JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

FT-221 修理 その3

2018-12-16 | Weblog
FT-221 の修理の続きです。

色々操作していると、問題が発生。
BANDスイッチを145.0MHzにして電源をONにするとSメーターのランプが点滅して
UNLOCKを知らせます。そのまま放置すると10秒~1分でLOCKしてSメーターの
ランプがが点灯します。
UNLOCKの時、放置せずBANDスイッチを隣の144.5MHzか145.5MHzに一度切り替えて
145.0MHzに戻すとすぐにLOCKします。

電源をOFFにしてONするとまた同じ動作を繰り返します。
たまたまではなく、毎回です。
電源ONの時にBANDスイッチを145.0MHz意外にしておくと、それは発生しません。

何だ?


PLL UNITを抜いて、目視検査から。







コンデンサがひび割れています。どこの回路のコンデンサだろう。
UNLOCの時の点滅間隔の時間を決めるコンデンサでした。




容量を測定しても問題はありませんし、点滅間隔が少々違っても点滅さえしていれば
UNLOCKは分かりますが、せっかく抜いたので新し物に交換しておきました。

で、本題のUNLOCKは何だ?
調整すれば直るだろうと調整箇所を回路図で探してもPLL UNITには
BANDスイッチごとの調整箇所はありません。
144.0MHz LOCK
144.5MHz LOCK
145.0MHz LOCK
145.5MHz UNLOCK
のようにどちらか端がUNLOCKなら電圧が上がりすぎてとか下がりすぎて
端っこではLOCK領域まで行けないからUNLOCKがでているなあ、それでは
部品定数を変更しやるかと言う事になりますが、今回のように端っこがLOCKで
真ん中がUNLOCKだと、そう言う作業は出来ません。
とすると、どうやって調整してあるのか?

しばらく回路図とにらめっこ.....
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なーーーんだ、違うユニット調整箇所がありました。

前オーナーさんが回したか?かなりベストポイントからはかけ離れた位置にセットしてありました。
調整すると、電源ONでいきなりUNLOCKから始まる動作は無くなり
すぐにLOCKするようになりました。

思い込みはいけませんね、
PLLのUNLOCKだから、PLLユニットにあるボリューム、コイルで調整だと
決め付けて回路図を見ていたので気づきませんでした。

これでFT-221は終了か?
色々操作していると、また何か不具合が出てくるかもしれませんね。

一応これで終了。
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