JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

修理依頼は、2013年3月3日のBLOGの内容をご覧になり、メールにてご連絡ください。

IC-271 修理

2015-07-26 | Weblog
IC-271 の修理です。

SSBで受信出来ないとの事で、購入して放置してありました。
HF機ばかり修理していましたので、たまには144MHz機を修理
してみようかと言う気になり引っ張り出して来ました。

オークションや無線機屋さんで故障品を購入する時のコメントは
壊れている部分の気付いた物だけ書いてありますので
今回も何が飛び出すかが楽しみです。

まず、通電してトランシーバーの基本である
「送・受信出来るか」
の試験です。

全モード受信はNG.送信はFMで15W程度出ていますが、
パワーコントロールが効きません。設定を最小にしても常に
フルパワー。

症状が分かったので、不具合箇所の特定。
電源回路がNGだったので、色々調べてみると
たどり着いたのはコイルの断線。巻き直しても良いのですが
最近はICと2、3点の部品で済みますので製作。


これを実装すると、ちゃんと受信出来るようになりました。
送信もパワーコントロールが効くようになりました。
一応、購入時に記載されていた不具合は無くなりました。

それでは、基準周波数、キャリア周波数など、PLLロックレンジ、キャリアバランスなど
自分で決めているお決まりの調整をやって行きます。
その前にSGから信号を入れて、周波数のズレを見て見ると
駄目駄目です。今まで良く使っていましたねと言う程ズレています。
SSBで、「XX時に144.XXXMHzで呼ぶから待っててね」と約束しても
絶対に会えない程....

基準周波数がずれているようなので、調整しようとしましたが、
トリマを回しても一切周波数は変化しませんでしたので交換。


これ以外の不具合は見つからず、順調に調整作業が進んでいます。
今週は時間切れなので、また来週。

HF機はバンドが多いので、送受信のチェックが大変ですが、144MHzシングルバンド機は
モードを変えながらそのバンドだけ考えれば良いので割と楽です。



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DX-70S

2015-07-20 | Weblog
DX-70S (10W機) ¥35,000 で売ります。(送料は含まれておりません)
 ・本体
 ・マイク
 ・電源ケーブル

気付き点
 ・オプションの組み込みはありません。
 ・CWフィルターが最初から入っています。但しセラミックフィルターですので、切れは
  今一つですが、SSBフィルターだけの物から比べるとあって良かったと思えます...
 ・RFキーとVFOキーの印刷が少し剥がれている部分があります。(画像参照)
 ・外観は悪くないと思います。(新品ではありませんので、ぴかぴかではありません)
 ・取扱説明書はアルインコのホームページからダウンロードしてください。
 ・型式シール、技適シールは画像では見えませんが、リアパネルの放熱板にメーカーで貼られています。

購入希望の方は
pickeyer (アットマーク) gmail.com
までメールをお送りください。 
(このページは売れた場合削除します)
*貴方の壊れた無線機との交換も可能です。差額が出れば精算します。


素人整備です。年代物の無線機ですので、新品のようにはなりませんが、
頑張って整備したつもりです.....
あくまで現状渡しです。


外観


RFの文字ハゲ部分


VFOの文字ハゲ部分














付属品





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TM-455 修理

2015-07-19 | Weblog
月曜日に久しぶりに TM-455 に通電。
最初の1時間は、ちゃんと受信していましたが、
モールスで 「UL」 とスピーカーから出力した後は
表示部から周波数が消えてしまいました。
アンロック......

土曜日に修理しよう。

火曜日に電源を入れると、ULにはならず、ちゃんと動作。
あれ?
期待通り!?に1時間後に聞こえました 「・・- ・-・・」

水曜日は電源ONから既にUL。

木曜日、金曜日も同じく電源ONでUL。

修理するには 「時々xx」 と言うのが一番厄介なので
ずっとULの方がありがたいのです。

そして土曜日。
測定ポイントにテスターを繋ぎ、トリマを回転。
電圧は変化するものの、変化がスムーズではないのでトリマを交換。


8時間ほど受信しましたが、問題ありません。

さて、次はどの無線機を分解しようか。


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FT-747 修理 4台目

2015-07-11 | Weblog
FT-747GX の修理です。
受信は出来るが、送信が出来ないとの事。

パワーアンプユニット内のトランジスタの故障だと、入手困難な部品が多いので
諦めていただくしかないなあと、心配しておりましたが、
メインユニット内の部品が壊れていましたので、部品交換で
すんなり100W出るようになりました。
しかし、その部品交換が大変で、こんな感じにバラバラに。
元に戻るか?


頑張って元に戻しました。


一通り動作試験。すると気になる点が。
18MHzと24MHzは、送信禁止回路が解除されていなくて電波が出ません。
28MHzは50Wのまま。
勝手に改造するわけにも行きませんので、オーナーさんにメールで連絡。
なぜ勝手に改造しないか?
それは、みなさんそれぞれ事情があります。
例えば、アンテナの耐入力が28MHzは50Wと言うのに
100W改造をしてしまうと、今まで気にせず運用出来ていたのが
パワーコントロールボリュームを常に気にしていないとアンテナが焼損してしまいます。
返事をすぐに頂けて、18,24MHzは送信出来るようにして欲しいが
28MHzは50Wのままで良いとの事。
勝手に改造せず、お伺いして良かった。

基準周波数のズレが気になりましたので調整。
その他、ざっと動作試験をして気になる点を調整。



部品取りにしようと思っていたが、直ってよかったと
喜んで頂けました。
保存状態が良くて、非常に綺麗でしたので部品取りには
勿体無い一品でした。
修理出来て良かった!


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FT-847 修理 2台目

2015-07-05 | Weblog
FT-847 の修理です。

違う無線機の出力を、FT-847のHF端子に入れてしまったとの事。
メーカーに相談されたそうですが、対応を終了しているとの事で修理不可だったそうです。
気に入っている無線機なのでどうにか復活したいと相談がありました。

部品が焼損しているのは確実ですが、どの程度焼損しているかは
お話だけでは分からないので、お送り頂いてから考える事に。

無線機が届き、SGから信号を入れて確認すると、
 ・HF、50MHz 感度極悪
 ・144MHz、430MHz 感度良し

あらかじめ回路図で 「一人作戦会議」 を開いておきましたので
作業はスムーズに進み、6点の部品損傷を確認。
部品交換で感度復活!!



送信は?と各バンドチェックしましたが、異常はありませんでした。


返送して動作確認をして頂き、問題無しとのお言葉を頂戴しました。

この機種のチップ部品は小さいですね。私の技術ではこの辺りが限界でしょう。
これ以降の機種はさらに部品が小さくなっているでしょうから、
不良部品が分かっても交換はまず無理と思います。
なにしろ、半田ごてで目的の部品を外そうとすると、隣の部品まで
外れてしまうほどの集積度ですから....

最近の高級機が欲しいのですが、自分で修理出来ないし、将来サービスは
終了しましたなんて言われたら泣くしかありませんから、まず中身を見て
自分で修理が出来るかどうか判断して、購入するかどうか決めなくてはなりません。
自分で修理出来るとなると、選択肢はメーカーが修理しなくなったような古い無線機しかありません。
だから、私のシャック内は昭和の香りが一杯です!


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