ACアダプタ の修理です。
いつもの同僚からの修理依頼。
今度は何を壊した?
TV,ラジカセ、掃除機、.... いろいろ頼まれましたが、今回は車の
セキュリティー関連の機器のACアダプタらしいのですが、詳細は知らないとの事で
機器名等々一切分からないACアダプタの修理です。
その機器自宅の室内にあって、猫を数匹飼われていて、その中の
いたずら好きの猫がACアダプタのケーブルを噛んで半分切れてしまったと言う物。
そこをテープで止めてどうにか使っていたが、ついに電源が入らなくなったとの事。
えーーーー、こんなので使っていたの!危ないよ。
ACアダプタが分解出来れば良いのですが、最近のものはパチンパチンで
ツメが勘合していて、修理できる構造にはなっていませんので簡単には開きません。
そこでギリギリ残っている電線を繋ぎ合わせる事に。
切断。
半田付けして、収縮チューブをかぶせ根元をホットボンドで処理。
中身は分かりませんが、どうやらトランスと整流器、電解コンデンサ程度だと
思われます。測定すると、銘板に書かれている電圧よりかなり高い電圧が
出ています。そして抵抗を負荷にして、抵抗値を下げながら電圧を調べると
定格電圧に近づきます。
本体側に安定化回路を持たせているタイプと想像します。
なにしろ持って来られたのはアダプタだけですから。