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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

年の瀬

2010-12-28 08:51:48 | 日記
 土日にわが家の大掃除ステップ1を敢行した。ずっと腰を曲げ続ける姿勢を取っていたため、いまだに腰痛が治らない。ステップ2は明日から引き続き実施の予定だ。ジェイエスピー本社機能は本日が仕事納め。夜遅くなって納会を開き、仕舞いとなる。明日から数日間あちこちの掃除と溜まっているビデオの鑑賞に興じる日々となる。

 ここ数年元気がなくなったと言われ続けて来た日本の企業もそろそろ守りの姿勢を脱却し反攻に出る時期にさしかかって来ているように思える。2011年は、今までに無い、または今まで映画やゲームの中で使い古されてしまったために世の中に出て来ても違和感が無い、製品やサービスが続々と現実の物となって現れて来るような気がしている。遅まきながら、10年遅れて21世紀が始まる、というところだろう。ますます高齢化、老齢化、人口減少が進むことからくる多くのひずみは、政治無策によってほとんど何の解決策も見出されぬまま混迷を深めるだろうが、その反面、元気がいい若者やシニアの方々の活躍が日本や世界を面白く見せてくれるはずだ。

 今年を振り返ってみると、「合う、合わない」がこれまで以上に鮮明に語られた1年だったように思える。人と人、国と人、国と国、医者と患者、食べ物、衣料品、様々なものが「合う合わない」で繋がったり切り離されたりした。多くの学生が合う企業を求めながら企業側から合わないと振り落とされ、合う医者を求めて難民のようにさまよう患者。合わない空気や食事でアレルギーになり、合わない職場に心のアレルギーが発症する。

 自分の周囲は自分と合わないものばかりと感じさせる報道が目立った。おかげで、それに反発する声もじわじわと聞こえるようになった。おそらく2011年は今年より大きくその声が聞こえるようになるだろう。「合わない」からダメなのでなく、今は「合わない」がそこに良いところを認める。認めた上で、本当に合う物の良さを改めて認識する。合わないものだらけで自分には運も未来も無い、と感じていた自分の周囲への見方を、自分自身が変る事によって変えてみる。「多様性」ないしは「ダイバーシティ」というキーワードがますます重要性を帯びてくる年になるだろう。
 頑固に守るべき自分を持ちつつ、柔軟に周囲に合わせて変身する自分を作り上げる。ちょっとした、あたり前の光景の中の美しさや不思議さを見つけてみよう。この世界は何と素晴らしいところだと思えるようになるに違いない。

 自分で自分にけじめをつけないと、何も変らないまま、ずるずると年をとってしまう。年末年始は、自分にけじめをつけるための、いいタイミングだ。新しいチャレンジが実を結ぶことを夢見て笑顔で新しい年を迎えたい。


 4月から開始したこのブログも営業日は欠かさず毎日更新して無事年末を迎えることができた。日々または、たま~に読んで頂いた皆様、いろいろとコメントを寄せて頂いた皆様、ありがとうございました。

 新年は4日から再開します。良いお年をお迎え下さい。


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のだめ

2010-12-27 09:09:06 | 日記
 二ノ宮知子「のだめカンタービレ」のアンコールオペラ編という漫画を読んだ。登場人物それぞれの性格が短いページの中にうまく表現されている上、オーケストラの奮闘ぶりや人を見る目の温かさが伝わってきて、読み終わってほのぼのする作品だった。おそらく近い将来またテレビ化されるだろう。

 テレビの「のだめ」と言えば上野樹里である。来年はNHK大河ドラマ「江(ごう)~姫たちの戦国~」の主演だそうだ。上野樹里を最初に映像で見たのは「スウィングガールズ」だったと思う。テナーサックスを吹いていた。本当に一生懸命練習して吹けるようにしたらしいから大したものだ。「のだめ」でもしっかりピアノを弾いていたが、集中して身に着けてしまう才能があるのだろう。

 「スウィングガールズ」の次に主演した「亀は意外と速く泳ぐ」と言う三木聡監督の映画は、私のお気に入りだ。平凡な主婦が不思議なスパイ組織で活動することになるという一風変わった映画である。スパイク・ジョーンズ監督の「マルコビッチの穴」ほどではないが軽い不思議さでは負けていない。上野樹里の親友役で蒼井優がいい味を出しているのも見ものだ。

 その直後の「サマータイムマシンブルース」というSFコメディもいい映画だった。CMでも無いのにヴィダルサスーンという特定の商品名が心に残るのも不思議だ。本広克行監督、上田誠脚本という同じコンビで長澤まさみが主演したSFコメディ「曲がれ!スプーン」が昨年公開されている。超能力を持つ若者たちのドタバタ喜劇だ。超能力と言えば金曜日に最終回を迎えた「SPEC」というドラマは最近見たドラマの中ではかなりよくできたドラマだったと思う。ストーリーも悪くはなかったが、細かな役者の演技や演出が非常に革新的というか挑戦的だった。当麻という女性刑事が瀬文という男性捜査官に牛丼を差し出して励ますシーンなどは、映画でもなかなか見ることができない名シーンだったと思う。オフィスクレッシエンドという会社の仕事だ。演出の堤幸彦という人の力が大きいのではないだろうか。堤幸彦監督の最近のヒットは映画「20世紀少年」があるが、私は「包帯クラブ」という作品が好きだ。オフィスクレッシエンドといえば「黄金の豚」や「ホタルノヒカリ」、「JIN-仁-」など最近のヒットを数多く手掛けている。勢いがあるのだろう。

 上野樹里に話しは戻るが、ジュリーこと沢田研二と共演した映画があった。田舎町の電器屋の親父がジュリーで娘が樹里。「幸福のスイッチ」と言う映画だ。上映された映画館が少なく、新宿まで足を運んだ記憶がある。売れっ子イラストレータを夢見る娘が地域の誰にでもペコペコして金にもならない仕事を引き受けてしまう父に反発して家を出るが、やがて挫折して悩んでいる所へ、家業を手伝って欲しいという手紙がやってきて、というお決まりの映画だが、地域の交流を取り持つ気概を持つ人がいかに大事な存在かよくわかる映画だった。
 上野樹里はこの年(2007年)、エランドール賞新人賞を取っている。「スウィングガールズ」で日本アカデミー賞新人賞を取ったことに続く大きな賞の受賞だ。同じ年のエランドール賞新人賞は蒼井優、綾瀬はるか、劇団ひとり、松山ケンイチなどとともに、「のだめ」で千秋真一というダブル主役の玉木宏も受賞している。彼ら彼女らを選んで新人賞を贈った人たちはさぞ鼻が高いだろう。みんな立派に活躍している。


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プレゼント

2010-12-24 08:50:00 | 日記
 上空から見るとドミノ倒しの準備のために用心して狭い所にドミノを並べたような団地群の窓々から、明るい光があふれだして周辺を照らしている。灯のともっているどの窓からのぞいても家族や友人達とささやかに、にぎやかにクリスマスイブの夜を楽しむ笑顔が見える。だがその中のひとつに、キッチンンのオレンジ色の電燈の下でテーブルに向かって一心に何か描いている少女がいる窓があった。どうやら家には他に誰もいない。まだ10歳になっているようには見えない少女が一人、テレビも点けず、ただもくもくと絵を描いている。

 少女は今朝、母親にウソをついた。「今日はミサキちゃんの家でクリスマス会なの。そのあと、晩ごはんも一緒にどうぞって。ちゃんとお姉ちゃんが送ってくれるって。だから、ママ、早く帰って来れなくても心配ないよ」言ってから、去年も同じウソをついたことを思い出した。と同時に母が自分のウソを見破っているらしいことにも気が付いた。「ホントだよ。心配ないよ」母は信じることにしてくれたらしい。でも、夜になったら、クリスマス会に行っていれば誰もいるはずのないわが家に母から電話がかかってくるだろうな、という予感があった。
 
 電話が鳴った。少女は絵を描く手を止めて立ち上がり、受話器を耳に当てる。

「…… カホ、やっぱりいたのね。…… ごはん、食べたの?」母のやさしい声が少女の体の隅々まで沁みる気がする。ミサキちゃんのところで晩ごはんも食べるって言ったのに母はちゃんとウソを見破っていた。

「食べた。…… ママがちゃんとクリスマスのご飯作ってくれてたから。… おいしかったよ」

「ごめんね。やっぱり今日もいつもの時間なの。…… クリスマスイブなのに」

 少女は母が目の前にいるかのように一生懸命首を振った。クリスマスイブなのに頑張っているのはママではないか。

「今日先生がね、誰かの幸せを願ってメリークリスマスって言うと言った人も幸せになるって。だからみんなでメリークリスマスって言い合いした。ママにもたくさんメリークリスマスって言ったよ」

「………」

「…… ママ、メリークリスマス」

「カホ、…… ママもカホのこと考えて何度もメリークリスマスって言わなきゃ。… メリークリスマス、カホ。ありがと、メリークリスマス」
 母の声はかすれて震えてた。泣かないように頑張っているのかもしれない。もう一度言わなくては。

「メリークリスマス、… ママ」

 電話が切れた後、少女はまたテーブルに向かって絵の続きを描き始めた。団地の上を飛ぶ赤鼻のトナカイが引く橇にサンタクロースと少女と母が乗っている。少女から母へのクリスマスプレゼントだ。丸めた絵を赤いリボンで結んでテーブルの上に置いておくつもりだ。母は今年も2人では食べきれない大きなクリスマスケーキを買って帰ってくるだろう。ケーキをテーブルの上に置いて、コートを脱ぐ前に絵を開いてくれるかもしれない。ママが喜んでくれるといいな、そう思って少女はもう一度「メリークリスマス」と言ってみた。


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冬至

2010-12-22 09:26:28 | 日記
 うまく行かないこともあれば、たまにうまく行くこともあり、世の中ぎりぎりのところで何とかなっているのかもしれないと思う。

 自分の会社の社員のことを考えるか、目の前のお客様のことを考えるか、どちらを取るか、と判断が必要な局面があった。一年ぐらいの長さの目で見た会社の利益は明らかに目の前のお客様を捨てて別の案件を持っているお客様に鞍替えすべきところだった。そうすれば新しいビジネスのお付き合いが始まるばかりか、その方向性を望んでいた社員の皆さんにもいい顔が出来たはずだった。たが今まで、そして今現在わが社に仕事を出していただいているお客様は、このお客様なのだ。と、妙に固いことを考えてしまった。
 せっかくの新しい話も私の頑固さでどこかに飛んで行くだろう。社員の皆さんには柔軟に考えろと絶えず言っているつもりだ。なのに言っている自分はなかなか頭が固い。私の中では最終的にお客様第一を崩すことができない。
 将来おいしい仕事を出して頂ける可能性があるお客様がいたとしても、今はまだ何のつながりもない。今のお客様のために精一杯頑張ろう、などと自分の判断を反省しているところへ、ほとんど忘れかけていた案件が少し先に進んだ、という連絡が入った。
 わが社のような、いわばローカルな会社からすると珍しく都会的な案件だ。食い込めるかもしれない。よし。

 で冒頭の、うまく行かないこともあれば、たまにうまく行くこともあり、世の中ぎりぎりのところで何とかなっているのかも、という気持ちになっていたのである。

 そんな日、10年以上も机を並べた良き先輩であり友人であり最も尊敬するビジネスマンの一人であるIさんのちょっと年数を越えた定年退職の送別会があった。昔の仲間が集まって思い出話をしていたら2時間ぐらいあっという間だ。過去も未来も現在の方向性が決める、と私は思っている。現在後ろ向きでいると、未来だけでなく過去までも後ろ向きの思い出になってしまうだろう。Iさんはあくまで明るく前向きな人だ。集まった仲間達が最初から最後まで涙を流すほどおかしくて笑った送別会は少なかろう。感傷的なものを寄せ付けない、芯の強い明るさが過去も未来も照らしている。


 冬至である。これから2ヶ月ぐらい後が一番寒い時期になるはずだ。2月後半だろうか。だが、一日の明るい時間は明日から着実に長くなる。気持ちは、どこか春の予感で元気が出る。すぐそこに春が来ているという予感があるから最も寒い時期も頑張れるのだろう。一歩一歩歩いて行けば春は来る。


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カレンダー営業

2010-12-21 08:31:30 | 日記
 時節柄、カレンダーを持って街を駆け回っておられるお父さんは多いだろう。今年1年を感謝し来年もよろしく、と伝えて回る大切な仕事だ。10月では早すぎ、2月では遅すぎる。やっぱりこの時期しか許されないご挨拶回りの王道のようなカレンダー持参営業だ。「カレンダーありがとう、よーし、じゃこの際だからこの案件をどーんと君に発注しちゃおう」、などと言うことはどう考えてもまったくありえないので、むなしい所業ではあるが、このおつきあいがあるために翌年顔を出しやすい環境を作ることができる、というか、昨年やれるだけやったのだからと自分に言い聞かせる材料ができる。何もしないで年を越すと、自分に自信が無いために、お客様に顔を出し辛い。その気持ちはお客様にも伝播し年明け最初の訪問が妙によそよそしい面会となってしまう。最初から最後まであっけらかんとしていれば、お客様も実はカレンダーごときほとんど気にしていない、というのが正直なところだろう。

 そんなこんなで私もあちこち出かけている。やはりそのたびに訪問先の会社の性格というか社風のようなものに触れ、感じることは多い。受付の係りの社員だろうが通りがかりの社員だろうが、いらっしゃいませと優しく元気よく受け答えしてくれる会社もあれば、会議室の机の上に昼ご飯を食べた跡らしいカスが散らばっていても気にせず機械的に訪問者である私を通すだけと言う社員がいる会社もある。昔は社員一人一人が上昇志向を持ってプライドが感じられたのに、今は着ている服も対応もなんだかだらりとしてしまった社員ばかりになってしまった会社もある。

 普段は入口近くの打ち合わせスペースでしか話したことが無い人と、来客が多く場所が無いために内部の作業エリア内にある打ち合わせ用テーブルまで連れて行ってもらって話をすることもある。明るくて健康的に見える職場と暗く沈滞しているように見える職場がある。その「場」に漂う空気は、なかなか飾ることができない。

 結局大きな違いは、ちょっとしたことの積み重ねを「徹底」しているかどうかだろうと思う。誰しも考えていることは同じだ。どんな風に見える会社の皆様ともほぼ同じ話をしている。皆様ほぼ同じように、大切なことは十分把握していらっしゃる。おっしゃる言葉も皆ほとんど変わらない。では何が違うのか、というと、その考え方を全社員に「徹底」しているかどうか、ということに尽きる。明るく元気がよく、ぱっと見にも「この会社いいな」と思わせる会社は、見る社員見る社員みんな元気がいい。元気がいい社員が集まっているので職場自体ぱっと見て元気がいい感じがいい。これは今現在の売り上げや社員の多さなどの規模とはなかなか一致ないし比例しない。今は大きな会社でも、なんとなくたるんでいるところはやはり、やがて勢いが衰えてくるのではなかろうか。

 いつもいつも気を引き締めてかかるのは疲れることだろう。よそ行きの姿勢でずっと対応する必要はない。だが元気よくいようとすることは出来ないことではない。清潔にし、明るく元気よくいようとする。皆がそれを心がけるだけで来訪されるお客様の印象は大きく異なってくるに違いない。
 

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