FT-1021X の修理です。
前回のBLOGの書き込みが7月23日ですので、約3か月修理で盛り上がっていたのです。
何度もBLOGに書いている通り、修理で盛り上がると写真は撮らないし、BLOGの更新もしないのです.....
ひたすら一人作戦会議なのです!
今日現在、まだ完全には直っていません。受信が正常に出来るようになっただけで
送信部にも異常が見つかっています。
前置きはこの辺にして、いよいよ本題に。
このFT-1021Xは、お盆休みの暇つぶしにと無線機屋さんの中古コーナーに出ていた
ジャンク品を購入したものです。
「表示が点滅して送受不可です。音も出ません。」
と言う事でしたのでこれは面白そう、お盆休みをフルに使えば修理が終わって調整も出来るなと
勝手に修理予定を頭に描き、思わず購入してしまいましたが、現実はそんなに甘くない物でした。
途中、もう部品取り用に回してしまおうかとも思いましたが、それでは技術屋としては
面白くないので、どこが悪いのでここであきらめると言う明確な答えを出してからあきらめようと
意地になって不良個所の特定に励みました。
まずは届いた無線機の動作確認ですが、いつもの事ながらいきなり電源を入れるのは危険ですので
まずはケースを外してすぐに分かる改造箇所は無いか、外れた部品は無いかなど目視で確認をします。
早速、目に飛び込んできたのは、SUB側の基板に行くアンテナからの来る信号コネクタが外されています。
「表示が点滅して送受不可です。音出も出ません。」との故障個所の文章でしたが
この分だとSUB側の基板も動作していないと思います。
じゃないと動作するSUB側の受信機能を殺してしまう意味がありません。
違う無線機で送信して隣のアンテナにつないであったこの無線機の初段辺りを
焼いたのか?なんて想像してしまいます。
SUB側が故障して、修理をしようと思ったが修理できなかったので
それなら外しておけとコネクタを外して運用していたけど、メイン側も故障してしまい
メーカーに相談したら修理してくれなかったか、修理してくれても見積もりを取ったら高額だったので
諦めたと言うのが私の推測です。
ここでようやくパワーON。
周波数表示が点滅しています。それと同時に何やらリレーのカッチカッチと言う表示の点滅に同期した音がします。
この時に、PLLのUNLOCKだなと気づけばよかったのですが、リレーのカッチカッチにだまされてしまいました。
これが初日の修理時間を3時間も奪われようとは.....
他の機種でPLLのUNLOCKは何度も経験していますが、それはULとCWのビープで知らせてくれたり
表示の点滅やドット表示で知らせてくれるものであり、リレーが表示の点滅と共にカッチカッチなんてのはありませんでした。
そこで勘違いしたのはUNLOCKでは無くて、CPUが立ち上がってはリセットされ、また立ち上がってはリセットされと
その繰り返しをするからではないだろうかと思ってしまったのです。
それだったら、表示の点滅に同期してリレーがON/OFFすると言う動作になりますからね。
そこでCPU基板の測定を3時間にわたってやってしまったのです。
いや、異常なさそうだと思った次の瞬間、そうだったFT-1021Xにはソフトウエアのバージョンを表示する機能が
あったんだと言うのを思い出しました。遅いよ!
それを表示させる間にリセットがかかってしまうなら、リセットがらみのトラブルだぞと考えたわけです。
やってみると、色々な表示が出て、バージョンを表示、そしてしばらくすると通常の動作に移ります。
そしてまた表示の点滅とリレーのカッチカッチが始まりました。
そんなに長い時間リセット待ってくれるわけはありません。これはリセットがらみのトラブルではないと言うのが
証明されました。
なーんだ、3時間損しちゃった。
じゃあ何?測定して行くとPLLのUNLOCKです。あーあやられちゃった。
リレーにだまされてしまいました。
PLLのUNLOCKなんて簡単と思ったのですが、これが地獄の入り口であった話は次回に。
前回のBLOGの書き込みが7月23日ですので、約3か月修理で盛り上がっていたのです。
何度もBLOGに書いている通り、修理で盛り上がると写真は撮らないし、BLOGの更新もしないのです.....
ひたすら一人作戦会議なのです!
今日現在、まだ完全には直っていません。受信が正常に出来るようになっただけで
送信部にも異常が見つかっています。
前置きはこの辺にして、いよいよ本題に。
このFT-1021Xは、お盆休みの暇つぶしにと無線機屋さんの中古コーナーに出ていた
ジャンク品を購入したものです。
「表示が点滅して送受不可です。音も出ません。」
と言う事でしたのでこれは面白そう、お盆休みをフルに使えば修理が終わって調整も出来るなと
勝手に修理予定を頭に描き、思わず購入してしまいましたが、現実はそんなに甘くない物でした。
途中、もう部品取り用に回してしまおうかとも思いましたが、それでは技術屋としては
面白くないので、どこが悪いのでここであきらめると言う明確な答えを出してからあきらめようと
意地になって不良個所の特定に励みました。
まずは届いた無線機の動作確認ですが、いつもの事ながらいきなり電源を入れるのは危険ですので
まずはケースを外してすぐに分かる改造箇所は無いか、外れた部品は無いかなど目視で確認をします。
早速、目に飛び込んできたのは、SUB側の基板に行くアンテナからの来る信号コネクタが外されています。
「表示が点滅して送受不可です。音出も出ません。」との故障個所の文章でしたが
この分だとSUB側の基板も動作していないと思います。
じゃないと動作するSUB側の受信機能を殺してしまう意味がありません。
違う無線機で送信して隣のアンテナにつないであったこの無線機の初段辺りを
焼いたのか?なんて想像してしまいます。
SUB側が故障して、修理をしようと思ったが修理できなかったので
それなら外しておけとコネクタを外して運用していたけど、メイン側も故障してしまい
メーカーに相談したら修理してくれなかったか、修理してくれても見積もりを取ったら高額だったので
諦めたと言うのが私の推測です。
ここでようやくパワーON。
周波数表示が点滅しています。それと同時に何やらリレーのカッチカッチと言う表示の点滅に同期した音がします。
この時に、PLLのUNLOCKだなと気づけばよかったのですが、リレーのカッチカッチにだまされてしまいました。
これが初日の修理時間を3時間も奪われようとは.....
他の機種でPLLのUNLOCKは何度も経験していますが、それはULとCWのビープで知らせてくれたり
表示の点滅やドット表示で知らせてくれるものであり、リレーが表示の点滅と共にカッチカッチなんてのはありませんでした。
そこで勘違いしたのはUNLOCKでは無くて、CPUが立ち上がってはリセットされ、また立ち上がってはリセットされと
その繰り返しをするからではないだろうかと思ってしまったのです。
それだったら、表示の点滅に同期してリレーがON/OFFすると言う動作になりますからね。
そこでCPU基板の測定を3時間にわたってやってしまったのです。
いや、異常なさそうだと思った次の瞬間、そうだったFT-1021Xにはソフトウエアのバージョンを表示する機能が
あったんだと言うのを思い出しました。遅いよ!
それを表示させる間にリセットがかかってしまうなら、リセットがらみのトラブルだぞと考えたわけです。
やってみると、色々な表示が出て、バージョンを表示、そしてしばらくすると通常の動作に移ります。
そしてまた表示の点滅とリレーのカッチカッチが始まりました。
そんなに長い時間リセット待ってくれるわけはありません。これはリセットがらみのトラブルではないと言うのが
証明されました。
なーんだ、3時間損しちゃった。
じゃあ何?測定して行くとPLLのUNLOCKです。あーあやられちゃった。
リレーにだまされてしまいました。
PLLのUNLOCKなんて簡単と思ったのですが、これが地獄の入り口であった話は次回に。