TS-180S WARC付きの修理を終え、各部を調整。
現在、実際にアンテナを繋いであちこちのバンドを行ったり来たりして交信を聞いて
動作確認をしております。
どうにかまともに動作するようになり、終った終わったと思いながら
色々ボタン類を操作していると、アッテネーターをONにすると信号が60dB以上減衰します。
あれ?そんなに減衰するアッテネーターじゃないよなあ....
取扱説明書には、約20dBと書いてあります。
リレー接点の接触不良かな?何処にアッテネーターのリレーがあるんだ?と
思いながら回路図を見ると、ゲゲッ、リレーなんて使っていなくて
半導体で組まれています。
とりあえず基板を摘出。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/27/25d2a0e9386cbb109becd56622a61514.jpg)
何やらトランジスタの足がやけに長くて、素人さんが交換した感じ。
オリジナルのトランジスタの型式ではなく、互換品と思われるトランジスタに交換してある。
データシートを見ると問題無さそう。しかし動作しないってどう言う事?
この基板は、PLL ASSYユニットの下にあって、動作している状態ではオシロスコープのプローブを
当てにくい位置にあります。
とりあえず既に交換されていると思われるトランジスタを手持ちの新品と交換。
すると20dBのアッテネーとして動作し始めました。
もうこれで終りと思いながら、あちこち不具合が出てきます。
今日もラジオ代わりに交信を聞きながら、違う無線機の修理をしましょうか。
次の無線機は、IC-750Aの予定。また遊ばれてしまいそうな程の
不具合てんこ盛りの一品なのです.....
そんなもの買うからと言われそうですが、それが趣味ですから。
TS-180Sは、まだ胸を張って「売ります」と言えない状況です。
オークションで「受信できました、パワーも100W出ています、他は分かりません」って
書いて、適当に売った方が早かったでしょうか?
でも、何でそうなっているのか、どこが原因でまともな動作していないかを
知りたいので、それが出来ないんですよねぇ。
WPX CWは適当に遊んで、修理に没頭します。