいんじゃないのと思うことが何度もあった。日本的な秩序で私自身がモノを考えてしまっていた証拠だ。閉塞感へいそくかんと言われても何が閉塞しているのかよくわからなかったが、時代の閉塞感とはこういうところにあったのかと思ったものだ。
GMT5と言うグループが登場し「地元へ帰ろう」という歌を歌う。帰りたくなる地元を作ろうという提案の裏返しだ。会社はナカヨシグループでは無いと言う人もいる。誰かを喜ばせることに一生懸命な人達が集まった場所(会社)が、帰るとホッとする場所であっても悪く無いように思う。地元とは単に生まれ育った場所を指しているわけではなく、仲間とともに助けあって暮らせる場所という意味だと考えたい。タメ口で言い合える仲間と、誰かの夢をかなえるために支え合って笑ったり泣いたり出来る場所。トンネルを抜けたあまちゃんふたりが見ていたのは、そんな大切な場所のありかだったかもしれない。(三)
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