JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

修理依頼は、2013年3月3日のBLOGの内容をご覧になり、メールにてご連絡ください。

IC-1271 修理

2013-05-25 | Weblog
IC-1271の周波数が1MHzずれているとの事で、修理依頼がありました。

1MHz うーん、ブロックダイヤグラムを眺めてみるものの、1MHzずれるような故障方法が見つからない。
-DUPEをONにすると10MHzずれるがこれの事をおっしゃっているのか????
でも1MHzじゃないし。

周波数カウンターで見てみると、1200MHz帯のどこでもマイナス13KHzでした。
2日間ほど、電源を入れたまま空いた時間に周波数を測定。やはりマイナス13KHz。

基準周波数の再調整と、PLLユニットの再調整。

と書くと1行で簡単そうですが、これがまた大変。
PLLユニットは2階建て方式の1階部分。ケースを開けてまず見えるのは2階部分ですから下側にあります。
調整した事のある方は、あ、あれね、大変だよねってお分かりいただけると思います。
それは緊張の連続。なぜかって?それは2階部分のLOGICユニットには私のホームページの
「アホになる無線機」でご紹介しているメモリーボードがあります。
LOGICユニットを上手に引っ張り出して、パチンと言わせないようにして電源を入れて
調整しなければならないのです。もし運悪くパチンでメモリーボードの電源が死のう物なら
一瞬にしてIC-1271が粗大ゴミに変身します。



画像のような危ない状態で調整しました。

表示周波数と送受信周波数が合いましたので、オーナーさんに返却して、動作確認をしていただきましょう。

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FT-DX1200

2013-05-20 | Weblog
YAESUの新しいHF機。
無線機の販売店からのメールで知りました。

http://www.youtube.com/watch?v=tPiX_jIXgHw
に早速 Upload されています。

YAESUは元気ですね。次々と新製品を投入して来ます。
と、言ってもどれも購入していませんが.....
「古いものを大切にする心」 なんて格好の良い物ではありません。
金銭的に余裕が無いだけで!


カタログの中に基板の写真がありますが、こりゃあ自分じゃ修理不可能。
部品が小さすぎて。
http://www.hamradio.com/documents/FTDX1200%20Series%20Brochure.pdf

修理担当は、目の良く見える若者じゃないと、老眼鏡が必要な中高年じゃ
無理だよなと要らぬ心配なんぞ。



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5U9AMOのTS-50

2013-05-15 | Weblog
5U9AMOが Nigerから TS-50でQRVしています。
それがどうしたって?

下記HPに画像があります。
http://www.hb9amo.net/5u9amo.php

TS-50, TS-60 ユーザーなら1度は修理に出されているとは思いますが
使用されている電解コンデンサが やばい 状況ですよね。

持参されているTS-50が対処済みの物かどうかは知りませんが
1台しか持参していないのだったら、最後まで壊れないでねと
祈る以外はありません!

早目にQSOしましょうと言っても、すごいパイルですから、思うようにはなりません。

壊れませんようにと祈りながら、パイルに参加しましょう!?



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FT-900 10台目 発送

2013-05-09 | Weblog
ゴールデンウイークの間中、アンテナを繋いで受信、ダミーロードで送信をして耐久試験を
行い問題が無い事を確認したので、オーナーさんに発送しました。

包括免許になれば、実際に交信して試験が出来るのですけどね。



中古で「壊れています」と言う無線機を入手すると、大体複数箇所が壊れています。
1箇所壊れて、すぐ修理に出すと簡単に直るのでしょうが、放置されている間に
違う部分も故障しているものだから、1つを直せば新たに不具合箇所が見つかり、
そこを直すと今度はこっち....
そりゃあ、メーカーさんも古い無線機の修理はお断りしますと言いたくなるのは
分からないでもありません。

修理代を考えてみると、如何にメーカーさんが赤字を出しながら修理をしているかが
分かります。
・届いた荷物の梱包を解き、作業台に乗せる
・症状を確認する
・ケースのネジを開け、カバーをはずす
・回路図を眺めながら、怪しいポイントを測定器でチェック
・不具合部品を交換するために、基板を摘出(コネクタ類、ネジを外す)
・不具合部品を交換する
・基板を元に戻し、ネジを締めコネクタを戻す
・不具合部分が直っているか確認する
・ケースを元に戻す
・修理報告書を書く
・梱包する
・宅配便の伝票を書く
これにかかる時間は数時間でしょう。
それに測定器の購入またはレンタル費用、冷暖房費、電気代、電話代さらに一人でやっている訳ではありませんので
事務員さんの賃金も必要です。
これで、¥3万 ¥4万頂けるならトントンでしょうが。¥1万そこそこじゃあメーカーさんも
やりたくないわなあ.......




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FT-100D マイク

2013-05-05 | Weblog
FT-100Dに付属のマイクのカールコードがひどい事に。



みなさん同じようになるようで、メーカーからケーブルアセンブリを取り寄せて交換されている模様。
それにしても良いお値段で。みなさん金持ちだなあ!

貧乏人の私は、部品単体で購入し、製作しました。
コストは¥300程度....



安く仕上げるには、それなりの努力が必要で、メーカーの販売しているような
両端にコネクタが付けてあって、パチン、はい完了ってな訳には行きませんが。

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FT-900 9台目 発送

2013-05-03 | Weblog
修理完了して、しばらくシャックで受信をしておりましたが、
問題ありませんでしたので発送しました。
もう一台のFT-900は現在連続通電試験中。
これも問題なければ、ゴールデンウイーク開けに発送予定。

壊れた無線機を見つけると、おもしろそうと買い込んで、
直ってしまうと棚の飾りですが、もう棚もいっぱいで
そろそろ同じ機種が複数あるものから売りに出そうかと思っています。

 NRD-535
 R820
 TS-50S
 FT-747GX
 FT-850
 FT-900
 IC-721
 IC-731
 IC-736
 IC-740
 IC-751A
他にもまだまだあります。良く集めたもので....

当分電気を入れていないので、通電試験をして問題ない事を
確認した物から順にですね。


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IC-R100 修理

2013-05-02 | Weblog
NarrowFMとAMはちゃんと動作していて、Wide FMだけはSメーターは振れるのが音が出ないと言う
IC-R100 が到着。
修理しながらFMラジオでも聞こうかと購入。

AFボリュームを一杯に上げるとかすかに ごにょごにょ と聞こえるが
何を言っているのか分からない。
2nd LO と 1st IF は測定器で見る限り信号は正常。ICの中に入って
Sメーターを降らせる信号が出て来ると言う事は、ICの中の DET 部分が
故障しているとしか考えられない、何しろ復調音が ごにょごにょ ですから。
うーん、このICは手に入らないぞ.....

ちょっと待て、DETの出力をダイレクトにAFアンプで増幅してみよう。
あれ?ちゃんとFMラジオが聞ける。
じゃあアナログスイッチが壊れている?

元に戻して、怪しいアナログスイッチを外して信号ラインをジャンパーすると聞こえるはずと
やってみるも、今度は ごにょごにょ も消えてしまった。えーーーーー?
もうさっぱり理解不能!



回路図を片手に、プリントパターンを追いかけるも怪しそうな部分も無く。
もしかしてと、テスターでプリントパターンを追いかけると繋がっているはずの部分に導通が無い。
これだ!発見!!!
何度ルーペで見ても、パターンが切れている部分は見つからない。
結局顕微鏡で見ないと分からないような断線のようなので、怪しいパターンをジャンパーして一件落着。

Wide FMを選択していても、Narrow FMやAMの回路も機能していて、出てきた3つのモードの信号を
アナログスイッチでどの信号を出力するか決めているだけなのでした。なーんだ。
ごにょごにょ はWide FMの信号をNarrow FMとAMが復調して漏れていた信号が
出てきていたようです。これさえなければモット早く気付いたのでしょうけど、
だまされてしまいました。

とりあえず、受信出来るようになりましたが、電解コンデンサの変色が激しい。
そんな熱を持つ部品の周りに、配置するか?と言う設計。
あーあ、見てしまったものは見ぬフリは出来ないし。
仕事が増えました.....

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