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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

奇妙な生物

2014-01-31 07:21:46 | 日記
 先日、上野動物園を訪れた。というのも、友人から耳にした話で是非この目で見てみたい、お目当ての生き物が上野にいると知ったからである。

 その生物の名は「ハダカデバネズミ」。名前の通り、裸で出っ歯なネズミである。ネットで初めてその画像を見た時、あまりのビジュアル的な珍しさに衝撃を受けた。全身に毛がなく、出っ歯で目も小さいのだから、インパクトは絶大だ。「間抜けな生き物だなぁ」と思ったのと同時にどこか愛らしさを感じさせる。

 だが、興味深い点は見た目に関してだけでは無かった。その生態も非常に面白い。ハダカデバネズミは地中で生活し、最大300頭もの大規模な群れを形成し、生活する。そして特徴的なのが「真社会性」という性質を持つ哺乳類であるという点だ。真社会性とは、アリや蜂を想像するとわかりやすいが、女王アリや女王蜂のように女王ネズミがおり、ヒエラルキーが存在するということである。唯一繁殖をおこなう女王ネズミがいて、その他のネズミは繁殖をするオスが2、3匹と食糧を調達する働き蜂ならぬ働きネズミ、巣や女王の身を守るソルジャーネズミといったネズミが存在する。上野動物園にあった紹介文には「雑務係」や「ふとん係(赤ちゃんネズミの下でふとん代わりになる)」といった階級も存在すると記載されていた。

 また、ハダカデバネズミは研究対象としても非常に注目されている。それは寿命の長さだ。一般的なネズミは平均で3年程度と言われているが、ハダカデバネズミは何とその10倍の約30年も生きられる。というのも、一般的なネズミはガンの発生率が高く寿命も短いのだが、ハダカデバネズミはガンが発生したことは一度も無いそうだ。通常の研究でガンを誘発する為のガンマ線や発ガン物質を打ち込んでもガンにならないのだから驚きだ。ハダカデバネズミがガン予防に劇的な貢献を果たす未来もそう遠くはないのかもしれない。

 ハダカデバネズミを見るのを楽しみに上野動物園に行った訳だが、他にもメジャーなところでは全然動かないことで有名なハシビロコウやホッキョクグマも見ることができた。中でもハシビロコウはその日は何故かやたらに動いていて「ホントに普段動かないの」なんて思ってしまったが、お客さんもスマホを片手に大喜びだったので、その日はサービス精神旺盛だったのだろう。私も珍しいものを見ることができて大変楽しかった。

 いろんな動物を見ることができ、好奇心も刺激され、意識せずとも動物園を歩き回るので運動にもなり、有意義な時間を過ごすことができた。家族サービスを考えているお父さん方にはぜひ上野動物園をオススメしたい。(拓)

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成り上がる

2014-01-30 09:39:45 | 日記
そのブログとの出会いは約4年前でした。
ブログの主は元プロスポーツ選手。

デビュー当時は鳴り物入りではなく無名で入ったため全く知りませんでしたが、デビューから3年ほど経ち徐々に表舞台へ出てくるようになって存在を認識しました。
プレースタイルは泥臭く常に一生懸命なのですが、冷静さと少しの余裕が無いためか相対する選手にもてあそばれるような事も度々ありました。

ですが、徐々に成長して周囲から期待されるようになり、期待の若手として大一番に何度か大抜擢されたこともありました。
だがここ一番のところで力を発揮しきれず、中堅選手になっても同じようなもどかしい状態が続いて、それほど大きな成果を出せずにいました。

そんな時にたまたまネットで他の選手の記事を読んでいた時に、きっかけに出くわします。
最近その選手をあまり見かけなくなったと思っていたら、所属会社の業績悪化等により各選手の契約見直しが行われ、それまで保障されていた契約形態からの変更を余儀なくされていた事を知りました。
そして現状を知りたいと探しているうちに、ブログに辿り着きます。

ブログを見た瞬間、とても驚いた事を覚えています。
なんと、現役を続けながらボディケアの資格を取得して、試合の無い日には店舗に出て一般のお客さんに施術を行っていたのです。
家族を養っていくためには当然といえば当然なのかもしれませんが、本業に影響が出てしまうかもしれない状況に、当時は否定の意見の方が多く出ていました。

それからも二足のわらじ状態を続けてましたが、とある試合中に選手生命を脅かす大怪我を負ってしまいます。
日常生活にはほぼ支障が出ない箇所の怪我でしたが、当分の間は試合に出る事が不可能な状態になります。
ですがそこで気持ちを切り替え、怪我が癒えるまでは施術に専念しようと決意します。

その後あらゆる店舗で施術を行い続け1年ほど経ったある時に、大きな決断をします。
選手を引退すると。
回復見込みが立たず好きな事が出来ない体になってしまい辛い筈なのですが、店の主を目指すという新たな目標に向かって突き進むと誓いました。

その後の快進撃は選手時代と違い、あの頃の方がもっと大変だっと言わんばかりに次々と施術数の記録を塗り替え続け、今ではとある店舗で店長を務めています。

途中の出来事については詳しく書きませんでしたが、それぞれの過程で様々なトラブルが発生しています。
ですがそこでの考え方、心境の変化、解決方法が、共感できたり大変為になっています。
店長になった今でもそれはそれで違った苦労があるようで、現在も新たな目標に向かって突き進んでいます。

とても尊敬できる人です、自分より年下なんですが。

(te)

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クリスマスプレゼント

2014-01-29 11:28:07 | 日記
結婚する前などは嫁ともクリスマスや誕生日などにプレゼントをやり取りしていたのですが、気付いたらケーキは食べるが特にプレゼントはなくなっていました。
ということで昨年末に自分で自分にクリスマスプレゼントとしてというか勢いで「kindle paperwhite」を買ってみました。
私はうれしいことに通勤時間がたくさんあるのですが、今まではpodcastを聞いたり本を読んだり寝たり寝たりzzzという毎日でした。
本も好きなのですが仕事中に移動することが多いので重い本などをカバンに入れると肩がこってしまうのでその日の予定によって持っていく本を考えるなどしていました。

そこでkindle登場です。
色々電子書籍はありますが、ネットでの評判などを見てみるとダントツでkindleが良い評判でした。
あるデータでは今のところ日本の電子書籍を利用している人の75%がkindle。2位以下はiBookStore、Kinoppy、kobo、Reader Storeと続いているようですですがシェアの差は圧倒的です。
他の電子書籍を使ったことがないので比較はできないのですが一か月使ってみての感想です。

良い点
・amazonと連動していて購入が簡単。
・持ち運びの重さ大きさ共に不満無。
・読んでいるときの重さも不満無。
・充電頻度は一週間に一度で十分。(カタログ上は8週間)
・セール品はかなり安い。(先日は角川が70%OFFをやっていました)
・本と同じ感覚なので目が疲れない。

悪い点
・まだ商品が少ない。
・価格が安いものもあるが全体的には紙のものと比べてそれほど安くない。
・動きが若干もっさり。

とこんな感じ。
一言でいうと思っていたより良い感じで使っています。
カバンに常に入れているので少しの時間でもちょっと読んですぐしまうというのが動作的にも軽くできるのがとても良いです。
どちらかというとここが良いというよりはストレスを感じないで使えるというのがいいのかなと思います。

ちなみに一か月で購入した本の数なんと21冊(そのうち漫画2冊)。セール中にと急いで買った本もあるので実際に読んだのは8冊。
どんどんたまっていってしまうので頑張って読んでいこうと思います。(の)

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鯖読み

2014-01-28 07:37:25 | 日記
私が小学生の頃、叔母から貰えるお年玉の額は年齢×百円という相場より少々控えめなものでした。
少しでも多く貰えるように数え年を申告したり、従姉妹達と一緒に値上げ要求をしたりと、今思えば微笑ましい努力をしたものです。あの頃はお正月が来る度に早く歳を取りたくてたまらなくなっていたものですが、三十路を過ぎた今となっては歳などとりたくもありません。

さて、私事で恐縮ですが、本日ついに32歳の大台に乗ってしまいました。
今、「大台」という言葉に疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、32歳 = 0x20歳。
頭に0xとついているのが重要です。
というわけで、久しぶりに16進数で歳をごまかせる歳になりました。本気で20歳だと騙る気は毛頭ありませんが、冗談めかした歳の表現としては気に入っています。
0x1A=26歳になった時には「ついに16進数でサバが読めなくなった」と嘆き、30歳になった時には「32になるまではまだ大台じゃない!」と逃避めいたことを考えておりましたが、あっという間の「大台」です。

さてこのサバの読み方、文字で書く分にはまだ良いのですが、口に出すと少々間抜けなのが残念なところです。
0x20の読みは「ぜろえっくす にいぜろ」であって「ぜろえっくす にじゅう」ではありませんので、情報系技術者としては「16進で二十歳」などと言うわけにもいきません。
かと言って「ぜろえっくす にいぜろ歳」と言うと、いかにも無理矢理言い換えている感じが漂ってしまいます。冗談めかすにはちょうど良いのかもしれませんが。

そう言えば、ある友人は誕生日の度に「○回目の18歳」と毎年言い張っていましたが、27歳位で「○回目」を更新するのが恥ずかしくなったようで、最近はそのように言わなくなりました。また、私の父はよく「当年とって○○歳」ならぬ「十年取って○○歳(マイナス10歳)」というサバの読み方をしては、家族から冷ややかなツッコミを受けています。
それらを見るに、あまり歳を誤魔化し過ぎるのはみっともないとも思うのですが、それでも実年齢とはあまり向き合いたくないと思ってしまうのが正直なところです。


余談ですが、サバを読むの「サバ」とは「鯖」なのだろうか? と疑問が湧いたので調べてみたところ、やはり鯖でした。
江戸時代からある言葉で語源は諸説あるようですが、鯖は傷みやすくて数も多いため早口で数えられ、実数と合わないことが多かったことから、いい加減に数を数えることを「鯖を読む」と言うようになったそうです。

0x20歳と言っても婉曲表現をしているだけで間違いではないので、厳密にはサバを読むとは言えないのかもしれません。

(窪)

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言葉の力

2014-01-27 08:19:56 | 日記
 年末年始のゴタゴタからすっきり抜け出せないでいる間に、今年の12分の1がもう過ぎ去りそうな勢いだ。年末に見た映画の話など話題にするのは遠い昔話をするよう感じがする。が、話題にしたい映画は調べてみたらまだ上映していた。感覚とは違い、世間はさほど急速に変化しているわけでもないと知ってちょっとホッとした。

 年末に見たのは『ゼログラビティ』という映画だ。洋画である。邦画で『永遠のゼロ』を上映しているし、ホリエモンの『ゼロ』という本が話題になったりしていたので、2014年はゼロから始まる、という天の啓示かと思い込んでいたものだったが、ゼログラビティは邦題で、原題はただのグラビティだったことにかなり真面目に驚いた。重力がゼロの世界の驚異というより原題の通り、重力があるこの世界の素晴らしさを改めてきづかせてくれる。

 宇宙空間で作業していた宇宙飛行士に起きた数時間の出来事を映画にしたものだ。私自身が宇宙に行った経験があるわけではないので、どれくらい本当らしいのか全くわからない。ただ迫力は凄い。

 まだ見ていない人のためにかなりデフォルメして紹介すると、宇宙冒険活劇というより、IT業界のプロジェクト暗喩劇というような内容になっている。

 主人公は何となくこの業界に入って何となく今こうしている、という雰囲気を撒き散らしている女性科学者だ。自分の専門分野については、まあそこそこやる気があるが、それ以外は特に関心があるわけでもない。宇宙のどこがいいんだと思っている。

 その女性が火の付いたプロジェクトを転々とする。さながらそんな様相の危機が連続する。助けてくれるはずのマネージャーがいる地球とは連絡がとれないし、能天気に見えた頼れる先輩は早々に遠くに行ってしまう。あっちに行ってはダメ、こっちに逃げてはダメ。どこに行ってもひどい目に遭って、だから宇宙は嫌いだって言ってたじゃないの、2度と宇宙になんか来るもんかと毒を吐きながらギリギリのところで最悪の状態をくぐり抜けて行く。緊迫した怒涛の映像に釘付けだ。だが最後には疲れ果てて自分で自分を終了させようとする。

 だがラスト数分前、何かが彼女を変える。そこまで強烈な映像で語って来た監督が、いきなり実はこの言葉を言わせたくて、この映画を作ったのだと言わんばかりのセリフを彼女に語らせて最後の賭けに出発させる。

 「これは誰のせいでもない。自分で選んでここにいる。いい旅だったわ」最高の笑顔でそう言うのだ。そしてスイッチを押す。

 監督の狙いにすっかりはまって、映像の力を借りて増幅された言葉の力にコロっとやられてしまった。

 いい旅だった。最後の瞬間にそう考えることが出来るのは幸福だ。本当の強さかもしれない。その強さを持った女性を神様はいったいどうするのか。神様は実は重力(グラビティ)を持った青い空と青い海と大地の星地球かもしれない。その大地にしっかりと立って新しい未来に向かって歩いて行ける、これもまた幸福なことだ。それを今度は映像で一瞬にして語った後、Gravityの題字がすーっと下から持ち上がってエンディングとなる。ゼログラビティって邦題は監督の気持ちとはかなり違うなぁ、そう思いながら映画館を出た。

 誰のせいでもない、と何もかも受け容れて笑顔を見せた女性の言葉の力は、それからずっと背中を押してくれている。(三)


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