JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

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FT-225D 修理

2018-08-26 | Weblog
FT-225D の修理です。

送信が出来ないと言う事で購入しました。
保管状況が良かったようで、非常に綺麗な無線機です。

色々なスイッチをカチャカチャやっていると、ぐらつく物が2,3点あります。
締め付けてあるナットが緩んでいるようです。
これを締めるには、フロントパネルを外さないといけません。

つまみを全部外し、そしてフロントパネルをはずします。



周波数表示をする部分の透明のアクリル板と赤いアクリル板の間に
毛羽立った大きなホコリが入り込んでいますので、赤いアクリル板を
外して清掃。
これは清掃前の画像です。CLARの文字の真下に大きなゴミが見えます。



そして元に戻しますが、つまみ全部がマイナスネジで円柱の軸に
締め付けるタイプなので、位置合わせをしながら締め付けなければいけません。
これが、最近の差込式のつまみに慣れていると、面倒です。


通電して見ると、無信号時にSメーターが振れています。
スタートポイントが上がっています。




センターメーターにしてみると、大分ズレています。




で、目的の送信出来ないのは?
スイッチの接触不良でした。

Sメーターとセンターメーターを調整を終え、周波数調整をしようとしたら な、な、なんと
延長基板が必要ではないですか。
FT-301の調整で作った延長基板と同じかと思いきや、こいつは一部の基板は
両面の延長が必要ですのでそれが使えません。
追加で延長基板を作るまで、作業を中止しなければなりません。

ざっと一通り見てみましたが、そんなに大きくズレている様子はありません。
久しぶりの外観が綺麗で、動作に問題が少ない 「当たり!」 の無線機でした。

これがFT-625Dだったら故障していても高値で売られるのでしょうけど
FT-225DだとFT-625Dに比べて安く買えます。
シャックの飾りとしては、カッコ良いなあと思う好きなデザインの無線機です。


IC-760 修理

2018-08-19 | Weblog
IC-760 の修理です。

内蔵の電源が壊れていると言う物。

もう何年も前に購入していたのですが、すっかり忘れていました。
履歴を調べてみると、その他に送受信できないとも書いてあります。
重症の無線機を購入したようで、直るのか???

IC-760は、内部にあるコネクタに外部からDC電源を入れてやると
動作しますので、内蔵電源を外して動作試験をしてみると
問題無く動作しています。
「送受信できない」とは電源が入らないからか?
連続通電していると、送受信できなくなると言うのも考えられますので
電源の修理が終わってから、ゆっくり再度調査してみましょう。

電源のケースのネジを外して蓋を外し、とりあえず臭いと目視で
ぶっ飛んだ部品が無いか探します。
どうやら一度、前オーナーさんが蓋を外したようで、蓋の向きが
180度回っていました。


特に変わったところはありませんが前オーナーさんが何かやっている
可能性がありますので、注意深くチェック。


何も無さそうなので、とりあえず単体動作するようにジャンパーをかけて
AC100Vを入れてみます。
見たいポイントにテスターとオシロスコープをセット、そしてちょっと距離を置いて
安全を確保して、コンセントをちょんと挿してみます。
当然ACラインにヒューズは入れておきます。

本来ならリレーの音がして、DC13.8Vが出てくるはずですが、
DC13.8Vを作るためのDC280Vが作られているだけで、DC13.8Vは出てきません。
定番の フォトCDS が逝っているのかと思い、基板から外して見ると





前オーナーさん やってくれてます!
フォトCDS を分解しています。ガリガリやってケースを外して元に戻して
収縮チューブをかぶせてありました。

何をやってくれたか? 分解して単体で動作試験をします。
光を出すネオン管側はちゃんと光っていますし、CDSもまあそれなりに
抵抗値が変化しています。合格です。
再度実装しますが、そうなるとスイッチング電源の心臓部のICがあやしい。
前オーナーさん、「IC-760 電源修理」などで検索するとこの
フォトCDSが壊れていたなんて沢山出てくるので、これだなとばかりに
分解してみたようです.....


測定してみると、起動用電源が立ち上がり、フォトCDSからDC280Vが
立ち上がったよと信号が来てトランジスタがON、ここまでは合格なのですが
スイッチング電源のICに電源が供給され始めると、その電源がずっこけます。
測定すると、スイッチング電源のICの電源ラインのインピーダンスが無茶苦茶
下がっていますので、起動用電源のトランスの容量では足りない位の
電流が流れてずっこけている模様。

こんなIC持ってたっけ? ラッキー、持っていました。
IC-780を修理した時に、余分に購入していました。

「でかした、自分!」

こうやって使うか使わないか分からない部品を複数個買うから
どんどん増えてしまうのです....
でもそれが役に立つときがあるから困った物です。

ICを交換して、測定器を複数引っ掛けて、またまた遠方から
爆発を警戒しながら、ちょんとAC100Vを供給して見ると
リレーの音がして、出力にDC14.6V出てきました。
ちょっと高めですが、無負荷ですのでまあこんな物でしょう。

IC-760に戻して、送受信不能の調査に入ります。
今週はここまでです。



DX-70S エンコーダ- その2

2018-08-12 | Weblog
先週から始めた、エンコーダーの不具合の対処ですが
やっと納得の行くプログラムが出来上がりましたので
実際に実装するICに書き込んでみました。

DX-70Gと思っていたのですが、全バンド10WタイプのDX-70Sでした。



先週の画像の試験装置ですが、さすがにこの状態では実装できませんので。



これが実装するIC。プログラムを書き込みました。
どうやって半田付けするのか?



こうなりました。
既設のICの上にICが乗っていますが、多分分からないと思います。
両面テープやボンドでは無く、ちゃんと振動に耐えられるように
半田付けされています。




電源 ON!

動作バッチリ。

電源OFF。再び電源ON。よしよし、電源OFF/ON後の空回りも
解消して、使い心地はまともに動作していた頃のDX-70Sと
変わりありません。

以前から考えていた改造がやっと出来上がりました。

よく考えてみると、このエンコーダーの機能の名称は
「MULTI FUNCTION」
で、バンド切り替えスイッチではないようです。
セットモードで機能の切り替えに使ったり、ゼネカバで周波数の設定をしたり
メモリーチャンネルを設定したりと多機能なようで、これが使えないと困る
重要なエンコーダーのようです。
マイクのUP/DOWNスイッチで代用できるようですが、マイクと本体との
行ったり来たりの操作では、やはり使い勝手が悪いですから。

この手の小型の機種の 「1ボタン多機能」 は覚え切れず、昔ながらの
「1ボタン1機能」 の機種で免許を頂いておりますので、棚の飾り状態でした。
久しぶりに引っ張り出して来て、動くかな?なんてやると今回のような
交換部品がありませんなんて頭を悩ませる事態になるんです。

もう一台、DX-70Gがありますので、同じように改造出来るかやってみましょう。
DX-70G、DX-70H、DX-70SではHFと50MHzのパワーが違う位の認識しかありませんが
まさか、ごっそり回路が違うなんてこと無いでしょうね.....

さっそくDX-70Gも分解してみましょうか。




DX-70S エンコーダ-

2018-08-05 | Weblog
DX-70G DX-70S の修理 いや、 改造 かな? です。

アルインコのDX-70G DX-70S を久しぶりに出してきて、動作チェックを始めました。
バンド切り替えをしようとしましたが、この機種で良く発生する

「エンコーダーが言う事を聞かない症状」

が発生。

今14MHzだからエンコーダーを時計方向に1クリック分回すと18MHzになるはずが
逆に10MHzになって見たり、1クリック分しか操作していないのに
3クリック分進んでみたり、まったく動かなかったり.....

この部分は、以前エンコーダーを分解して修理したのですが
しばらく使わないと、もう駄目になっています。

オシロスコープで波形を調べてみると、このエンコーダーは今現在部品屋さんで販売されている物と
出力が違います。

じゃあ、ワンチップマイコンを入れて、今現在入手できるエンコーダーの
出力を変換してやろうかと思ったのですが、エンコーダーが基板に直接
半田付けされているので構造的に無理そう。
パターンカットしてと思ったのですが、パターンが細すぎて、半田付けなんぞ出来ません。

困った...

あーでもない、こーでもないと思案の末、機械的に取り付け出来る方法を
考えつきました。
相手はチップ部品のオンパレードで、パターンが細くゴソゴソやっていたら
パターンがはがれてしまいますので、とりあえずユニバーサル基板で試作して
納得できたら最後に埋め込みます。

一応動作するであろうと言うところまで来ましたので、試作基板から信号を
入れてみました。


動作 OK!でーーーきた。

と、思ったのですが、心配していた事が一つ。
それは、電源OFFした時の話。
DX-70のエンコーダーの信号からすると、ワンチップマイコンで変換した信号は
信号を1でOFFした時と0でOFFした時はいずれも0で立ち上がります。
しかし機械的なエンコーダーは、1でOFFしたらONでも1、0でOFFしたら
ONでも0なのです。

1/2の確率です。ハズレで立ち上がったら1クリック空回りを承知の上で使えば良いのですが
「気に入らん!」
と言う事で、さらに検討中。EEPROMに状態を書き込んでおけば
良いのですが、どう言うタイミングで書き込むかを考えています。

なんで?

それは、EEPROMには書き込みの寿命があるからです。
メーカーの最低保証値は10万回らしいので、そこまで考えなくてもDX-70Gが先に
お亡くなりになるとは思いますが。
バンドを切り替える度に書き込むと、7MHzから28MHzにバンドを変えると
時計回りで6クリックで6回EEPROMに書くことになります。
動作を止めて10秒後に書き込めば1回で済みますが、バンドを変えて
7秒後に電源を切ったら、書き込まれませんので、その辺りをどうするか。
電源OFF時に書き込めば?でも電源OFFで書き込むための電気をチャージしておく為の
回路が必要になるし。
うーん、妥協点はどこ?

まあ、一応1クリック我慢すれば良いという所まで来ましたので
今までの 「どう言う動作をするか分からないエンコーダー」 よりは随分マシになりました。

組み込めば、分解しない限り外観に何も変わりはありませんので
普通のDX-70です。

お盆の間には完成する予定です。