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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

あえての不便さ

2015-01-30 08:45:00 | 日記
皆さんはダムカードをご存知だろうか。
私の趣味のひとつは、バイクでツーリングをすることなのですが、
ある時たまたまダムにより、そこで貰ったのをきっかけに、今ではツーリングの目的の1つになっています。
私は別にダムが好きなわけではないですが、不思議なことにがんばって集めてしまいます。

ちなみにこんな感じのカードです。


「ダムカード」について - 国土交通省
http://www.mlit.go.jp/river/kankyo/campaign/shunnkan/damcard.html


話は変わりますが、バイクというものは、夏は暑いし、冬は寒い。
事故が重大な怪我につながる可能性も高く、機構部がむき出しであるため定期的なメンテナンスも必要です。
バイクに興味のない人からしたら「めんどくさい」とか「車でいいじゃん」と思われてしまうでしょう。
転倒しやすいし、長時間走ればかなり体力を消耗する・・・等々、確実に車より不便です。

しかし、私はその不便さが好きです。
「暑いなー」とか「疲れたなー」とか思いながらひたすらに走る。
不便だからこそ、多くの手間や労力が掛かるからこそ、満足感や達成感が感じられる。

機械化や自動化、効率化など、世の中はどんどん便利になっています。
まさにIT業界として目指すべきところだと思います。
しかし、突き詰めていった先に人間的な豊かさはあるのかと。
となると「あえての無駄」「あえて不便さ」というのも実は必要なのではないかとふと思いました。

(朗)



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無理しない

2015-01-29 11:04:30 | 日記
 心配してかける言葉には「無理せず」という呪文が枕詞のように付くことがある。そのひとつが「無理せず頑張れ」だ。私自身もよく使っている。頑張るためには無理をしなければならず「無理せず頑張れ」を真面目に実践しようとするとペースが乱れる。
 
 馬車馬のように生きて来た高度経済成長時代の先達方がふと疲れた時に思い描いた極楽浄土のような生き方が「無理せず」生きるというある種時代の夢の姿だったのではないかと思う。この夢は教育現場にも波及し「ゆとり」と言う言葉になって一時代を築いた。
 
 確かに無理せず堅実に生きるという思想は素晴らしいが、スポーツなどを考えるとこれはもう無理の連続である。いやもうそこまでしなくともと思うような無理をして試合に臨む。これが無理せずの連続だったとしたら全く面白くないことになってしまう。そもそも人間の能力は無理をしてはじめて向上するように出来ている。無理をしないでいると筋力も脳力も衰えてしまうのである。
 
 ここで難しいのが無理の仕方だ。ある一点だけを極端に無理させ続けると故障してしまうのは機械も人間も同じだ。故障しない程度にバランスよく無理をしなければならない。紙一重のところでギリギリまで鍛え抜くとオリンピックに出られるようなアスリートが出来あがる。鍛えることを目的にして故障しない程度に自分の体に無理をさせる技術があれば自分ひとりでも体力や脳力は格段に向上するだろう。

 ところが人の心は自分に甘く人に厳しい。ここで無理をしたら元も子もない、などと限界60%あたりでつい思ってしまう。つまり多くの場合、誰かに何か言われなければ人はほとんど無理をしない。自然界に存在する他の動物達と変わらない。ことさら「無理せず」とか「ゆとり」とか言わなくても普通に生きていれば、そんなものなのである。
 
 適度な無理をするためにはひとりでやるよりも同じ目的を持った仲間たちが集まるほうが良い。お互いに励まし合ったり闘争心を燃やしたりして限界点を押し上げることが出来る。さらに良いのはチームに専門のコーチが付くことだ。お互いに励まし合う以上に刺激的な言葉やアイデアで無理をしない自分を奮い立たせてくれるだろう。
 
 会社という組織もまた適度に無理をしなければ体力を向上させることが出来ない。ずっと無理せずにいられる会社であるなら、その会社はおそらく長く続かないだろう。それはスポーツチームと大きく変わらない。良いチーム良い会社であれば、それぞれの役割の中で自分に厳しくあろうとしなければ人に厳しくできないことを知るだろう。先輩たちは自分に厳しく、かつ後輩たちにも厳しくあって良い。後輩たちにゆとりばかり与えて無理をさせないと伸びない。後輩たちの専門コーチとして自分を超える存在に仕立てて行こうとすることで気がつけば自分も伸びているだろう。

 もちろん、一定の目標があって始めて無理するにも意味がある。昨日はレスリング、今日は体操、明日は水泳と何が目標だかわからない中で無理を続けても金メダルが取れるとはとても思えない。(三)


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1.17

2015-01-28 09:38:56 | 日記
ちょうど昨日のブログ担当の方も書かれていましたが1995年1月17日5時46分に阪神淡路大震災が発生しました。
以前のブログにも書いた気がするのですが私は当時神戸市兵庫区という震度7地域に住んでいたこともあり20年ということで今年一発目の私のブログは再度震災についてにしようと思います。

17歳の高校2年生で修学旅行まであと1週間という状況で震災にあったのですが、20年たった今でもはっきりと当時を思いだすことができます。(当然修学旅行は中止でした。。。)
幸い自宅は半壊で瓦や壁が多少崩れたもののそのまま住むことはできたのですが震災当日の夜外に出ると、テレビなどで見た戦争の映像の様にあちこちが火事のため明るくなっており一晩中サイレンが鳴りっぱなしという今思い出しても震えがくるような状況でした。
あまりにもリアルな話などはテレビやニュースなどになりにくいですが、実体験としてそういう声も色々な人からたくさん聞いてきました。

今年、震災の状況を再現したドラマがあったのですがその中で私は非常にイライラした場面がありました。
家屋の倒壊がおき、人が生き埋めになっている状態で水も出なくなり救出しなければいけない市民が多いため住民が自分たちは何もしないで消防士になんで助けてくれないんだと詰め寄っていくシーンです。
実際に家が燃えてしまったり家族が生き埋めの状況で取り乱してしまう方も多くいたという話は聞きましたが、実際は助かった住民たちで必死に救助に当たり多くの人が助かりました。
私の家の周りは半壊程度で済んだためそのような状況に私は遭遇しませんでしたが、家屋が多く倒壊した地域に住んでいた幼馴染などは自分の家も全壊となった状況で近所の人たちを何十人と救助しました。
その友達が特に表彰されたりスポットを浴びてヒーローになることは全くなくそういうことがあちこちで行われていました。
燃えている家についても水が出ない状況でただ見ているわけではなく、昔の消防の様に延焼を防ぐために燃えるものを壊してしまったり川の水や場所によっては砂などを住民たちで協力してかけて少しでも火が消えるように神戸市民が協力し合いました。
消防やレスキュー、自衛隊などももちろん見ているだけではなく、私の同級生も生き埋めになった状態でレスキュー隊に助けられるなど大きな活躍をしてくれました。
確かに起こってしまった後で冷静に見れば政府や市がこう指示を出していれば、事前に準備ができていれば、ということもなくはないと思うのですが当時の状況では震災にかかわった人は100%考えてそれぞれ行動していたように思います。

調べてみると阪神淡路大震災の教訓で様々な点がその後の震災に活かされているようです。
昨日のブログにあった耐震基準もそうですし、政府の体制、消防等の全国の連携、ボランティアの仕方やその管理、救援物資送の割り振り、避難所についてなどなどその後に起こった震災に教訓として生かされたとこがたくさんあることがわかりました。
20年たって復興したかに見える神戸の街ですが現在は復興住宅での高齢化や孤独死など新たな問題も出てきているようです。
ただこういうことも教訓として今後にいかしていければよいと私は思っています。

このような経験とITの力での予測や予知など合わせて同様の災害が起きた時に被害が少しでも少なくなるような日本、世界になっていけばよいなと20年たったいまあらためて思いました。(の)


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耐震補強

2015-01-27 08:52:26 | 日記
今年は阪神大震災から20年という事で、1月17日前後、震災に関する報道・特集が多くあった。その中で、耐震補強を強く進める報道が気になった。
内容としては、昭和56年以前の耐震基準で建てられた木造住宅は、現行の耐震基準では基準を満たしていない場合が多いと言ったものだった。まさに私の自宅はこれに当てはまる。

いろいろと調べてみると、新基準では「新築の建築物は震度6強の地震に耐えられる」ことが義務付けられているのに対し、旧基準では、それ以下となっている。そして、耐震診断の結果は、以下の上部構造評点というもので判定される。

上部構造評点   判定
----------------------------------------
1.5以上        倒壊しない
1.0以上~1.5未満 一応倒壊しない
0.7以上~1.0未満 倒壊する可能性がある
0.7未満        倒壊する可能性が高い

実は、4年前の東日本大震災の後にも、一時、耐震補強の話題が盛んに取り上げられた時期があり、私の自宅も本当に簡単な無料診断を受けたことがある。その結果は以下のとおりだった。

上部構造評点 0.67
1F X 0.84
   Y 0.86
2F X 0.80
   Y 0.67
※上記のX,Yとは、家の平面図上の1F、2Fそれぞれの横軸と縦軸を表す。

総合結果は、0.67とよくなかったが、1Fの結果が横・縦軸ともに0.7を超えていたのと、工事の見積もり金額もかなり高額であったので、立ち消えとなってしまっていた。しかし、昨今、南海地震や首都直下型地震の可能性が騒がれるようになり、そこに冒頭で述べたようなニュースが飛び込んできて、改めて耐震補強を考え始めた。

まずは、正式な耐震診断を行い、補強が必要であれば(まず、間違いなく必要と思われるが..)、必要な耐震改修計画書の作成を行い、工事を行おうかと思っている。
耐震補強の費用については、自治体によっては補助を行っているところも多いようで、私の住む自治体でも、耐震診断-8万円上限、耐震改修計画書作成-2万円上限、耐震改修工事-80万円上限の補助制度があるようだ。ただし、今年度の申請は1月30日で終わってしまう。来年度、同様の制度が継続するかどうかも見極めながら、話を進めたいと思う。(井)

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投資先

2015-01-26 08:38:23 | 日記
 「春はあけぼの」と始まる枕草子も Raindrops on roses and whiskers on kittens と始まる My Favorite Things も、生活の中のささいな出来事を大切に思う作者の心の豊かさを感じさせる。
 
 豊かさの指標も様々だが、ビジネスの世界では豊かさと言えばつい経済的な豊かさ、そして経済的な豊かさを実現するための知識の豊かさを中心に考えがちだ。マネーを中心に回る資本主義社会の強迫観念のようなものかもしれない。
 
 しかし、実際のところ本当に成功しているビジネスマンの多くは、ちょっと失礼な言い様をしてしまうが元々経済的にも知識の面でもそれほど豊かだったとは言えない方々だったように思う。知識を付けるために大変な努力を惜しまず、結果的に経済的な豊かさが後からついてきたのである。しかもその多くの方々は非常に繊細な感覚をお持ちになっている。
 
 ベースに心の豊かさがあって、その上に自分の好きなものを追求して得た知識が加わり、その結果経済的な豊かさが後からついてきたという構図だ。例えば枕草子を書いた清少納言などは現代に生きていれば映画や出版などエンタテイメント全般でビジネスを展開する大企業の凄腕女性経営者になっていたかもしれない。
 
 かつては「情操教育」という言葉が多くの家庭で使われていて、子供にはできる限り心を豊かにするだろう経験をしてもらいたいと願う親の共通認識があったように思う。その認識の中では、物より経験、テレビや本より実体験という共通認識もまたあったのではないかと記憶している。親が持っていた気持ちは当然子供たちにも伝わって、親が子供に提供しようとする情操教育の場以上の体験を自分自身で求める子供たちも多かった。自分で自分の情操教育のために投資していたわけである。
 
 単に私がその言葉を聞く場所から遠のいただけかもしれないが、最近ではめっきりこの「情操教育」という言葉を聞かなくなった。幼いころ若いころに出来る限り多く美しいもの感動するもの優しい人頑張る人に触れておくことは後になって必ず人生を豊かにする。
 ところが、各ご家庭で子供たちの心の豊かさを育むことが重要なテーマで無くなって来てしまっているように思えてならない。それが子供たち自身にも伝わって自分に情操教育のための投資をしようという子供たちが少なくなっているように感じられる。
 
 例えば採用面接などで学生さんに話しを聞くと、幼い頃から親御さんや周囲の皆さんの手によって情操教育を施されて来ただろう学生さんの経験談は非常に面白く、大学生になっても自分で自分に対する投資を行って活発に冒険的な活動をしていることをうかがわせる物語を聞くことが出来る。ところがその逆に学校とアルバイト先をかつてのサラリーマンのように行ったり来たりするだけの毎日を過ごしていると言う話しを聞くことが多くなった印象が強い。
 
 コンピュータが進化して、思いもよらぬ仕事をこなせるようになって来つつある今日、私達は増々人間的であることが求められている。小さなお子さんを持つみなさんやこれから持とうとしているみなさんには、まず自分に対し自分の心を豊かにするだろう投資を行う心がけを持つことをおすすめする。そしてもちろん、お子さんたちに対する経験を重視したサポートをお願いしたい。(三)


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